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ホンモノかニセモノか 〜私たちのカフェができるまで〜


バタースポンジと苺ジャムと生クリーム。

そう、はさんだらヴィクトリアケーキです。

お店のメニューにするなら、
テイクアウトにするなら、
そういうことを考えず
家で食べるだけなら楽だけど
そういうことを考え悩むのは楽じゃない。

楽じゃないから楽しいんだ。

なんちゃって。

私は作るのが好きだけど
料理もお菓子も手芸も
全部中途半端な自己流の

「なんちゃって」

ホンモノじゃない、
それがずっとネックでした。
お店をするなら
資格をとって、
どっかでしっかり修業して、
そうじゃないとダメなんじゃないか、
という思い
一方で
自分で食べるものは自分の好きでいいやん、
という思い
天秤に掛けたら
お店をやらない方が軽くて楽でした。

楽なんだけど。

重い方にはいろんなことが詰まってそうで
お店をやったらきっと楽しいんだろうな、と。

その昔、OL(死語?)を辞めて
基本をきっちり習おうと
1年間通った製菓学校で
卒業前に先生がおっしゃったのは
「この学校で習ったことは忘れて下さい。
(就職した)そのお店のやり方を
 覚えて下さい。」

私は結局まともに就職しなかったので
忘れちゃったら何にもないけど
資格だけは取れました。

でも自分がこんななんで
「資格」をあんまり信用してません。
それより「独学で」と言う人に
ものすごく魅かれます。
だから「なんちゃって道」も
極めれば立派な道になると信じて
自分の道を歩いていこうと思うのです。

なんちゃって。


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