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【26歳】子宮筋腫核手術をする決断に至るまで

多くの女性を悩ませている、女性特有の病気”子宮筋腫”。

何気なく行った婦人科で子宮筋腫と診断されたものの、経過観察もしくは治療するなら手術ですねと、両極端なことを告げられ、ほっておくのも不安だし、かと言って手術する踏ん切りも中々付かない…。
と悩んでいる女性は多いのではと思います。

私は24歳で結婚して5ヶ月目のときに、約12センチの巨大子宮筋腫が見つかり、1年半後に子宮は温存で筋腫のみ取り除く、”子宮筋腫核手術”を受けました。

12センチの子宮筋腫が見つかった当時は、向き合いたくなくて、過多月経と生理痛、頻尿さえ我慢すれば、
・今まで通り生活していけるのかな…
・良性の腫瘍だしとりあえず大丈夫かな…
・子ども生みたいときにまた考えよう…
・仕事もあるし…
と自分に言い聞かせながら、Twitterやブログ等で、子宮筋腫を患っている方の体験記を読み漁っていました。

ところが、子宮筋腫は、最近では20代で発症する人も居るものの、
体験記の多くは40代~50代の女性が圧倒的に多く、自分と年齢の近い人の体験記や考えについて知れなかったため、手術を終えた今、記録に残し誰かの役に立てばいいなと思い書いてみます。

①巨大子宮筋腫発見からの1年

24歳の夏、生理以外の日に変な下腹部痛が続き、勇気を出して婦人科クリニックへ出向きました。

そしたら、エコーで全体を確認できない程の大きさの子宮筋腫があると言われ紹介状を書くので、大きい病院に行ってMRI検査をしてくださいとの診断。

10年ぶりぐらいに行った婦人科で、紹介状⁉︎となってとても動揺しました。

総合病院で、MRI検査をしてもらい、直径12センチの巨大子宮筋腫があることが分かりました。
前述した通り、経過観察か治療するなら手術かの2択だったため、一旦現状維持で様子を見ることにしました。

②1年後のMRI検査で悪性疑い

発見から1年後に経過観察で、MRI検査をしたところ筋腫の大きさに変化が無かったものの、筋腫から出血が見受けられ悪性肉腫の可能性が無くもないとの診断。驚愕。

肉腫だと余命〇年の話になるし、血液検査では問題なかったので、おそらく普通の筋腫だと思いますとの説明がありました。
おそらくですか?と医師に聞くと実際の筋腫の細胞を見てみないと正確なことは分かりません、今後、仮に妊娠出産の希望が無いのであれば、子宮全摘するのが一番です。

ここまで言われてしまったので、筋腫と向き合い何とかしていかねばと、やっと向き合う決心ができました。

手術後の診断で悪性ではなかったようです。
(ほっとしました)

③夫との話し合い

子宮筋腫が発覚してからこの1年、
まだ新婚で、夫も私も将来子どもが欲しく、悪性の疑いが無くもないとの診断の後、子どもを授かるのに必要な子宮に問題を抱えてしまって夫に申し訳ないなという思いが芽生えました。

ブライダルチェックを受けておくべきだったかな、12センチの筋腫であれば、きっと高校生くらいから育っていたのかも、定期的に婦人科に掛かっておくべきだったなとか、今考えてもどうにもならないことで、気分が落ちて不安になっていました。

夫は、まだ見ぬ子どもより私の健康が一番と言ってくれたので、何とか気持ちを前向きに保つことが出来たのが幸いです。

④手術への決断

悪性肉腫疑いから約1ヶ月半後、手術のメリット・デメリットを天秤にかけ、ついに手術をすることに決心しました。

メリット①
妊娠出産を希望するのであれば、巨大子宮筋腫は不妊・流産のリスクとなるので、取り除く方が安心して妊活に臨める。

メリット②
過多月経、頻尿、生理痛が楽になる。

デメリット①
20代で核摘出しても女性ホルモンのエストロゲンに晒される期間が閉経まであと20年以上もあり、再発のリスクが高い。

デメリット②
出産時に子宮破裂のリスクがあるので帝王切開での出産が望ましいこと。
(出産経験がないので帝王切開が良いか悪いかはわからないです。)

上記のことから、筋腫取ったあと再発しないうちに妊娠できるのがベストで、
手術と妊娠はセットで考えた方が良いとのことでした。

子どもは30代になってから授かれば良いかなとぼんやり考えていましたが、手術1年後に授かれるようにと妊活することも合わせて決めました。

手術を受けることを決めてから薬で筋腫を小さくし、“腹腔鏡下子宮筋腫核手術”を受けました。

⑤最後に(参考になった本)

最後に、下記本は、子宮筋腫について知るためにオススメです。筋腫の種類や治療法などについて詳しく載っています。

つらつらと、子宮筋腫発見から手術するにあたっての決断まで、一個人としての体験談を書いてみました。

備忘録ではありますが、
子宮筋腫で悩んでいる同世代の人たちの何か参考になればうれしいです。

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