今週は半分以上を家で過ごしていた。
子供の体調不良による休みは休みじゃない。仕事行くより疲れる場合がある。
大雪で雪かきして、翌日外に出た瞬間滑って足首グキッてなった。
雪の下には氷が隠れていることを忘れてはいけない。

仕事はいつも通り。もちろん疲れた。

駆け抜けた今週のゴール。土曜の夜がやってくる。
パソコン開いて、好きな曲をイヤホンで流しながらnoteの下書きを始めた。

しかし、思わぬ刺客が現れる。

この日の夫はとてもおしゃべりだったのだ。

夫は昔中古品店で働いていたことがある。
その時の話をいきなりし始めた。
部屋にあるテレビを指さして「これは買取いくらだと思う？」と妻に聞き始める。

すみません。どうでもいいです。売らないです。

そんな妻の顔はパソコン画面で見えないわけで、夫はさらに続ける。
除湿乾燥機、冷蔵庫、ファンヒーター、子供のおもちゃと買取価格クイズを出し続けた。

すみません。興味ないです。ホント売る気ないです。

夫「この冷蔵庫はいくらだと思う？」
私「えー、分かんないなぁ」
夫「状態もきれいだから1万円はつけられると思うよ！」
私「そうなんだー！すぐに金額出せるなんてすごいねー！」

コレ、夫婦の会話だろうか。
キャバ嬢と客の会話みたい。そして私がいかに夫の話に興味がないのかが文字からも伝わりそうで怖い。

気を良くした夫は「じゃあ電気ケトルに水入れてくるね！」と言って台所に向かった。
話を聞いてくれたお礼に、夜中のカップラーメンタイムへ招待してくれるのだろう。望んでないのに。

ラーメンを食べながら私が「明日、久々にコーヒー飲みに行こうかな」と言うといきなり噛み付いてきた。
「どこのコーヒーが美味しくて、どこのが美味しくないの？」
「お前、スタバ信者だからさぁ」
とにかく自分の感情を吐き出して、私が怒るのを待っている様子。
私が怒ると何かのポイントに還元でもできるんだろうか…。
ついさっきまで楽しくラーメンを食べていた私の表情は

『無』

怒ったり何か意見したところで夫には伝わらない。
伝えることそのものを諦めているので”その話にはのらねーぞ”という意思表示で無表情無反応。
夫は「別に嫌味じゃないよ？」とか「お金のこと気にしないで行ってきなよ！」とか言っていたけど、私の表情は変わらず。
遅いんだよ。今更何言っても無駄だぜ。
私が一言だけ「コーヒーはコンビニで買うよ」と言った後、夫はしょんぼりして寝室に入っていく。さっさと寝て頭冷やせゴリラが(酷)

夫が引っ込んだので、イヤホンを両耳にして音楽再開。
どんなに喧嘩を売られても、買わない。買う買わないの決定権はこちらにある。
喧嘩・不買運動中。
大音量で好きな音楽聴いたら心がスッキリ。

いつも通り布団に入って寝る寸前何だか視線を感じるなと思ったら…
夫が捨てられたゴリラみたいな目でこっちを見ていた。恐怖心しかない。

翌朝、ワンコくんの散歩が終わった後そのままコンビニに行って夫と自分のコーヒーとパンを買ってきた。
夫、嬉しそうに食べる。捨てられたゴリラの目が蘇った。
今日も私は屁理屈変人ゴリラを救ったので気持ちよく休日を迎えている。

皆さんにとって、穏やかな日曜日でありますように。