映画『カラーパープル』を観た。

主人公セリーが、若くして父親との子供を
産んだり、嫁いだ先でも暴力を受け続けたりと
立場が重いのでどうかなと思っていたけれど、
後半に行くに従って軽くなり、ハッピーエンド
っぽい終わり方だったから、よかったと思う。

男尊女卑の環境で、セリーは境遇が境遇だから、
自己肯定感が低い。どんな事をされても仕方がない
と、最初から諦めてしまっている。だけど、いつも
自己主張し、生きたいように生きる女性達と
関わる過程で、少しずつ変わっていく。最後の方で
彼女が『I'm here』と歌うけど、すごく共感した。

セリーは自分では気づかなかっただけで、
ずっと素晴らしい存在だった。彼女がいる、ただ
それだけで救われた人がどれ程いただろう。
自分の尊さに、彼女が気づく事が出来てよかった。

同名の小説が基になっているそうだから、
読んでみたい。