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WF-1000XM5 レビュー / 軽くて小さなガジェットは正義(だと思う)

つぶやいたり、他の記事に写真を載せても、レビューにはなかなか辿りつけなかった。
レビューするほど聴く時間が取れなかったのが正直なところ。
 
通勤で2往復、自宅で歴代のWF-1000Xとの比較(WH-1000XM5も)が出来たので、レビューしたい。


開封

前機種 XM4と同じ厚紙卵ケースのようなパッケージと、同じ付属品

この紙パッケージ…悪くはないが、省資源を目指すのであれば、もっと大きな製品にも展開するべきだと思う。
強度的に難しいから、この小さなイヤフォンにしか採用しないのだと思う。
(WH-1000XM5は、普通の箱に入っていた)

歴代と大きさの比較

上から1000X、XM3、XM4、XM5
下の台はWH-1000XM5
左上から1000X、XM3、XM4、XM5
左から1000X、XM3、XM4、XM5
XM4、XM5のケースはパッと見、違いが分からない

ファーストインプレッション

1000X、XM3とは明らかに違う。見た目も、音も。
XM4のバッテリー不調で、1ヶ月ほど通勤でXM3をリバイバルさせていたが、マスクの取り外し時、必ず引っかかる。
その形状ゆえ仕方がない。
 
今回、久しぶりに1000Xを聴いてみた。
よく言えば素直な音。
後継機種と比べると高音、特に低音が出ない。
ノイズキャンセリングは「効いているのかな?」という感じ。


左から XM4、XM5
同上
見た目は比べないと違いがわかりにくい

XM4XM5

「XM4にトラブルがなければ買い替えなかったはず」と、思いながら使い始めたが、思っていた以上に中身は異なっていた。

重さと装着時の形状

重さ自体は、さほど変わらない。
7.3g5.9g
重さの差以上に耳に装着した時の収まり具合が違う。
XM5は耳の穴からの出っ張りが少なく感じる。
 
ツルッとしたXM5付属のイヤピースをそのまま使用しているが、落ちる感じがしない。
アプリケーションで装着テストが出来るのは便利。
あとで調べたら、XM4でも出来ていた。知らなかっただけなのかもしれない。

最初、適当に付けたら、右のイヤーピースを違うサイズのものと交換するようアナウンスされた
改めてちゃんと装着するとOKが出た

音質

XM5はドライバー(スピーカー)が大きくなった。
6mm から 8.4mm
それで違いがあるの? と思われるかも知れないが、大きく変わった。
音色全体に余裕が出てゆったりと聴こえ、音が伸び伸びしている。
プロセッサチップが変わったことも影響しているのかもしれない。

ノイズキャンセリング

XM4も効果的に周囲の音を消していたが、XM5はより強力。
外で歩きながら使用するときは、目視して注意を払う必要がある。
スマートフォンを見ながら歩くと、事故に遭う可能性大。

雑感

安くないイヤフォンだが、価格に見合った機能と性能はある。

XM4の欠点だったケースからの取り出し難さも改善され、駅のホームで落としてしまうことも少ないと思う。

外出時、良い音を聴きながら移動するのに良いツール。

ヘッドフォン(WH-1000MX5)と比較するものではないが、構造の違いにより表現される音の世界が異なるところは、割り切る必要がある。

WH-1000XM5のケースに乗るWF-1000XM5とNW-A300
 
MOH Gadget vol.1Amazon Music Unlimited にも配信されている
自分の曲が ULTRA HDLDAC で聴けるのは嬉しい☺️


ヘッドフォンもイヤフォンもXM5になり、この方向での進化はそろそろ終わるような気がする。
(営業的には、XM6以降も発売されるとは思うが…)
  
では、次は?
と、聴かれると即答できないが、例えば
イヤフォンなら「耳の穴に入ってしまうもの」とか
ヘッドフォンは「片耳づつ完全に覆ってしまうもの」とかかも知れない。
 
ここ数年、骨伝導系のイヤフォンが話題になりオーテックから軟骨伝導タイプも出ているが、レビューを読むと周りの音を聞きながら使うのには良いらしい。
都心の電車通勤向けではないようだ。
 
SF的には聴覚末梢系に直接微弱な電気信号を流したり、もう少し先の聴覚中枢系に頭の外からワイヤレスでデータを繋いだり…

そこまで行くと、オーディオ機器ではないのだが…

音を聴く聴覚の仕組
 

MOH

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