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「4日間の石垣合宿!進歩するということは新たな課題に出会うということ」脱・初心者ダイバーを目指すログブック|海心地 LOG No.11

海の楽しさに浮かれ、その場のノリで
大いにスキルが不足していてるにも関わらずモルディブ行きを決め、
今さら焦ってスキルに向き合っている
ひかるです

伊豆で何度か基礎練習を重ね、
ついに初の4日間連続ダイビング合宿を石垣で開催!
基礎ができつつあるからこそ、さらにさらに学ぶことが出てくるという話


石垣島で4日連続のダイビング合宿!アドバンス講習開始!

伊豆での練習を重ね、器材を揃えて迎えた10/6金
ついに石垣!初の4日連続
ちなみに合宿というのは私が勝手に言ってるだけで
そういうサービスがあるわけではないです

強化合宿1日め、
アドバンス講習の始まりはディープ講習から
30mまで潜り、初めて無減圧限界時間が1桁台に

深くなるとエア消費も早くなるため、
こまめにエアチェック

つづいて2本目は不安で不安で仕方がなかったナビゲーション
地上でさえも方向音痴なのにと震えつつ、
ガイドの林さんを船まで連れ帰るお題

コンパス見ながら、地形も見ながら道程を覚える
本当にあの岩だっけなぁと早くも自信なし
なんとか元の位置に連れ帰ってこれたが

途中、ウミガメさんとすれ違ったらしい
カメにも気づかない状態はそれはそれで危険!

視野が狭い!!

そしてエンリッチ講習

疲れにくくなるが深いところには不向きみたい
というかそもそも、エンリッチであろうとなかろうと
とりあえず30mより深いところは近づかないどこうと決意
浅場でウミウシゆっくり探したりにはよさそう

ダイブコンピュータの表示や各設定の意味も
改めて理解できたものもあり、
やはり体系だったインプットって大事だし
そのためにライセンス講習ってオススメ

早めの準備は心の余裕を生む!

今回はタイガーバームのおかげか、フリスクのおかげか
船中にメンソールの匂いをばらまく迷惑行為をしつつも
潜行は非常にスムーズ、速度よし、耳抜きよし、浮力よし

船でご一緒になったベテラン細井さん
準備に取り掛かるのが早くて
立ち振舞がすごく参考になる

心の師!

細井さんを真似て
早めの準備を心がけてみたが、非常によかった

船速が落ちてエンジン音が変わったら
そろそろポイントに着くということなので準備開始、
トイレに行き、曇ドメをし、タイガーバーム塗って、フリスクを噛み砕き、
カメラをセットし、タンクを開けて下準備

BCDを広げ、背負い紐を緩め、
あとはチーム全体の様子を見ながら、
スーツを着て、ダイコンを締め、おもり付けて、と

早く準備ができていると心の余裕もできる
潜行・耳抜きがスムーズにいくと懸念がひとつ減り、
さらに余裕が生まれる

お陰で講習の内容も意識しやすくなり、
中性浮力のコントロールもカメラの設定も気を使えるようになる
いいことづくめ!
心の余裕、超大事!

ただし安全停止はまだまだ課題
定位置に止まりきらないのはもちろん
停止後の浮上速度も上がり気味で
ダイコンにピーピコ怒られた

最初は、なんでダイコンが鳴ってるのかもよく分からず
宿に帰ってイベントログを見て初めて課題を理解したのでした

ギネス規模のコモンシコロサンゴと群れる熱帯の魚たち

環境が変わると新たな課題も出てくる

合宿2日め、10/7土

前日の復習をしながらダイブ
残圧を見て、ダイコンを見て、コンパスも見て
って、見るものが増えた!

川平にマンタも見に行った

着底して根の下でマンタの来訪を待つ
が、うねりに煽られる

もっと身を低くして避けるべきなのか
むしろ身を委ねてしまった方がラクなのか
体勢を維持しようと抵抗してエネルギーを使う

潮に身を任せて、
左右の折返しでの一時停止がシャッターチャンスか
スキルだけではなく、どう海と付き合っていくのかも大事

環境が変わると、
新たに向き合わないといけないことが出てくる

フィンキックにも向き合う

蹴ってる途中で流れていると指摘された
まっすぐと膝・スネを固めて下に降ろしきる

膝を曲げずまっすぐと
スネに力を入れて最後まで

富戸では、まだ
それほど長く泳いでの移動はなかったので、
キックにまで向き合う機会はなかったが

石垣では、ボートからポイントまで
けっこう移動することも多いし、
場所によっては潮も速いので
キックの重要性が増す

そして相変わらず安全停止や、ゆっくり浮上は難しい

伊豆のビーチだと浅瀬を帰ってくる間に
安全停止がほぼ終わっていたので
あまり停止や浮上の練習ができなかった

停止中も中性浮力がとれてないと
すぐ6m以下に押し下げられたりして
安全停止がストップしてしまうし

海の底に沿って浮上するわけにはいかないので
自分で浮上速度をコントロールする必要もある

やはり環境を変えて
石垣に合宿にきてよかったなぁ

ひとつの根の上で舞っているマンタたちがたまに頭上を旋回してくれる
ただし旋回してもらうには静かに待ってる必要がある
バタバタしてたり、呼気が荒かったり、潮に転がされてたりしちゃダメ

進歩することは新たな課題が見つかるということ

合宿3日め、10/8日

飛び込んだ瞬間、オクトがバースト
しかもすぐに捕まえられず焦った

オクトをきっちりとホルダーに整えないと!
ホルダーから外れないように
オクト側から背負うことにしてみる

失敗を重ね、失敗から学び、
ひとつひとつ経験を増やす

安全停止は少し安定してきた
最後、船の下のリーフで楽しみながら
停止していたからかもしれない

結局ここでも心の余裕かぁ

あとは深度5、6mのギリギリで待ってると
すぐに範囲外に出てしまうので
4mあたりで過ごすといいかも

スキルが上達すると
ゆとりが生まれ
撮影にも余裕がでてくる

泳ぎ舞うアカネハナゴイが
一斉に同じ向きを向くことがあり
その生態に合わせてその瞬間を狙う
そんな余裕すら以前はなかった

一斉に同じ方向を向くアカネハナゴイの群れ

成長が写真に現れる
でもひとつ成長すると
またひとつ次の課題が出てくる

次はエア消費

3日目の3本目は川平でマンタ祭り
5,6枚のマンタが踊り舞う
30分以上はいられたと思うが
明らかに私の残圧を基準に帰っている

私のエアがもっと残っていれば
おそらく他の皆もあの場にもっと残れた

自信ついてきたと思ったら折られる

10/9月、合宿4日目

この4日でフィンもいろいろ試させてもらった
ゴムのフルフットフィン

ミュー、スーパーミュー、ワープなど
順に試させてもらう

前回の石垣でフルフットが脱げ
ガイド深野さんに潜って取りに行ってもらうという
盛大な粗相をやらかした
ヘッドファーストの練習でバタバタと暴れたせい

今回はヘッドファーストにも慣れ
フルフットでも問題ない

推進力の差を明確に捉えられる程のスキルすらないが
ストラップより脱ぎ履きはラク

水も捉えられるような気がするような・・・

とりあえず何度か試し、
一番ラクに進めた気がするワープを買ってみようかな

キックやら、フィンやら、カメラやらに気を取られながらも
向き合ってますよ、エア消費

でも私が50くらいに対して
ベテランさんたちは80近い残圧
先は遠いね

そして運命の3本目、4日間でのラストダイブ
名蔵湾、サーフポイント

初めてギンガメとバラクーダを見た
魚群!たしかにこれはこれで素敵

だがだが
少しは上達してきたかなという
調子に乗って伸びてきた鼻をポキリとやられた

まず濁り
10mも離れれば人も影しか見えなくなる
ライトを頼りについていく

そして深さ
ポイントにつくまでも濁っていて目印が見にくいため
ガイドさんはさらに深めを行き、僕らは上をついていく

そしてポイントについて
ガイドの指差す方を見ても濁ってて分からない
指の方向に泳いでいって初めて魚群が目の前に現れる

だがその群れ自体が深いところにいるから
自分も潜っていくことになる
無減圧限界時間が10分以下を示す

写真を撮り終わったら、
いったん深度を上げようと思うが
浮上スピードをダイコンに怒られる

でもゆっくりだと無減圧時間が少ないから怖い
とか思ってたら今度はディープストップをダイコンから指示される
無減圧時間短いのに止まれと言われましても、と
半ばパニックになりながら、ようやくの思いで船に戻った

上級エリアに、つま先を踏み込んだくらいだろうか
愕然としたのは船に上がってからのこと

「楽しかったね」
それがベテランさんたちの第一声

「マンタ行くよりよかったね!楽しかった」
ワイワイと盛り上がるお兄様お姉様がた

いや、怖かったよ、私は・・・
心でつぶやきながら何も言えない

ちょっと出てきた自信を圧し折られ
しょげこみながら黙々と器材を片付ける

あーあ、先は遠いね

満喫しながらも、しょぼんと帰りましたよ

なんか全然近づけてないし、写真もいまいち、群れってどう撮るの?

本日のポイント

  • 体系的なインプットにライセンスやスペシャリティの講習はオススメ

  • 早めの準備を心がけると余裕が生まれ、耳抜き・潜行もしやすくなる

  • たまには環境を変えてみると、新たな改善点が見つけられる


10月の石垣ダイブ旅行を終えるが、11月にもう1回、仕上げの石垣を予定
それまでにも間隔を空けたくないので、
さらに伊豆での練習にのめり込みます
次の話へ

ちなみに、石垣島でいつもお世話になっているショップさん
とてもオススメなのでここで無断でご紹介

石垣島ジーフリーダイビングサービスさん
トイレ・シャワー完備の大型クルーズ船で
ゆったりじっくり大人向けのガイドをしていただけるショップさん
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