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石川県珠洲市特産の七輪が被害

◉七輪はうちの田舎にもありまして、さんまとか匂いがきつい魚を焼くとき、使っていましたね。焼肉とかも、鉄板の電気グリル機が入る前は、七輪で焼いていましたし。冬場にすき焼きや水炊きを作ったりする時は、カセットコンロが普及する前までは、重宝しましたね。今でも根強い需要はあるようですが、石川県の珠洲市が名産地 とは、知りませんでした。

【石川 珠洲特産のしちりん 度重なる地震被害で製造再開見通せず】NHKニュース

石川県珠洲市特産の「しちりん」の製造会社は、おととしと去年の地震に続いて今回の地震でも窯が大きく崩れる被害が出て、製造の再開が見通せない状況となっています。

能登半島は、国内最大規模の埋蔵量を誇る「けいそう土」の産地で、江戸時代から「けいそう土」を材料にしちりんが作られています。

珠洲市で年間5万個のしちりんを製造している会社では、今回の地震で作業場や店舗が入った建物が倒壊したほか、しちりんを焼く窯が大きく崩れました。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240116/k10014323201000.html

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、七輪で約さんまの写真です。美味しそうですね。

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七輪は以前、製造風景をテレビで見た記憶はあります。地面から四角く切り出した珪藻土を、職人さんが手際よく削っていく 風景を覚えていますが。あれはたぶん石川県の七輪だったんでしょうね。良質な珪藻土層から、切り出す七輪は高価なようで。多くの地域では、いったん珪藻土を崩して、それを粘土状にプレス形成して、焼き上げるようで。

珪藻土は藻類の一種である珪藻の殻の化石の堆積物(堆積岩)で、ダイアトマイトとも呼びます。ダイナマイトと似てて、紛らわしいなと思ったかたもいるでしょうけれど。ダイナマイトは、ニトログリセリンを珪藻土に染み込ませて作ったものですから。似ていて当然ですね。能登地方の七輪は江戸時代初期から生産されており、かまどがわ 設置できないような 江戸の小さな 長屋では、かなり重宝したようで。

X(旧Twitter)で、ご本人のツイートを見かけて、元の記事の方にたどり着いたのですが。かなり大変な状況のようですが、不屈の闘志を見せておられますね。能登半島はかなり硬い岩盤の地域が多く、富山湾は優れた旅漁場ではあるのですが、やはり稲作にはあまり適した土地がないため、輪島塗りや七輪、能州紬などの産業が発達した面もあるのでしょうね。

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