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大学生は、時間とお金を天秤にかけることはできるのか。

社会人になったら時間が無いから、出来ることやった方がいいよとか...
時間はお金で買えないから、時間が重要だとか…
よく、そう言われる。

でも、お金が無ければ、いくら時間があっても出来ないことがある。

そんな時間とお金の矛盾を感じる日々。どうしたらいいか分からなくなる日々。

大学生最後の春休みが、着々と迫ってきていると感じる秋。
卒業旅行で、やっぱりまた、海外に行きたい...。
そんな思いは募るばかり。

今年の夏のヴェネツィア。この景色が頭から離れない…。
今回のnote、公開するかすごく悩みました。
お金ってすごくセンシティブだし、どう思われるんだろうって…。
だけど、今の私がこの環境下で感じたことを残しておきたいと思い、公開します。

バイトをしようかと思った日

大学の友達と話をしていると、「バイトで忙しい」「お金が無い」という話が多い。
なんとなくそんな話に耳を傾けながら、肯定も否定もすることなく、考えていた。

「バイトした方がいいのかな...」

私は今、バイトをほとんどしていない。
年末の短期バイト募集で溢れかえるこの季節に、少しでもバイトして、お金を稼いだ方がいいのかな...。
旅行の足しにした方がいいのかな...。

バイトって、社会経験にはなる。
だけど、バイトに多くの時間を割く価値ってなんだろうと、思ってしまう。
こう思えるのも、自分が恵まれた環境にいるからだけど…

「バイトしなくていいよ。」と言われた日

春休みに海外旅行をしたいから短期バイトしようかな〜と、親に連絡してみた。
すると、
「バイトに時間取られて資格取れないならしない方がいいと思う。それに、平日に友達と日程合わせての長期旅行は、今行っておいた方がいいよ。」
「周りと比較して気にしていたら後悔するよ。お金も一緒に行ける友達がいることも恵まれた環境だから、良かったじゃん!」

なんて恵まれているんだろう、私は。
援助も理解もしてもらえるなんて…。

でも、だからこそ、苦しくもなった。
私は、親からもらったこの時間を、誰よりも将来に価値のある時間にしなければいけない、と思った。

大学生の今、1人じゃ結局何もできない。
助けてもらいながらだったとしても、これからに有意義な時間にしたい。

いつか、あの「時間」が大事だったと思うのだろうか。

今は大学生で、時間はあって、お金は無い。
だからこそバイトをして、自分が持つ時間をお金に変えようかと思った。

でも、社会人になって、お金はあるけど時間はなくなった時、
「大学生の時、自分の時間を自分のために使えば良かった」と思うのだろうか。

時間とお金の使い方は、難しい。
時間とお金の持てる量は、人生の中で比例しないから。

定年後、ついにお金も時間もある時が来る。
でも、その時には、欲しいものは無くなっている。12時間のフライトに耐えられる体力も無くなっているのだろう。
必要以上の貯金をする意味はあるのか、と本で読んだことを思い出した。

今と、将来への決意

今の私の恵まれた環境をちゃんと活用して、
誰よりも、勉強しよう。
誰よりも、今しか出来ない経験をたくさんしよう。

そこに後ろめたさを感じる必要はないのかもしれない。
自分が持つ全てで自分を高めて、いつか社会に還元できる人になりたい。

そして、いつか、自分の手でたくさん稼げるようになって、
もし子供が出来て、その子が大学生になった時には、
「お金は気にせず、今しか出来ないことに時間をかけて。旅行も遊びも勉強も、好きなこと何でもやった方がいいよ!」

自分が言ってもらえたように、そう言える大人になりたい。

自分がしてもらったこと、ちゃんと覚えておきたい。
いつか同じ立場になった時に、私も同じことができれば、それが「繋いでいく」ということ。

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