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「フォロワー減少」というダメージの実態。

最近、人気がある人というのはイコールSNSのフォロワーが多いというパターンが多い。中にはSNSをいっさいやっていない有名人というのもいるが、若い層ではまれだ。中には「あえてやっていないことにしている」という人もいるだろうとは思うが。

先日、オタク人気の高いお天気キャスターの女性の交際報道があった。容姿端麗、かつゲーム・アニメが好きだということを前面に押し出しており、コスプレ姿の画像も上がっていたりして、何度か名前を見たことがあったので人気があるんだな、ということは理解していた。が、ネットの反応が(というかそれを取り上げた記事が)なかなかすごかった。いわば恨み節のオンパレードというか。
まあアイドルの交際発覚みたいなもんかとは思ったが、それでも昨今ここまで騒ぐものか?と多少調べてみると、いくつか騒ぎになる要素があった。

それが以下の5点である。
●女性はアニメ・ゲーム好きでマニア人気がある
●かつ美人と言っても派手めではなく、オタク好みの黒髪清楚系
●しかも、「恋愛が苦手」という趣旨の発言があった
●陰キャであり、陽キャのことがわからないという雰囲気があった
●しかし恋人というのがプロテニス選手であり、「イケメン爽やかアスリート=陽キャじゃないか」となったと推測


まあ簡単に言うとファンとしては「裏切られた」と感じたということだ。別に「今後一切恋人作ったりしません!」とか宣言していたわけでもないので、それはファン側が勝手に思っているだけの話だが。まあ仮に言ってたとしても別にその通りにしないといけないわけでもないし。
そして当然ネットニュースは「悲嘆に暮れるオタクたちの発言」を引っ張ってくる。「気力がなくなった」「脳が破壊される」「フォロー外しました」などなど。Yahoo!ニュースによるとフォロワーが1日で4000人減ったのだとか。

これを読んで
「4000人!?アイドルでもないのにここまで交際の影響があるものなのか」と、当該の女性キャスター本人のアカウントを探してみた。
そしたら、フォロワーが40万人以上いたので「4000人がめちゃくちゃ大変な風に書かれてるけど、1%くらいやんけ…」となったのだった。

まあ要するに大多数にとっては影響がなかったわけだ。実際コメントを見てみると祝福ばかり。…と、そんな中に違和感があったのが交際相手のアスリートの写真である。恐らく試合中と思われるが、ラケットを地面にたたきつけて悔しがっている時のものだった。
交際相手を「自分を律することのできない暴力性のある人物」として紹介し、「こんな人と付き合っていいのか心配だ」とあくまで善意の忠告者の立場をとっているのだが、正直結構な恐怖を感じた。どういう回りくどさなんだと。恋人ができてショック、ではなくその相手のことを調べ上げて評判を落とそうとする…それで落ちるのはお前の評判のほうだぞと言いたくなるが、もう何がいいやら悪いやらワケわかんなくなっているのだろうか。

まあ、「アニメ・ゲーム好き」「恋愛が苦手・陰キャ」というのは「オタク受けするキャラクター設定」として女性が取り入れているだけという可能性もある。あるのだが、そもそもそれでファンになっているのならもうめちゃくちゃ狙い通りにやられているわけだ。だからまあおとなしく受け入れるしかないし、悔しかったらプロテニス選手になって相手を負かすしかない。…てなことはないな。

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