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東京新聞のお花畑軍事記事

◉東京新聞が昨日の一面で、防衛費5兆円を暮らしに使えば、こんな事ができるという形で、世論に冷水をぶっかけようとしています。実際は東京新聞が、冷笑を浴びせられているんですけどね。だって左派マスコミの毎日新聞の世論調査でさえ、防衛費の増額が必要とする国民が76%(大幅に増やすべきだ26%・ある程度は増やすべきだ50%)で、反対の23%(増やす必要はない17%・減らすべきだ6%)と比較しても、もうお花畑平和論には戻れないんですけどね……。

【防衛費倍増に必要な「5兆円」教育や医療に向ければ何ができる? 自民提言受け考えた】東京新聞

 自民党は国内総生産(GDP)比2%以上を念頭に防衛費の大幅増を政府に提言し、岸田文雄首相も「相当な増額」を表明した。2022年度の防衛費はGDP比1%程度の約5兆4000億円で、2%以上への増額には5兆円規模の予算が必要となる。自民党は、厳しさを増す安全保障環境の下、国民を守るために防衛費の増額が必要と説明するが、5兆円の予算を教育や年金、医療など暮らしのために振り向ければ、どのようなことができるのか、考えてみた。(村上一樹)

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ヘッダーはnoteのフォトギャラリーより、京都植物園のコスモスのお花畑。

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■東京新聞の危うさ■

自分が上京した翌年、1990年の第39回衆議院議員総選挙で、小田急線本厚木駅前で共産党の候補が、防衛費をゼロにすれば消費税は要りませんと、寝言を言っていました。似たようなことは、福島瑞穂議員も行っていた記憶がありますが。防衛費をゼロにして、教育や年金や医療に使って、日本は豊かな生活ができ、そこをロシア連邦や中華人民共和国や北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)に差し出すんですね、わかります。豚は太らせてから食べたほうが、美味しいですからね。

ロシア連邦のウクライナ侵攻によって、憲法9条が現実には役に立たない理想論(別名絵に描いた餅)であったり、侵略者にとって非武装中立論がいかに都合がいいお花畑平和論であるか、一般にもバレてしまった令和3年上半期。55年体制からずっと思考停止してきた左派マスコミや文化人が、急性アノミーに陥っています。非武装中立論とは今更言えないので、こういう形で出してきたのでしょうが。これが受ける・共感を得られると思ってる時点で、東京新聞は上に逆らえない雰囲気が現場にあるのでしょう。

■55年体制の思想的終焉■

そもそも、1954年(昭和29年)に福田恆存が『中央公論』12月号に発表した「平和論の進め方についての疑問」で、左派のバイアスと願望が絡み合ったおバカな平和論は、とっくに批判されていたんですよね。福田が批判したのは中野好夫や、平和問題談話会メンバーだったんですが。まさに55年体制が生まれる直前に、本物の知性を持った人間は、その頭の悪さを見抜いていたわけで。もっとも、当時も福田はロックフェラー財団から金をもらってああいうロンを書いたんだと、陰口を叩かれたそうです。

これ、岸信介はCIAのスパイで金をもらっていたとか、福島第一原発事故で、過剰に恐怖を煽る人にストップをかけようとした学者を御用学者呼ばわりし、やっぱり金をもらってると罵声を浴びせたのと同じです。というか、自分程度の人間でも、同じことを言われました。まぁ、後にCLP問題やブルージャパン疑惑が持ち上がって、「自分なら金をもらって転ぶから、コイツラもそうに違いない」という、心理学でいう投影だとわかりましたが。

■文化人の傲慢さ■

しかし、そうやって知性の限界を指摘されたマスコミのみならず、学者も現実に対処できず、こんなことを言い出しています。要するに「大衆は勝ち馬に乗る愚か者だ」と言いたいのでしょうけれど。いやあの、大統領選挙の結果で統一地方選挙の勝敗が右往左往する韓国じゃないんですから……。愚かなのは大衆ではなく、内田樹氏ら左派文化人ですよ。というか大衆にも、憲法9条は盾ではなく足枷論や非武装中立論がおかしいとバレるぐらい、ロシア連邦軍のウクライナ侵攻は悪手だったのです。

この内田樹氏のツイートにも、引用元の想田和弘監督のツイートにも、ロシア連邦のロの字も、ウクライナのウの字もないですよね? 衆院選で野党が大敗したのは野党共闘のせいではなく共闘に力を込めなかったから。今夏の参院選で大敗したらそれは有権者が勝ち馬の尻に乗って思考を放棄したから。まぁ、大衆を馬鹿にするのも大概にしなさいと思います。野党共闘の大敗はラディカル・フェミニズムに立憲民主党も共産党も振り回されたから、参院選の大敗があるとしたら、お花畑平和論の欺瞞がバレたから。

■左派の傲慢さ■

自分も、大衆は情緒的で厄介だという、ある種の上から目線は持っていますよ? 論語泰伯編の「民は之これに由らしむべし之を知らしむべからず(大衆は統治することはできるが啓蒙することはできない)」に、シンパシーを持っていますしね。でも、あなた方は日頃は、権力者はゴミクズ大衆バンザイと、さんざんやってたのに。左派文化人の腹の底が、丸見えですね。

そういう意味では、AV新法に反対するラディカル・フェミニズム界隈から、AV女優への人格攻撃や、業界への賤業視、あげくに女性蔑視と取れる数々の発言が繰り出されるに当たっては、自分は頭が良い特別な人間だと思っている知識人・文化人の鼻持ちならない傲慢さが、可視化されています。

■朝日新聞記者の傲慢さ■

そして最後に、朝日新聞の金澤ひかり記者の、傲慢極まりないコラムを最後に紹介しておきますかね。若者の声を聴くと言いながら、実際には自分の狭い交友範囲の学制を取り上げ、近頃の若者はなっちょらん!と、パピルスにも書いてある老人の愚痴を、延々と書いている迷文です。ぜひ読んでみてください、東京新聞も内田樹氏も想田和弘氏も朝日新聞金澤ひかり記者も、自分たちが正しく周囲が間違っているという原理主義に、無自覚に陥っていますから。

【新聞記者なのに選挙のテンションが上がらない…一緒に考えてみた】withnews

もうすぐ参院選があります。
新聞社に入社して13年目、35歳になる私ですが、ぶっちゃけテンションは上がっていません(多分私の一票が大事にされていないような気持ちがしちゃうからかな…)。
「上げるのがメディアの役目だろう」というお叱りの声は甘んじて受け入れます。
でも、無理に上げるテンションってなんなんだろう。
そこに何があれば「よっしゃ投票行こうぜ」ってなるんだ?
各地の選挙管理委員会が投票時間や期日前投票の場所を工夫したりしていますが、どうもそれが本質とは思えない。
なにがあれば…なにがあればいいんだ…??
迷宮入りした私の悩みを聞いてもらおうと、現役の大学生(19~22歳の3人)と話をしてみることにしました。

これが間違いなのは、統計的に証明されています。詳しくは下記リンク先を読んでいただきたいですが。若者はむしろ、インターネットの普及で幅広く情報に触れ、ニュートラル内見を持っている人間が多く、左右ともに極端に意見に飛びついて、悪目立ちしているのは10%程度だと、10万人というかなりのマスを分析した結果、出ています。逆に言えば朝日新聞金澤ひかり記者、類は友を呼ぶで情報をアップデートできていないタイプの交友関係しかない可能性が……。

【「ネットが社会を分断」は不正解、10万人の調査結果が明かす真相】47NEWS

 読むに堪えない罵詈雑言がはびこるインターネットの世界。意見や表現をめぐり「炎上」という言葉が目立つようになって久しい。自由にものを言えるはずのネット上では、SNSなどを通した過激な意見同士の殴り合いが日常茶飯事で、人々の分断は深まるばかり。安倍政権の対韓輸出管理や、日本赤十字社がポスターで採用した女性のアニメキャラクターの是非をめぐるネット論争は、最近の顕著な例だろう。しかし、驚くべきことに、ネットの世界ではむしろ穏健な人が増えている。10万人の調査で分かったのは、意外な結果だった。どういうことなのか。『ネットは社会を分断しない』(角川新書)の著者の一人、慶応大経済学部の田中辰雄教授(計量経済学)に、解説してもらった。

少なくとも福田恆存は、現在のリベラルの思想は共産主義思想が薄まって世俗化したもので、その共産主義思想のルーツは実は、ユダヤ・キリスト教の千年王国思想を焼き直した疑似科学、むしろ純化された宗教だと、『チャタレイ夫人の恋人』で知られる作家D.H.ローレンスの『黙示録論』を翻訳することで理解し、人間の深い部分から思想を構築したわけですから。雑なまとめですが、多少は参考になると想うので、下記noteもお暇ならどうぞ。

どっとはらい( ´ ▽ ` )ノ

売文業者に投げ銭をしてみたい方は、ぜひどうぞ( ´ ▽ ` )ノ