ついに、〇〇しい瞬間を捕らえたか

メロスには政治がわからぬ。

もえこには、さみしいがわからぬ。


と、豪語するくらいには、一人の時間を楽しく過ごせてしまう。

1.ねぇ、「さみしい」ってなんだっけ?思い出せないよ

適切に「さみしい」感情を持っていれば、恋愛や結婚のハードルは大いに下がるのだろうけれど、男の「さみしい」ほど関わりたくないものはそうそうなく、そんなものに関わってしまう「さみしい」女にもなりたくない。

「さみしい」男と女の~つまり他人からみたら「面倒くさい」~話は、多少味付けして、酒の肴かTwitterのネタにするに限る。

「さみしい女」になるものか、自分で自分を楽しませるんだ、と、着々とソロ活のレベル上げに励んで〇十年。

(顔だの話題の豊富さだので)ちょっといいかなと思った男性でも、「さみしい」を連発されると、気持ちは氷点下、というか、絶対零度に突入するし、

「結婚しないで一人ってさみしくない?」という同性に出くわすと、

「『さみしい』と感じない私は、アンドロイドだろうか。電気羊の夢は見ていないけど…人として大丈夫か」と、自分がオール有機物なのか、確信が、もてない。


「ねぇ好きってなんだっけ 思い出せないよー」と椎名林檎が歌っていたけれど、「ねぇさみしいってなんだっけ?思い出せないよー」という状態。


あれ、前置きが、本題になってしまった。長いよ。

2.「さみしい」感情がわかったよ!

実家を強制追放されてはじめた、一人暮らし。絶賛ソロ活中だ。

ついに、ついにこの私も「さみしい」感覚を、捕らえたぞ。


実家に数泊なり、彼氏や友達との旅行なり…「自分の部屋以外で誰かと寝泊まりして、一人玄関にたどりついた瞬間。」

一瞬、どうしようもなくさみしくなるんだよね。これがnoteと親和性が高い「エモい」というやつか。

今日のように、実家から、「帰ってきた」という場所は、みんなで何十年も住んでいたあの家ではなく、もう1Kのこの部屋であるという感覚だとか、実家でのお客様扱いとは、すなわち親にとってもう他人なんだなぁと感じたり…ちょっとずつ積み重なる感傷アレコレが、一人の部屋に戻る瞬間にどばっと出てくるのだろう。

友達や恋人だと、丸二日以上楽しい時間を過ごしたから、その落差にさみしくなってしまうだろうし。

あぁ、「さみしい」も、「女々しい」も、ちゃんと、持ち合わせていた。

とはいえ、溜めた洗濯物を洗濯機にかけた瞬間に、「さみしい」「エモい」も一緒に洗い流してしまい、「エモいnoteを書いたるで~」という日常に戻るのだ。


読んでいる人が、「エモく」なる文章を書くって、とても難しいね。

2020年も、もっと文章を書けるようになりたい。

【追記】

◯◯しい瞬間を捕らえてから、さらに楽しめた小説。





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