見出し画像

カール・ウェザースさん死去

◉『ロッキー』でアポロ・クリード役を演じた名優が、また一人……。絶対王者を演じるため、本物のボクサーに見えるぐらい、割れた腹筋に大きな肩と、身体を作っておられましたね。てっきり、本物のボクサーに演じてもらったのかと思っていました。第一作では、スタローンの役作りはまだまだ甘く、なおさらアポロは本当に強そうに見える身体でした。モデルにしたのが、モハメド・アリ。そうやって第1作第2作と死闘を繰り広げた2人が、第3作では友情を育み、第4作ではリベンジマッチにつながる。ロッキー・シリーズを支えた、もう一人の主役でした。

【ロッキーのライバル・アポロを演じたカール・ウェザースさん死去 スタローンが追悼】東スポWeb

 映画「ロッキー」(1976年)で主人公ロッキー・バルボアの敵役で無敵のヘビー級チャンピオン役アポロ・クリードを演じたカール・ウェザースさんが1日、76歳で亡くなった。その死を受け、シルヴェスター・スタローン(77)が2日、涙をこらえながら、長年の友人だったカールさんをしのぶメッセージ動画をインスタグラムで公開した。

 スタローンは、カールさんの偉業をたたえ、特に「ロッキー」シリーズで見せた、人を魅了すると共にエネルギッシュな人柄に支えられたとし、出会った瞬間からカールさんのカリスマ性を感じたと明かした。

https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/291016

ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、ロッキー・バルボアのイラストです。

◉…▲▼▲▽△▽▲▼▲▽△▽▲▼▲…◉

本気で殴り合った相手だから、友達になれる。これは、プロレスラーのディック・マードック氏が語っておられた、アメリカ南部の文化なんですが。ロッキーとアポロの友情は、そういう意味ではアメリカ文化を体現もしていたわけで。個人的には、ロッキー4で、アポロのトランクスでリングに上がるロッキーは、背負っているものが見えたわけで。個人的には、4はトレーニングシーン的にも、シリーズ最高傑作の部分があります。いや、1の肉のサンドバックとか、2の全力疾走シーンとかも名作にふさわしいのですが。

他にも『プレデター』のアル・ディロン大佐を演じ、シルベスタ・スタローンとアーノルド・シュワルツェネッガーの二大アクション俳優の、相手役を務めることに。『トイ・ストーリー4』では声優も努めておられましたね。ロッキーシリーズの後継映画である『クリード』では、回想シーンでの出演なのですが。現代のビルドアップされた俳優と比較しても、見劣りしない。むしろ、ボクサーらしい体型で、やはりかっこいいですね。パンチを繰り出す動きも、アリを彷彿とさせる切れ味。

『マンダロリアン』ではグリーフ・カルガ約だけでなく、エピソードの監督も努めておられていたようで。76歳は、若いと思いますが。主演ではありませんでしたが、助演俳優として、ずっと仕事が途切れずあったのは、その実力ゆえ。名優カール・ウェザースさんのご冥福をお祈りします。合掌


売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ