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お年玉をつかみ取れ!

私の叔父(母の弟)はうちの子供達に毎年少し変わったお年玉のあげ方をしている。

その名も『お年玉つかみ取り』

名前の通り現金つかみ取りである。
この日のために1年間叔父夫婦は小銭を貯め続けているらしい。1年通しての企画なのだ。

正月明けすぐから祖母が我が家に滞在していたので祖母宅に行く機会がなく、通院で一度帰宅した祖母を迎えに行きなが念願のつかみ取りが実現した。

今年の結果。
息子・約6000円
娘・約15000円

娘、圧倒的勝利。
先にやった息子が「僕はねー、6000円だったよ!」と娘にマウントをかましたが完敗である。

このお年玉、子供達に好きなように使わせてあげたいと思った。
「欲しいものを買いに行こう」と話すと、息子は「今はないし、このゲーム終わったら新しいの買う」と答える。娘は「行く!!」と即答。
夕方娘のリクエストで文具屋さんへ向かう。

娘は迷わず色鉛筆のコーナーへ。
「コレ!」と指さしたのは24色の色鉛筆。
絵が好きな娘ならではの買い物である。その他に普段買わない大判の塗り絵とお絵描き帳を選んでレジに向かった。
無事会計を済ませると、娘は隣接している書店にも行くと言う。
雑誌コーナーに行きキンプリが表紙の雑誌を指刺して「コレ!!!」と言ったので「字が読めるようになってからでもいいんじゃない?」と言うとクルッと方向転換。
更に奥にあるCD屋さんへ。

そこにはキンプリの特設ブースがあって映像が流れていた。
釘付けな娘。「欲しい…」と呟く。
確かに買えない値段ではない。しかし、これを買ってしまったら残金が残り少ないくなることを伝えた。すると娘が私をまっすぐに見て

「じゃあ、母ちゃんに買ってもらう!!」

そうねそうね。いい感じに支出をこちら側にシフトしたわけね。
今日は持ち合わせがないので後日買いに行くことにした。
大満足の娘は「母ちゃん!DVD買う時SnowManも買えばいいよ!」とアドバイスしてくれた。
そうねそうね。母ちゃん散在しちゃうね。破産しちゃうね!!

帰ってきて豪華な色鉛筆を眺めて幸せそうなため息をつく娘。
自分で選んで買えた宝物だし、きっと大事に使ってくれるはずだ。

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