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青の帰り道

私が、ずっと観たかった作品。

横浜流星くんの作品で調べていたら、でてきたもので。

Amazonプライムになかったのと、あらすじを読んでとても惹かれたから、久しぶりにBlu-ray買った。

そして、1か月くらい放置していた。

やっと今日、観ました。


これは、高校を卒業した仲よし7人が、別々の場所でそれぞれの人生を歩んでいく姿を描いていて、その中での悩みや葛藤、友だちとのぶつかり合いとかがリアルな作品で。

今の私にすごく響くんだなあ、これ。


高校を卒業して、音楽をするために東京に出る子、地元を離れたくて東京に出た子、受かったからなんとなく大学に行ってみる子、やりたいことがわからなくて地元で働く子、浪人して勉強を続けている子、結婚して子どもができた子たち。

卒業してすぐは、お互い新しい生活、新しい人生を歩むことにわくわくしていたけど、東京で頑張る子たちに対して、地元でいわゆる”ふつう”の暮らしをしている自分たちは何も進んでいないような気持になっていて。

だけど東京に出た子たちも、自分たちのやりたいことができていなくて。

それから、お互いがお互いに当たることも増える。


お酒におぼれる子がいれば、詐欺をする子がいて。

結婚詐欺師に引っ掛かる子や、上司にこき使われる生活を送る子がいて。

どこで何をしたらいいかわからなくなった1人が死んで。

そこには、高校生の時のあの楽しかった時間はもうなくて。


「もしも、もっと上手に生きられたら」

主人公のカナが言っていた言葉。

この言葉の通り、みんながもっと上手に生きられていたら、お酒におぼれることはなかっただろうし、詐欺なんかに手を染めることはなかっただろうな。死ぬことだって。

みんながみんな、ちょっとずつ下手だった。

生きるのが少し下手だった。

20代前半で生きることの難しさにぶち当たって、でも自分の力でどうしたらいいかわからなかった。


なんだろう、この作品は私と重なる部分もあるなあって。

今、何をして生きたらいいかわからない、けどふつうの生活は送りたくないっていう気持ちだったり、もう戻れない楽しかった学生時代に思いをはせたり。

「葛藤」っていうのは、常にしていて。

このままただアルバイトを続ける生活でいいのか、でもどうしたらいいかもわからない。


うーん、ちょっとね、この作品から感じることがたくさんなのと、私の文章力がないのとが合わさって、脈絡のない話が続いてしまう。

作品と自分を重ね合わせたところで、何も進まないのはわかっているけど、重なったところで一休みするくらいはいいかな。


少し、役者さんの話を。

主人公役の真野恵里菜さんは、私の大好きなSPECというドラマで、ゲストとして出演されていたんですよ!

悟ります☆ってしてたのに、この映画ではにんじんの被り物してるわあ…。

お酒におぼれている姿とかが妙にリアルで、ああいう若者おるよな、ってなっています。


横浜流星くんは、かっこいいなあ(私情)。

この役、オーディションを受けたらしい。

友だちとぶつかり合うところの演技、とても見入りました。


森永悠希くんも横浜流星くんも、同い年なんだよなあ、私。

映画では、彼らは周りに置いていかれているような気持になっていたけど、現実では私が彼らにおいていかれているような気持になっているよ…。


戸塚純貴さんは、スカッとジャパンのちょっとうざめの役のイメージしかない(笑)

だけど、いいパパやってたなあ。


清水くるみさんは、かわいい。

私の大好きな作品で「orange」っていう映画があるんだけど、それにも出られていて。

清純な感じだけど、熱心な姿がかっこいいなって。


秋月三佳さんは、CMでよくお見掛けするイメージ。

笑顔がすてきだなあ、って思います。


最後に。

青の帰り道についていたパンフレットに、原案者岡本麻里さん(元ものまねタレントさん)の言葉が載っているんですけど。

「人気のある役者さんに出演していただくことにより、たくさんの方々に届くからです。誰か1人でも多くの人が”生きる道はひとつじゃない”と。生きることへの背中をおせたら…何より嬉しいです。」

この作品に出会えたのは、本当に偶然なんだけど、出会えてよかったなって思っています。


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