かわさき(土竜)

昔コピーライターをやってたおっさん。今は趣味でラジオCMの公募を考えたりもする日々。広…

かわさき(土竜)

昔コピーライターをやってたおっさん。今は趣味でラジオCMの公募を考えたりもする日々。広告を離れたところから好き勝手に書いたり、エッセイぽいことを書いたりしてみます。

マガジン

  • つれづれなるままにすれ

    エッセイ的なやつだけ分けました。主に管理用

  • 広告・コピーの現場外から

    元コピーライターが現場を離れた気楽さで好き勝手に広告コピーやラジオCMについて色々語る感じです

  • 宣伝会議賞 脱力チャレンジ日記

    宣伝会議賞への挑戦過程を書いた日記です。挑戦してない日もあります。

最近の記事

我が家の小咄シリーズ「すましがお」

息子が幼稚園時代のエピソードが、過去ファイルから出てきた。うーん、今はもうこんなこと言ってくれないなぁ(当たり前) ↓ もうすぐひなまつりということで、息子が 幼稚園でひなまつりの歌を覚えてきたらしく 「すましがおってどんなかおなん」 と妻に質問。いざ説明しようとして、いまいち上手い言葉が見つからず困ったという。 「怒ってもないし、泣いてもないし、動かないというか…」 と微妙な説明をしたところ、息子が 「おとうさんみたいなかお?」 と言ったそうだ。息子に

    • 都落ちディレクターの「地方でデカい顔」問題

      突然だが、コンプラ全盛の世の中で、ひっそりと闇に紛れて生きている存在がいる。それが「地方バラエティ」だ。 先日、ABEMAのしくじり先生で鬼越トマホークによる授業が行われていた。番組の軸としては「大卒芸人により高卒芸人のポジションが脅かされる」という内容であり、それはそれで大変面白かった。鬼越トマホークの得意分野である「偏見イジリ」が遺憾なく発揮された内容であった。 その後半に出てきた話で、「地方の鬼トガリディレクターは高卒芸人が大好き」というのがあった。派手に痛がったり、苦

      • Xwatching 「不本意なバズは、広報としてどう評価されるのか?」

        まず、こちらのプロモーションポストをご覧いただきたい。 さて、特に男性読者にお聞きしたい。「どこに注目されましたか?」と。 スマートシティという単語?成長性が高い不動産?……いやズバリ中央の胸部でしょう。 この広告自体の内容は、REITすなわち不動産投資についてのものだ。投資会社が街の魅力を社員自ら体感しつつ説明することで投資に興味を持ってもらおう、という狙いだと思われる。 特に内容に関係ない「東大卒」から入る辺り、エリート感が漂う社員紹介。不動産投資を考えるような層に

        • おっさんずジョブ ~新しい職を求めて その3~

          気がつけば年度も明けてしまった。 前回の更新から2か月以上経っているが、なんで更新しなかったのかと言えば何も進んでいなかったからに他ならない。 年度末の慌ただしい仕事状況のなか、一応ちらほらと転職情報案内を見て応募は続けていた。しかし全く書類が通らず、早ければ応募当日に「選考終了」の通知がくるような有様。 「う~ん、この応募者どうします?」 「一応担当部署に確認してみるか…」 みたいな段階がいっさいなく、もう脊髄反射の不合格。 それが20ほど連続しており、すっかり「こりゃア

        我が家の小咄シリーズ「すましがお」

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          208本
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        記事

          ネット広告無法地帯 ~詐欺誘導に気を付けよう~

          タレントの菊地亜美が「私のライザップ広告画像を無断使用して広告を出しているところがある」と注意喚起をしている、というニュースを少し前に見た。 要するに昔ライザップによってやせた画像を無断で使用し、あたかも別の商品(漢方)によってやせたように見せるということだ。そしてそれを見た人が「こんなにやせるのか」と信じ込んで購入…という流れがあるらしい。 ファンなら「ライザップの時のやつじゃん」と気づいてもよさそうな気もするが、まあファンだけが買うとも限らないし、とにかく騙されないように

          ネット広告無法地帯 ~詐欺誘導に気を付けよう~

          第17回 文化放送ラジオCMコンテスト 全ファイナリスト作品レビュー

          今年で第17回となった文化放送のラジオCMコンテスト。第12回で初めてファイナリスト選出をされてそのままリスナー大賞受賞をしたのはいいが、その後全く選出されなくなってしまった。毎年送ってはいるのだが、「これはいいのができた!」と思っても「今年は手ごたえがないな…」と思っても結果は同じ。 「このままでは永遠に突破できそうにないぞ。一度全作品を掘り下げてみるくらいやったろうじゃん!(by原秀則)」と思い立って書いてみることにした。 でもファイナリスト全33作品レビューとなると

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          200

          第17回 文化放送ラジオCMコンテスト 全ファイナリスト作…

          我が家の小咄シリーズ「隠し事」

          「(俺)さん、何か私たちに隠してることない?」 家族で囲んだ食卓にて、いきなり爆弾が投げ込まれた。妻と娘と息子が、笑いをこらえているかのような微妙な表情でこちらを見ている。 先日、娘の友達が遊びに来る際に、普段自分が寝ている和室を使うということで掃除をしていたが、その際に何かマズいものでも見つかったのだろうか、と頭がフル回転した。しかし、本当に寝ているだけの部屋なので、特に思い浮かぶものがない。ヘソクリもないし、エロいものも置いてない。置いてある五月人形を壊してこっそり修

          我が家の小咄シリーズ「隠し事」

          コピグラジドラ 3~6話 音声編

          コピグラ復活記念! ということで便乗してお祝いということで少し前にコピグラのリレー小説(非公認)を再度ポスト宣伝したわけですが、その際に音声録音したものがまだあったということを思い出しまして、こういうタイミングでもないとアップすることは無いぞ、と思い立ったがラッキーデイ。 本編(?)については以下リンクより。まあでも見なくても支障はありません。 なお、以前もアップしている1~2話については以下。 実はこの後で3~4話、5~6話をいずれも一発録りでやってみたら意外と噛ま

          コピグラジドラ 3~6話 音声編

          5-6話

          コピグラジドラ 5話と6話。だいぶ前に録音してたきりのもの。女性モノローグが入るようになり、このへんが限界だなと思った

          3-4話

          コピグラジドラ 3話と4話。だいぶ前に録音してたきりのもの

          CMツッコミ劇場 podcast編

          spotifyを聞いているとよくpodcastのCMが入る。このCMが入るときと入らないときの差が激しいような気もするが、まあとにかくよく聞いている。あまりに聞くのでだいたい覚えてしまった。 女「最近忙しそうだね」 男「そうなんです、大好きな映画も見れてなくって」 女「じゃあさ、podcast聞いたら?」 男「podcast?」 女「音楽もお笑いも聴けるし、好きな人の声は聴いたら元気が出る。ほかにもいろんなサービスが~。」(このあたりうろ覚え) 男「すごい。帰りに聞いてみま

          CMツッコミ劇場 podcast編

          脱力チャレンジ日記外伝 ~宣伝会議賞第61回グランプリ決定によせて~

          なんかフランス料理のメニュー名みたいなタイトルになってしまったが、まあとにかくそのままというか宣伝会議賞グランプリが決定しましたね、という話を1週間近く経ってからやる。先週末は土日とも休日出勤だったため、一応経緯見ておお~っとちらほらつぶやいて終わりだったのだが、まあやはり触れておこうかと。贈りびとさんの宣伝会議賞祝勝会レポートも絶賛連載中であることだし。ちなみにこのレポート、会が始まるまでの経緯ですでに2回更新されているので本編を含めるとあと16回はありそう。 ちなみに今

          脱力チャレンジ日記外伝 ~宣伝会議賞第61回グランプリ決定によせて~

          予言者だらけのアーカイヴ。

          Xなどにより利用者の「過去の発言」がアーカイヴ化されるようになったのだが、そうなると「●年前に今回の事件を予言してる人いた」みたいなことが起きる。単なる偶然と言ってしまえばそれまでだが、中には確かに先見の明があったという人もいるだろう。しかし、こういうのは結局スポットの当て方次第とも言える。 「まだ●●が無名なころに、売れると言っていた人がいた」→M-1優勝! みたいなパターン。いやいや、見た時に単純に面白かったら言いそうな話ではないか?そのほかの芸人にはまったく言わない

          予言者だらけのアーカイヴ。

          休日出勤が連続してくると曜日感覚がさっぱりわかんなくなる…

          休日出勤が連続してくると曜日感覚がさっぱりわかんなくなる…

          重複する言葉と思考と狭き門

          第61回の宣伝会議賞だが、SKATで通過作品を見られるようになりました。 検索ができるのがデジタル版のいいところで、さっそく自分の名前や知り合いの名前、さらには気になるキーワードで検索をかけたりした。 自分の結果については前回すでに書いたので省略するとして、びっくりしたことが一つ。「何も検索しないとき」の状態である。 いわゆる「重複コピー」が殿馬殿馬、じゃなくてズラズラと出てくるのだ。特に、一番多かったコピーが最初に出てくる。一部界隈では既に有名になっているが、サントリ

          重複する言葉と思考と狭き門

          SKATしてる? ~第61回宣伝会議賞個人的最終結果~

          一次通過数に関しては以前触れたが、「どれが通ったのか、どこまで通ったのか」がついに判明した。 個人的にはぜんぜんSKATしないというか、まあ結局受賞に届かなかったわけだ。ついこないだまで「通過するかどうか不安」とか言ってた人間とは思えない厚顔さである。 んでまあ、とりあえず協賛企業賞やファイナリストのコピーを見て、「あ~~~~~負けた」となってるわけです。しかも今回、SKATでコピー検索できるので、ワードを入れたらファイナリストが誰か分かってしまう。これがシステムの不備な

          SKATしてる? ~第61回宣伝会議賞個人的最終結果~