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雨と夜と名古屋駅

久しぶりに夜、名古屋駅を歩いた。

1年ぐらい前はよく名古屋駅終電で帰ってたものだ。
最近はそんな時間に名古屋駅を歩くことはほとんどなくなった。
今夜はとてつもなくいろんな感情が湧き上がってきた。

私が今の相棒と出会い、付き合ったのが名古屋駅の桜通口。それからバイバイするのはいつも桜通口だった。
バイバイするのは寂しいこと、さらにバイバイした先に待ってるのは毎日仕事仕事の日々。仕事で疲れ切っていた私にとってそのバイバイほど辛いことはなかった。

仕事で休職になったのもそのバイバイの後。
その時の生々しいしんどい記憶や、名古屋に来るたびに泣いてしまった私の隣でただ一緒にいてくれた相棒。ずっと電車の中では申し訳ない気持ちとしんどくてどうしようもない気持ちでずっと涙が出てた記憶が今でもパッとよみがえってくる。
あの時しんどかったな〜。

今日そんなことを考えながら歩いていたのだが、その記憶すらも美化されていることに気づいた。
すごくしんどかったし、辛かったけどその記憶すら懐かしいって感じるようになっていた。
なんだろうね、この感情。

今現在も普通に復職したものの、精神状態は全然安定せず、しんどいし辛いし仕事行けなくなる時もある。そんな今の苦しい現状すら未来で振り返ると懐かしいなとかあのしんどかったなぁって美化されるのだろうか。
ちょっとした希望になった。

もう桜通口で思い出を作ることは無くなったけど、
改札越しにずっと手を振って見守ってくれてる姿は一生忘れないんだろうな。
ほんとに壊れてた自分の隣にいてくれた相棒には感謝しかないことを改めて感じた。

今日の些細な気づきが少しでも明日を生きる糧になってることを祈って今日の気づきを残します。
また明日も頑張っていきましょう。

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