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巨獣舞い、巨星墜つ | mofiニュース

話題の予告編が数々登場した一週間。公開された『ファンタスティック・ビースト』をはじめ、さまざまな「モンスター」たちが本領を発揮。一方、訃報も相次ぐ。(掲載:mofi 第228号 2018/11/19)

【興収:11月第3週】「ハリポタ」スピンオフ2作目が1位取得 週末で$62M

批評家受けは決してよくないが、一大フランチャイズの続編『ファンタスティック・ビースト:黒い魔法使いの誕生』が全米首位を獲得。海外ではすでに$191Mを稼いでおり、世界興行で成功している。その他の初登場作品では、ファミリー・コメディ『Instant Family』が$14.7M、そしてスティーブ・マックイーン監督最新作『Widows』が$12.5Mと苦戦。(O)


【劇場予告】今週発表された話題作のトレーラー紹介 計8本立て

『名探偵ピカチュー』はもちろん、ディズニー新作『トイ・ストーリー4』に実写版『ダンボ』、アカデミー賞常連のアスガル・ファルハーディー監督作『Everybody Knows』など、大作アート系作品までVerge紙が取り揃えた。(O)


【配信】アップル、アートハウス系作品の製作元A24と長編契約を締結

『ムーンライト』で一昨年のオスカー作品賞を掠め取り、そのほかも『エクス・マキナ』『ルーム』『The Lobster』『レディ・バード』などで勢いある製作会社、A24。複数年の契約で、アップルのコンテンツ・ビジネス進出への強力な助っ人となることは確実。(O)


【配信】アマゾン、低予算ヒット作の製作元Blumhouseと8作品の長編契約締結

B級ホラーの量産工場から『ゲット・アウト』でオスカー・レースに名乗りを上げるまでになったプロダクション、Blumhouse。同社がアマゾンのストリーミング・サービスに向けて8本の長編劇場作品を提供することに。ジャンルはすべてスリラーおよびホラーとのこと。(O)


【ビジネス】アマゾン本社、ニューヨークとバージニア州に本社機能移転が確定

ニューヨーク州はクィーンズ。バージニア州はアーリントンがホームタウンに確定した。各都市約25,000人規模の雇用が生まれるらしい。経済効果の大きさが話題になっていたが、同時に都市機能の過密化も問題視されている。(O)


【訃報】マーベル・コミックス生みの親のひとり、スタン・リー死去 享年95歳

スタン・リーが現代のポップカルチャーに与えた影響は計り知れない。「ハルク」「X-メン」「ファンタスティック・フォー」などの有名作品で数々のキャラクターを生み出した。スタン・リーについては、当時の共同執筆アーティストやライターへの利益還元の少なさに対する指摘や、近年では親族が財産目当てで法的な手段に出ていたりと、不穏な動きも目立ったため心配も残る。(O)


【訃報】『明日に向かって撃て』脚本家 ウィリアム・ゴールドマン死去 享年87歳

ハリウッドについて語った著作で記した名句「nobody knows anything」でも知られる名脚本家であり作家のウィリアム・ゴールドマンが死去。『大統領の陰謀』などの社会派作品でも熟練の技を証明し、ジャーナリストとしても活躍した。(O)

編纂小原康平 / 初出:2018/11/19 第228号
有料メールマガジン「Ministry of Film - ゼロからのスタジオシステム」より

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