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歯車を回しすぎるな

神経症的な傾向にある人っていうのは、すごく平たく言うと、同じことばっかり考えています。うつ病の人のSNSを見てもらえればわかるんですけど、みーんなうつ病を治すためにはこうした方がいいとか、あーしたほうがいいっていうのをずっと考えているんです。誰かのために考えたり発信をするならば、自分への被害はないでしょうけど、自分のために分析を繰り返していると、永遠と自分を省みて、反省し続ける毎日です。

ここでいう歯車っていうのは、作業的な自閉感覚です。例えば作業を始めると、僕たちは集中しちゃいます。勝手にしちゃうんです。なので気づいたら15分ぐらいは過ぎてます。りんごが坂から転がっていくのが止まりにくいようにです。なので一度頭の歯車が回りだすと急には止まれませんよね。切り替えが早い人はいるかもしれませんが、そんな人でも、仕事の後はちょっと早口になったりしてます。

神経症の人たちは、神経症を治すために頭を使いますよね。どうやったら治るんだ!そればかりを考えてしまう。でも何回も僕が記事で書いているように、究極的にこうすれば全てが解決するみたいな都合のいいマインドセットは存在しません。

そしてXでもいいですし、自分の悩みを人に話しすぎる人は気をつけた方がいいです。何度も自分の悩んでいることを言語化し続けると、神経症を治そうと意識し続けちゃいます。歯車が回ってしまうんですね。しかも強迫的な人が多いので、日中考え続けて1日が終わってしまいます。

辛い時に笑えば苦しいように日頃から、言葉遣いを変えてみると世界の見え方が変わったりしますよ。

同じことばかり考えてしまう人におすすめなのは、諦めを覚えることです。僕たちは限られた時間を限られた認知リソースで過ごさなきゃいけないんです。最終的にこうすればいいんだっていう根拠や意味を求めることをやめていきましょう。これぐらいでいいやっていう限度を自分で作ることがおすすめです。

なので、何かの活動に参加してみたり、軽くタスクを書き出して、やろうと思っていたことを制限してみてください。

別に他のことを初めてみてもいいです。とりあえず、これをやりたいなってのを書き出すこと自体が大事なんです。やることを制限しないと身体が動き出せませんから。

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