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そんなに速く走りたいんだっけ?

私はそんなに速く進みたいのだろうか?

そう自分に問えたとき、今まで当たり前に見落としていたものを、ふわっと掬い取れたような気がした。

私は食べるのが遅い。

急いで食べても、一番最後にごちそうさまを言うことがザラにある。

だから人が多かったり、次の時間が決まっているときは、ふんわり相槌をうちながらめちゃくちゃ必死に食べていて。

それでもやっと人並み以下だ。

すべての行動が遅いわけではないのだけど、どちらかというと「がんばって急ぐ」ことの多い日々。

いつからか当たり前に「速い方が正義」と思い込んでいたのかもしれない。

今、いつか形にしたいものをゆっくりゆっくり進めている。もう、おっそいなぁと自分でも思う。

でも、私はそんなに速く進みたいんだっけ?

その答えは、少なくとも今は「NO」らしい。

私はただ自分や心の探求を続けて、いつか自分らしい花を咲かせたいだけ。それはきっとめちゃくちゃ急いで頑張っても、すぐに辿り着けるものではない。

むしろ、辿り着くことが目的でもないのかもしれない。ただその過程を楽しんでいたいんだ。

だから何かに駆られるように、「速く速く」と思ってしまうときは深呼吸して問いかけてみよう。

本当に「速く」走りたいの?

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