見出し画像

【コロナショックからのアパレルショップの方向性とは?】


世界的なパンデミックを引き起こしているコロナショック。

アパレル業界全体も大きなダメージをうけています。今アパレル企業の経営破綻も次々と報じられています。

コロナショックから、今消費者がどんな物を求めているのか、ニーズの変化が見られます。

各アパレルショップも何をどうパフォーマンスをするのか、消費者のニーズを考えたマーケティングの時がきています。



画像2


【コロナショックで急速に消費者のニーズが変わる】

「流行りの服を買いに来たよ!」と度々来店していた顧客さんの姿がこの1年ほどみられない。多くのアパレルショップの現状です。
消費者のニーズにリアルな変化が起こっています。

(自然、環境への感心)
●サスティナビリティの思考、ミニマストの増加
●リサイクル(エシカル志向)、中古、アウトレット消費
●買い足しの考え(必要なものしか買わない)
●素材、肌触り着心地がよい(軽い、柔らかい、ストレッチ性がある)
●自宅での洗濯可能

(オールシーズン着用可)
●季節感のないスウェットや、カット生地
●薄手の羽織や、機能性で着られるもの

(流行りなんていらない)
●シンプル、ずっと着られる(良質なもので何にでも合わせやすい)
●オン、オフ両方に使える
●ショップのオリジナリティのある商品がほしい(みんなと同じは嫌)


消費者のニーズの変化のまとめ
●トレンドやセレブリティ→サスティナ、エシカル
●流行り、マネ、憧れ→共感、信用
●みんなが着ているから→購入の意味、目的

コロナショックより前から顧客のニーズも変わりつつありました。
コロナのパンデミックによって、さらに急速に消費者も更には各企業も変化がみられます。
アパレルショップでは商品の仕入れ、ビジネスパフォーマンスなど、変化にあわせたマーケティングが必要です。



画像1

【変化にあわせた、アパレルショップの方向性】

消費行動からもわかりやすい変化がみられます。
(店、オフプライスSHOP、中古衣類)を自分で使い分けるエシカル消費が多くみられます。

(自然、環境への感心)
●顧客の購入データの分析から買い足し、コーデの提案
●過剰投入、在庫過多を防ぐシステム作り(サスティナビジネス)
●ECサイトで、オフプライスストアの展開、スタッフ着用済のリサイクル展開をする(ECコマースの強化)

(着心地、ニーズが重視)
●天然素材を多くとりいれる(柔らかい、着心地のよさ、環境への配慮)
●縫製の良いものを展開(着心地、長く着られる))
●洗濯可の商品を重視(信用、安心、環境への配慮)
●商品をワンサイズアップでの展開(着心地のよさ)

(オールシーズン物)
●商品は4シーズン展開ではなく2~3シーズンの展開(色展開などで対応、在庫過多を防ぐ)
●カット、スウェット、シャツなどの定番の1型をオールシーズンにする(ミニマリスト増加、環境に配慮、在庫過多を防ぐ、冬期の温暖化に対応)


(流行りにこだわらない)
●自社ショップにしかない商品展開で、オリジナリティを打ち出す(他店との差別化)
●安くするのではなく、顧客のニーズに沿った商品で展開(顧客つくり、商品過多を防ぐ、安心、信用)
●多量な購入がなくなり、より良い商品(価値のある物)の展開(ずっと着られる、流行りがない、オンとオフの両方使える(ミニマスト、エシカル思考)


【まとめ】

コロナショック以降のアパレルショップの方向性は、消費者のニーズに目を向けたビジネスパフォーマンスの重要性が求められます。(ショップ主義のビジネスマーケティングの考え直しが必要)
世界中でアパレル業界のビジネスモデルの課題になっています。
消費者の変化、コロナショックの問題に向き合えるショップ経営が求められています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?