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三四郎池(育徳園)/本郷キャンパスへ

久しぶりに本郷キャンパスを訪れた。

以前は予定通りに訪れ、用事が終わるとサッサと退出していたが、今回は時間に余裕を持たせてキャンパス内を散策した。

本郷三丁目〜キャンパス

最寄駅 本郷三丁目駅を出た通り
お店がだいぶ変わったように思う
本郷通りを歩く距離は短い
入場は通用門みたいなところから
赤門は閉門中
本郷キャンパスは、ここから入れるから良いのだが(観光地的な意味で😊)

キャンパス内

安田講堂を高校生が見学中
社会見学? 受験の下見?
キャンパスのレイアウト
附属病院があるためか、医学部のエリアが広い
総合図書館(東京大学に在籍していなくても事前予約で利用できる)
https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/ja/library/general/user-guide/non-member/form
回廊好きな方が訪れるのに良いのでは
歴史的建造物も多い
朝早くから、男子ラクロス部が練習中

三四郎池

キャンパスから滑りそうな階段を下って行く
池の周囲には景観を阻害する手摺りなどは無く清々しい
たくさんの鴨がいた
人に慣れていないのか、一斉に飛び立ったあとに残った鴨さんたち
池にしては広い

夏目漱石『三四郎』と三四郎池
 現在,通称「三四郎池」と呼ばれて本郷キャンパスの憩いの場となっている池の周辺は,育徳園といわれる加賀藩上屋敷の大名庭園であった。
 この地は,大坂役の後,前田利常が徳川将軍から賜ったものである。前田氏はしばらくこの地を放置していたが,寛永6年徳川秀忠,家光の二公があいついでこの邸に臨んだとき,殿閣を新たに修築し,庭園もそれとともに築設された。その後,寛永15年将軍家光の再度の臨邸にあたって大築造を施した。前田利常は性格豪にして風雅を好むといわれ,その後さらに庭園に修築を加えていった。利常の死後,前田綱紀がこれに補修を加え,ここに至って初めて庭園の完成を見る。育徳園と命名したのは綱紀である。育徳園はその景勝を誇り,当時江戸諸侯邸の庭園中第一の名園といわれた。 園中には,八景,八境の勝がありその泉水・築山・小亭などは数奇を極めたものだといわれている。
 この名園育徳園は,明治の初めに東京大学の敷地の中に編入され,その後多少の改修築をされたものの,当時の面影が努めて保存せられている。キャンパス内の森といっても過言ではない木立は,東京大学創立以前から生えていたと思われる背の高い樹木も多い。春の新緑,秋の銀杏の紅葉は見事である。また小鳥や水鳥だけでなく栗鼠などの小動物と出会うこともある。樹木・水・土・生物という自然の感触を味わうことのできる小さな楽園である。
 育徳園の池は形が「心」という字をかたどっていることから心字池と言われている。 しかし,明治の東京大学を今に伝える夏目漱石の『三四郎』により「三四郎池」と呼ばれるようになった。

https://www.lib.u-tokyo.ac.jp/html/tenjikai/josetsu/2004_07/346.html




以前は滅多に訪れないところでも、無意識のうちに効率優先で移動し「A to B の最短距離」を良しとしていた。

ある時、ふと思った。
「この場所を再び訪れることは、無いのかも知れない」
そんなことを考えながら、最近は時間に余裕があれば寄り道をしている。

東京駅から地下鉄で7分。
身近な観光地😊(海外からの観光客らしき人達も見かけた)

首都圏で並木道の真ん中を一人で歩ける場所は珍しい


MOH

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