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令和6年能登半島地震からペットのためにできること

2024年(令和6年)1月1日16時10分に、日本の石川県能登半島を震央として発生した最大震度7を記録した地震。

現在も多くの人が避難生活を余儀なくされています。

被災された方々には心からお見舞い申し上げるとともに
復興に尽力されている皆様には安全に留意されご活躍されることをお祈りいたします。

今回は改めてペットのためにできる防災対策についてまとめさせていただこうと思います。

なぜ防災対策が必要なのか

MOFFMEでは、日々数多くの飼い主様からペット保険についてのご相談があり、私自身も犬2匹と猫1匹の飼い主でもあります。

令和6年能登半島地震動物対策本部が設立したのは、地震発生から1週間後の1月8日でした。

上記のように、ペットについての対策本部が設立されるまでに、約1週間ほどかかるといわれています。

災害時はいくらペットが家族であると言っても、どうしても人命が優先されます。
そのため、大切なペットを守るのには飼い主さんの事前の準備や対策が必須なのです。

しかしながら、防災対策の準備しておこうと思っていても、色々なストックをしなくてはいけなかったり、賃貸に住んでいる私にとって、場所も取るし面倒だなと思う気持ちが強く、なかなか重い腰が上がらなかった事でしたが、
私が住んでいる地域で、去年の3月ごろ避難などは必要ないレベルではありましたが、比較的大きめの地震が起こり、やはりちゃんと準備をしなくては、と重い腰をついに上げて準備をしました。
ぜひみなさまの参考にしていただけましたら幸いです。

ペット保険の専門家が準備したペットのための防災グッズ


我が家のペット用の防災グッズはこのバッグにひとまとめにしています

なるべくすぐ持ち出せるような鞄にひとまとめにしておく事が重要です。
災害発生時は、ペットも怯えてソファーの下などに隠れてしまう事があります。
津波の心配がある地域にお住みの方は特に、なるべく安全な場所への避難が必要になるため、発生後にペットをゲージに入れたり、リードをつけて、さらに家の中から必要なものを探してまとめて、としている時間はリスクが伴います。
発生後にバタバタと準備をする事がないように1つにまとめたり、入りきらない分も1箇所にまとめておくと安心です。
上記の念頭に、実際に私が準備しているものをご紹介しますね。

・すぐに持ち出せる鞄
・ペットのワクチン接種証明書のコピー
・ペットの写真(飼い主と一緒に写っているものが望ましい)
・持病などがある場合は服用が必要な薬の情報
・服用が必要なお薬(普段から多めにストックしておくと安心)
・ペットシーツ
・猫砂
・猫砂用の折りたたみトイレ
・最低1週間分のフード
・おむつ
・フードやお水を入れるお皿
・ウェットフード
・ペットが好きなおやつ
・一人でも遊べる用の無音おもちゃ
・応急処置用のグッズ
・シャンプータオル

人間用と一緒にストックしておくもの

・水(最低1週間分)
・ウェットティッシュ
・筆記用具

以前MOFFMEのインスタライブで防災に関して実施した際に、
フォロワーさんの中には、水ペットボトルを15ケースストックしているという方もいました。
賃貸でスペースがないという方にはなかなか難しいストック量かと思いますが、最低でも1週間分はストックしておくようにしましょう。
自家用車をお持ちの方は、車の中にストックしておくのもよいかもしれません。

我が家も自分の自家用車にペット用のバギーを積んであり、
自家用車を使わずに移動が必要になった際などに3匹一緒に、
余震などでパニックになって逃げてしまわないように、
瓦礫などでペットが足を怪我してしまわないように、カートに入れて
私一人でも3匹を一気に、身軽に移動できるようにと考えています。

その他にペットのためにできる事

ペットのために備えるものについてお話ししてきましたが、
他にも地域にペット同伴で避難できる避難施設があるかの確認や、
地域の避難訓練などに参加する事もおすすめです。

私の住んでいる地域では、宿泊での避難訓練体験があり、
ペットと一緒に参加できるか市に電話して確認したところ、
ペットが外でも良いなら同伴での参加も可能ですし、
今までそういったケースを考えていなかったのでぜひ参加してみて欲しい。
というお返事をいただいた事もありました。(結局他の予定が入ってしまい参加はできませんでした。)

また、ご近所にペットを飼っている方がいる場合は、
そういった方と情報交換をしておくのもおすすめです。

私は現在在宅で働いているため、基本ペットと一緒に過ごしており、
ペットをお留守番させて遠くまで外出することはありませんが、
現在お仕事などでペットをお留守番させて通勤している方は、
勤務時間中に被災をした場合、すぐに自宅に戻れない可能性があります。
(道路状況が悪くなり、車やバス、電車での帰宅がすぐには難しくなる可能性があります。)
そういった際に近所にペットを飼っている方がいれば、
飼い主さんが自宅にいなかった場合、お互いにペットの状況を確認し合えるような仕組みづくりが可能です。

もし近所にそういった方がいない場合には、玄関など人が見つけやすい部分に、ペットの情報を書いたものを置いておくのもよい方法かもしれません。

MOFFMEの令和6年能登半島地震に対しての取り組み

MOFFMEでは、微力ではございますが、日本レスキュー協会に支援金として500,000円を2024年1月15日に寄付いたしました。

災害が起きる前からできることはもちろんのこと、災害後の支援として少しでも犬・猫をはじめとするペットが守られるように、飼い主様の支援に繋がることを願っています。

日本レスキュー協会とは

日本レスキュー協会は、災害救助犬(レスキュードッグ)の育成・派遣を中心に世界規模で活動するNGO団体(NGO:Non-Governmental Organization)です。
国際救助機関として、災害時には国内外問わず、広く活動しています。
また、災害救助活動のほか、セラピードッグの育成・派遣や捨て犬・捨て猫の保護など動物福祉・愛護活動も行っており、認定NPO法人(NPO:Not-for profit Organization)として兵庫県からの認定を受けております。

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過去にnoteやInstagramでも防災についてまとめていますので、
こちらもぜひご参考にしていただけましたら幸いです。

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