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《ひみつきち限定》知らないことを知らないと言えない根底にあったもの。

「知らないことがあるのは、恥ずかしい」と知らず知らず思っていた。


知らないと言えない、でも知らないことを知らないと言えない自分を恥じてもいる。

それでも時々知ったかぶりをしてしまう。

内心「あーあ、また知らないのに知ってる顔しちゃった」と残念に思いながら、日々をやり過ごしていく。

恥の感情がミルフィーユみたいに折り重なって層を作り上げていく。




興味の幅が広く知識がなまじある、ということが、不要なプライドになっているのかもしれない。

プライドというか、自尊心というか。


「知っている」ということに価値を高くつけすぎているのかもしれない。


知らないことは知らないと言えた方が、さらに知識が広がるだろうと分かっているのに。

「本当は知らない」なんて、話をしていけばすぐに気づかれてしまうのに。


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