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玉川徹氏の問題発言

◉元テレビ朝日社員の玉川徹氏が、立憲民主党の公職選挙法抵触問題について「取り上げなくていいと思う」と、『羽鳥慎一モーニングショー』で主張したとのこと。いつもの選択的批判別枠ですか? 2022年には、安倍晋三元総理の国葬儀での菅義偉の弔辞に対し、「当然これ電通入ってますからね」と事実誤認の発言をして、懲戒処分も受けていますし。それ以外にも新型コロナウイルスや帯状疱疹ワクチン、原発再稼働に関しても問題発言を連発していますが。懲りない人ですね。そういう政治的な偏向は、ジャーナリズムではなくイデオロギーです。

【玉川徹氏、立憲民主党の問題は「別に取り上げなくてもいい」と発言「権力を持っているのは自民党政権ですから」】デイリースポーツ

 元テレビ朝日社員の玉川徹氏が13日、コメンテーターを務める同局系情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜、前8・00)に出演。自民党内で相次いでいる不祥事について言及した上で、立憲民主党にも浮上した公職選挙法に抵触する可能性の問題について「取り上げなくていいと思う」と主張した。
(中略)
 これに政治評論家の田崎史郎氏は「自民党は批判されてしかるべきだし、いくら批判してもいいと思うんです」としつつ、「他方で、立憲民主党で3週間くらい前に議員が日本酒を地元で配ったことがありましたね」と、立憲民主党の梅谷守議員が有権者に日本酒を配り、公選法に抵触する可能性が指摘された問題に言及。「それから3週間たっても一切、調査報告も何も出てこない。これはいかがなものかということがあって、自民党だけが腐っていってるのか、政治そのものがそうなのかってことは考えないといけない」と話した。

 すると玉川氏は「権力を持っているのは今、自民党政権ですから。政治っていうのは、よりましな方を選ぶってことなんだと思うんですよ。だから『両方問題があるよね』って言ったら何も選べなくなっちゃうんでね。だからどっちの方がよりましか、どっちがより悪いのかっていうことを有権者は考えるべきなんだろうなという風に思いますね」とコメント。田崎氏が「だから、やっぱり立憲民主党の問題にも目を向けなきゃいけないと思いますね」と返すと、玉川氏は薄く笑いながら「まあ、それは報道されてることですし、ここで別に取り上げなくてもいいかなと思いました」と反論した。

https://www.daily.co.jp/gossip/2024/03/14/0017430994.shtml

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、メイプル楓さんのイラストです。

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■椿事件の反省はなし■

詳しくは、上記リンク先の全文を、ぜひお読みいただくとして。昔、テレビ朝日の取締役報道局長であった椿貞良氏が、日本民間放送連盟(民放連)の会合で「小沢一郎氏のけじめをことさらに追及する必要はない。今は自民党政権の存続を絶対に阻止して、なんでもよいから反自民の連立政権を成立させる手助けになるような報道をしようではないか」とか「日本共産党に意見表明の機会を与えることは、かえってフェアネスではない」と発言し、大問題になりました。いわゆる、椿事件です。

あれが、1993年でしたが、30年以上経っても、テレビ朝日並びに朝日新聞グループの体質は、変わっていませんね。こうやって自民党批判が自己目的化し、野党の雑で浅薄な批判を持ち上げ、その不祥事を報道しない・報道しても扱いが小さい・何なら擁護すると、さんざん甘やかした結果、ALPS処理済み水やあきたこまちRに非科学的難癖をつける福島瑞穂社民党党首・群馬県草津町長々を侮辱して謝罪しない大椿裕子社民党副党首・国民の血税を詐欺して実刑ギリギリの有罪を食らった前科者の辻元清美議員のような人間を、生み出してしまったわけです。

■不健全なマスコミ陣■

健全な与党には、健全な野党が必要です。見当ハズレの批判を繰り返し、国会を空転され、国民から見放され、どんどん議席を減らしているわけで。2021年の衆議院選挙、2022年の参議院選挙、2023年の統一地方選挙と、負け続けている理由です。というか、安倍晋三総理時代は、まさに国政選挙は連戦連敗状態だったわけで。それを生み出したのは他ならぬ、マスコミ自身です。大手マスコミの人間は、エリート意識をチラつかせますが。丸暗記能力が高くて、試験を解くゲームは上手くても、自分で思考し判断する能力が低いため、コミュニティノートを喰らいまくる現状があるのです。

政府批判が自己目的化し、党派性でしか考えられないから、思考が飛躍し、その飛躍に気づかず、記者・デスク・整理部と内容のおかしさに気づかず、そのまま記事にしてしまう。こんな偏向報道姿勢、椿事件並みに問題だろうに。その自覚がないのですね。あきれました。その結果が、政権交代が自己目的化して、民主党政権の誕生に成功したけれど、政権担当能力がロクになく、悪夢の民主党政権と呼ばれる地獄を、現出したわけで。まぁ、あれで国民は耳障りの良いことを言う政治家は無能な偽善者と、気づいたのですが。代償は大きかったです。

■万機公論に決すべし■

というか、例えば津田大介芸術監督とか、表現の不自由展なんか開いたわけですが。自分は、その内容には批判は疑義を唱えましたが、その開催自体は一貫して賛成してきたわけです。表現の自由の原理原則を考えるなら、そこは表現を弾圧してはいかんのですから、当然ですよね? なのに、ダブルスタンダードを恥じない表現規制派は、表現の自由戦士だのエロしか守らないだのと、頭の悪い批判をしてくるのですが。そういう雑な批判も含めて、左派の劣化は草の根レベルなんですよね。共産主義思想の胡散臭さに直感が働かない、二流のインテリだから仕方がないんですが。

ただ、新聞・テレビ・ラジオ・雑誌といった旧メディアは、このままジリジリと凋落していくでしょう。かつて、テレビの出現で映画館の映画も、競技場のスポーツも、演芸場の笑いも、新聞ラジオの報道も、テレビの中野いちコンテンツとして吸収されたように。たぶんこれら旧メディアも、インターネットという世界につながる大会に飲み込まれて、主要メディアの座から滑り落ちるでしょう。しかし、映画もスポーツも演芸も報道も、消えもせずやがて共存共栄したように。旧メディアもそうなるでしょう。10年以内に、そこがハッキリするかと。

そして、旧メディアに護られてきた文化人や大学教授や弁護士たちは、歴史の法廷に立たされ、ジャッジされるでしょう。


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