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【ゆかいなサム】[短編]#2


照明や電化製品を増やしに増やした国王の城の電気がなくなってしまいました。

『おいおい!どうなってるんだニ!
明かりをつけるだニ!』


『国王様!この国の蓄電量が底をついてしまったみたいです』

この国の法律を定めるパーム大陸の政府
パルミンとオレインが国王の元へ訪れます

『アオムー国王お久しぶりです。
半年ほど前にもお伝えしましたがこの大陸に属している以上これ以上電気を供給することはできません』

『明かりがつかないんだニ!
どうにか電気を分けてもらえないだニか!』

『申し訳ありませんが今年分の電気は
バッテリーに充電してお渡ししたはずです
後先考えず電気を使った、あなたに責任がありますのでどうするのかは考えてみてください』


アオムーは腰を抜かして何も言い返せません。

『次は一年半後にバッテリーをお渡しするようになりますので今回だけ半年分 先にお渡ししておきます』

そう言うとパルミンとオレインは国を出ていきました。


電気が使えないと大慌ての
アオムーは国の技術者を3人集めます

『法律に引っかからない発電機を作るだニ!できたら報酬はたんまりやるだニ!』

技術者達は残りの半年分のバッテリーが尽きるまでを期限に作業に取りかかります


1人目の技術者[ナスナス]は野菜を使い
2人目の技術者[ノール]はアルコールを使い

しかし3人目の技術者[サム]は外を見つめてのんびりしています。

『ドクターサム!発電システムを作らなくてもいいのですか?』

『いいんよ〜』

視察に来た兵士を笑って、帰らせます

3ヶ月が経ち技術者が王国に集められます

『とりあえずの成果を見せるだニ』



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