mofi|ハリウッドを読み解くマガジン

【2024年04月:密かにリニューアル】2013年創刊、日米の最前線で「中の人」として…

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【2024年04月:密かにリニューアル】2013年創刊、日米の最前線で「中の人」として活動する若手プロデューサー3名による、現場目線からハリウッドそしてメディアの未来を読み解くための週刊マガジン。映画レビューから業界の内情まで、縦横無尽に語ります。パンデミックを経て再開!

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    映像全般の新しいニュースを順次ピックアップしていくスポットです。過去に取り上げた記事も、適宜とりまとめていきます。

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    mofiの週刊マガジンに掲載し、小原および三谷個人のページで無料展開しているコラムをまとめたマガジンです。その週のコラム紹介や、ニュースに関するこぼれ話的な内容も載せています。

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    ハリウッド映画を中心に、新旧の映画の構造や効果を「答え合わせ」します。

  • ハリウッド流・仕事の教科書|mofiムック

    ハリウッドの「中の人」のはじめの一歩であるアシスタントの仕事には、映画業界で生き抜くためのすべてが凝縮されている…その全貌とは? メールマガジン『Ministry of Film ゼロからのスタジオシステム』の人気連載が note に登場。

  • 米アカデミー賞の基本と潮流。特集コラム・5本セット

    2015年の第87回米アカデミー賞以来、MOFiで取り上げてきたオスカー概説コラムをまとめたマガジンです。アカデミー賞はどうやって受賞作品を決めているのか? アカデミー協会の入り方は? いずれも素朴な疑問に答えるだけでなく、各年ごとのノミネート傾向と課題を解説しています。

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【4/1更新】 mofi へようこそ!

【初めていらっしゃった方はこちらをお読みください】 みなさん、初めまして! ハリウッドを読み解く週刊マガジン・mofi の共同執筆をしております、三谷匠衡(みたに かねひら)と申します。 mofi と書いて「もふぃ」とお読みください。こちらのタイトルは、もしも「映画省」という架空の国の機関があったら…という発想で、その英語名にあたる "ministry of film"、略して mofi と名づけています。 ハリウッドや映画づくりに関するあらゆる情報を、1ミリでも映画

    • 米アカデミー賞、条件変更で困るのは誰? | 今日の映画ニュース

      アメリカ映画界で最高の栄誉とされる「米アカデミー賞」の選考条件が2024年から変更される。運営団体である「映画芸術科学アカデミー」 が22日、発表した。 日本映画も『ゴジラ-1.0』(視覚効果賞)と『君たちはどう生きるか』(長編アニメーション賞)で栄冠に輝いた賞だし、内容が気になる。 結論を言うと、ポイントはシンプル。そもそも選考に含まれるための条件が厳しくなり、コロナ禍の特別措置も排除された。これはちょっと辛い話。 一方、アメリカ国外で作られるアニメーション長編作品が

      • 歴史的高コスパ映画のリブートに、オリジナル・キャストが声明|今日の映画ニュース

        投資に対するリターンが低いと言われる実写映画の世界。そんななか、史上最高のROIを記録した映画をご存知だろうか。 1999年に公開された『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』というホラー映画は、インディペンデント映画として口コミが話題を呼び、デジタル時代の斬新な表現と巧みなマーケティング戦略もあいまって、全世界興収$240Mを記録。製作費はわずか$60,000ということもあり、単純に割り算すれば4000倍の売上を記録したことにある。その約10年後に『パラノーマル・アクティビティ

        • 巨匠監督の最新作の行方と現代ハリウッド病 | 今日の映画ニュース/コラム

          ショービジネスに花咲くハリウッドはいま、持病が悪化している。脚本家組合と俳優組合のダブル・ストライキを経てもなお、ビジネスマンとクリエイターのあいだの溝が埋まらないのだ。そんな病からあらわれる症状が、このところ、ある巨匠監督にまつわる報道からよく見えてきている。 『ゴッドファーザー』『地獄の黙示録』で知られるハリウッド映画界の巨匠、フランシス・F・コッポラ。かの大監督の周囲がいま、騒がしい。 渾身の最新作『メガロポリス』 渦中の話題は、続報が待たれる彼の最新作『メガロポ

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          クエンティン・タランティーノ監督引退作、白紙に戻る|今日の映画ニュース

          90年代に彗星のごとく現れ、インディペンデント映画から大規模スタジオ映画まで映画シーンを引っ張ってきた名監督、クエンティン・タランティーノの引退作と目されている10本目の映画の企画開発が、振り出しに戻った。 "The Movie Critic" と題された企画が開発され、ブラッド・ピットの関与も話題になっていたが、脚本執筆中に本人の気が変わって、いったん白紙になった模様。もともと2023年3月に企画開発が明かされ、2024年8月に1日だけ撮影をし、本格的な撮影は2025年に

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          社会派映画製作会社、20年の歴史に幕|今日の映画ニュース

          21世紀の社会派映画の雄とも言える製作会社 Participant が、20年の歴史幕を閉じる。 2004年に設立されて以降、『不都合な真実』(2006)や『ザ・コーブ』(2009)、『ヘルプ 〜心がつなぐストーリー〜』(2011)、もっとも最近では『スポットライト 世紀のスクープ』(2015)、『ワンダー 君は太陽』(2017)、『グリーン・ブック』(2018)『ROMA/ローマ』(2018)など、クオリティの高いストーリーテリングを誇る社会派映画を数多く手掛け、21もの

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          花ざかりの日本IPたち | 今週の映画ニュース

          2024年4月、第2週目。春来たるアメリカ西海岸から、目ぼしい映画ニュースをまとめてお届け。みなさん、お久しぶりです。(小原より) 【北米興収:4月2週】ゴジラ2冠、追随のインディ2作は明暗分かれる『ゴジラ x コング:新たなる帝国』が2週連続首位をキープ。AppleTV+で配信中のゴジラの怪獣ドラマ『モナーク:レガシー・オブ・モンスターズ』もシーズン2に青信号が灯ったと報じられたばかりなので、今後も日本原産の怪獣ユニバースは広がる見込み。 次に目立つのは初登場の2作で、

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          ハリウッドがコミコンをスルーしている

          ある意味で現代ハリウッドの象徴的な行動パターンをあらわしているので、ほぼ3ヶ月にわたる更新ブランクへの言及は華麗にスルーしつつ、簡潔に以下を。(ブランクについては別途、触れます。別途。) ワーナー、ユニバーサル、ライオンズゲート。ギーク文化の祭典として名高いサンディエゴ・コミコン(SDCC)に、今年は「出展しない」ことを発表したスタジオたちがいます。 上記リンクは、その「不参加」ラインナップに、大手ソニーもまた加わった、という話。この7月開催のイベントについての情報を、D

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          ハリウッド最高峰の豪華女優陣の火花が散る傑作ドラマ『ビッグ・リトル・ライズ』シーズン2 予告編がアツい

          これは、見逃せない。 ニコール・キッドマン、リース・ウィザースプーン、ローラ・ダーン、シェイリーン・ウッドリー、ゾーイ・クラヴィッツなど、トップクラスの俳優陣を揃えるエミー賞受賞のHBOミニシリーズの『ビッグ・リトル・ライズ』シーズン2の予告編がついに公開。 今回の目玉はなんといってもメリル・ストリープ様のご出演。シーズン1で起きた「事件」の真相を迫る強力な役回りの予感。シーズン1はアマゾン・プライムで視聴可能なので、いまのうちから予習しておきたい傑作。(三谷)

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          「オーバーオール」と「ファーストルック」

          スタジオとタレントのあいだの同盟関係。その現状について解説した以前のコラムを踏まえて、少し具体的な話を。(掲載:第242号 2019/03/25) ハリウッドのスタジオは、「有用なタレント」と見なしたアーティストとは「企画開発契約」を結んで囲い込みを試みる。その方法には、大きくわけて2種類の枠組みがある。 ひとつは双方の関係が独占的な包括契約で、「オーバーオール契約」と呼ばれる。もうひとつは関係性が非独占・部分的な契約で、これは「ファーストルック契約」という。 両契約形

          「オーバーオール」と「ファーストルック」

          【お知らせ】 mofiが大幅にパワーアップ!

          noteをご覧のみなさん、こんにちは。 2013年の創刊から5年強、noteに本格的に展開してからは丸一年、そして新しい元号が発表され、いよいよ平成も総まとめというタイミングで、ふたつ大きなお知らせをさせていただきます。 1. mofi 執筆陣に橋本英明氏を迎え、戦力大幅アップ! 2. mofi 有料マガジン廃止、無料で圧倒的に読みやすく! 1. mofi 執筆陣に橋本英明氏を迎え、戦力大幅アップ!野球でもサッカーでも、シーズンオフに戦力を強化したりしますよね。mofi

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          スーパーヒロイン、躍進。 | 今週の映画ニュース

          【興収:3月第3週】『キャプテン・マーベル』アメリカ国内$200M突破で首位3月公開作品では『美女と野獣』に次ぐ成功規模を記録している。2位はパラマウント配給のアニメーション映画『Wonder Park(原題)』で、次いで3位にはCBS Filmsとライオンズゲート製作の『Five Feet Apart』と続く。前者の批評家受けはすこぶる悪いが、スター俳優たちが勢ぞろいする豪華作。後者はターゲット層には受けの良いロマンティック・コメディ作品として成功している。(O) 【社会

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          ハリウッド会計とその代償

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          興行に春来たる | 今週の映画ニュース

          日本でも今週公開のスーパーヒーロー大作が、女性主人公の活躍で大好調。映画(というより映画賞)のあり方にも疑問が投げかけられた一週間。(掲載:第240号 2019/03/11) 【興収:3月第2週】『キャプテン・マーベル』$153Mの大ヒットスタートで首位獲得2019年の停滞気味の興行に春一番が吹いている。海外でも$300Mを超えるスタートをきった『キャプテン・マーベル』は、マーベルシリーズでは初となる女性主人公の物語で時代精神にも合っており、強い興行を進めている。マーベル・

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          スタジオシステム入門。ファクツ・オン・パクツ

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          ドラゴン、天使よりも高く | 今週の映画ニュース

          「今週」といっても、時間差での更新になったので「おさらい」の感覚で。(掲載:第239号 2019/03/04) 【興収:3月第1週】『ヒックとドラゴン3』が全世界$375Mで飛翔 マデア最終作は2位で$27M『ヒック』は2週目にして国内$30Mの好成績。累計$97Mにくわえ、中国を含む諸外国で好調を記録している。2位はタイラー・ペリー主演・監督フランチャイズにしてシリーズ最終作、11本目の『マデア』タイトル。そのほかの初登場作品に比べればすこぶる良い出来の作品だ。オスカー受

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