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雑記0225:アイドレスの日々


 芝村裕吏という日本を代表するゲームデザイナーのひとりが、17年前からGMとして主催している「電網適応アイドレス」(以下、アイドレス)というゲームがある。
 簡単に説明できないのだけれども、ネット上で行われる大規模PBMのようなもので、プレイヤーは藩国と呼ばれるプレイグループに所属して、さまざまな課題に挑み、国づくりをし、恋愛(ときに結婚)をし、芝村作品のキャラクターと交流し、敵が出たら戦う。うどんも茹でるし、野菜はよける。
 なんでもありである。
 ゆえにプレイヤーの負荷がヤバく、リアルに多大な影響を及ぼすとんでもない、ただし、脳汁がドバァするのでなかなかやめられない沼のようなゲームである。
 数多のプレイヤーの心が折れ、リアルが爆発し、多くのヤガミと結ばれ、プロクリエイターを多数輩出し、長いシーズンオフを挟みつつ、新規プレイヤーがシーズン再開のたびに加わって、なんと足かけ17年続く息の長いキャンペーンである。

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 シーズン5は今月1ヶ月の予定で、ほぼスケジュール通りに進行して、僕も仕事をやりくりしていたのですが……インフルエンザ感染からの副鼻腔炎で、前半は目立った働きができず。
 最終日の昨夜、ようやく藩国代表者としてプレイルームに出て、一応なんとか恥ずかしくないプレイができたと思う。たぶん。
 藩王として恥を晒さなくてよかった……というのともうひとつ、プレイグループの代表として、やはり役割を果たすというのは自身の成長につながるなあとも改めて感じた。なにせ、自国民(自分の藩国所属プレイヤー)の命や、場合によっては他国の存立まで背負うことになる。
 17年使ったPCをロストさせてしまう可能性やら、古参プレイヤーが多数所属する藩国を危機に陥らせてしまう可能性が、普通にある。
 なんてひどいゲームシステムなんだ!

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 もともと、アイドレスが始まった時期に僕はタイミングを逃して参加できず、その後は長いシーズンオフに入っていた。
 だから、僕は芝村さんの担当編集になってからの参加になった。いまだに新人である。
 要するに芝村さんとの仕事の役に立つだろうという下心もあって参加した経緯があるのですが、今日のゲームを終えて、なんかそれ以上にいろんなものを得ているなというようなことを感じた。
 「アイドレスイズリアル」とか「数は力だアイドレス」というアイドレス格言があるのだけど、この格言を前よりは理解できてきたように思う。
 アイドレス、参加してよかったなぁ。友達もたくさんできたし。

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 ともあれ、シーズン5に参加された百数十人(のべだともう少し多いかも)のプレイヤーの皆さん、お疲れ様でした。
 また次のゲームも一緒に楽しみたいですね。
 そして、アイドレスで得たものを、現実世界で生かしていければと思う次第です。

 なんか、ほとんどの人がわけわからない文章になっちゃった……。
 芝村さんGMのゲームに興味のある人は、お気軽お声かけくださいね。
 わが国も新規プレイヤーいつでも募集しております。

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