ノートタイトル

友人が亡くなって、数週間経とうとしている。


訃報を知って、段々と日常が困難になり、仕事を休んだ。

1日目、泣き続けていたら吐いてしまった。

これではいかんと、日常を取り戻すべく、何かを始めることにした。

2日目、noteのことを知り、なんでもないことをnoteに書くことによって

遠くの自分と近づいた。

3日目、友人との思い出を心のなかで噛み締められるようになった。

4日目、色んな人と話すことで、少し日常が動き始めた。

5日目、やっと、普通に悲しみに向き合えるようになってきた気がする。


頼もしく、朗らかで、聡明な人だった。

闘病中も信念のままに探求し続け、いつも人だかりができていた。

美しいものが好きで、美しいものがよく似合った。

注意も否定もアドバイスも対立も特別な共感もしない。

私が何を言おうと

「なるほど、もぐはそう思うんだね」と

茶目っ気たっぷりの笑顔で笑いかけて

ユーモアを交えながら自分の意見を淡々と話す。

あのおしゃべりが本当に好きで、かけがえがなくて、特別な時間だった。


やっぱり悲しくて悲しくてしょうがない。

今、友人と初めて会ったときの、友人の年齢になった。

私はどう生きていくのか。



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