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シカゴポストロック再訪 Bundy K.Brown

今までアルバムを軸に紹介していたけれど、今回はひとりに絞って紹介。

トータス、ガスタ・デル・ソルの初期メンバーでディレクションズ、プルマンといったバンドを従えつつもジョン・マッケンタイアやジム・オルークほどの存在感を示す事が出来なかったバンディKブラウン。

プレイヤーとしてはアコースティックな面を持ちながら、リミキサーとしてシー・アンド・ケイクのthe cheech wizard meets baby ultraman... (bundy k. brown mix)での原曲を留めないトランシーなトラックを聴いた時にただならぬ存在感があった。
ヒップホップからハウスをまたぐ表現の中に広大なバックグラウンドを感じた。
スクラッチを交えたブレイクビーツから始まり、ややダビーかつ、ハウスの古典であるマニュエル・ゲッチングのE2-E4を感じさせる浮遊感のあるサウンドが展開されシー・アンド・ケイクのイメージから遠く離れたトラックに圧倒され、この人は一体何者なんだ?と思った。

「モジュレーション」というクラブミュージックのドキュメンタリーにもちらりと映っていて、そこではローランドのドラムマシン808について語っていた。

時代に埋もれてしまった人ではあるものの、シカゴのポストロック人脈の中でも、キーパーソンのひとりだった事は、渡り歩いたバンドを見るだけでわかると思う。

the cheech wizard meets baby ultraman... (bundy k. brown mix)
シー・アンド・ケイクのバード・アンド・フラッグスのリミックス
https://itunes.apple.com/jp/album/cheech-wizard-meets-baby-ultraman-in-cool-blue-cave/5508398?i=5508388

Pullman
https://itunes.apple.com/jp/album/turnstyles-junkpiles/5508503

Directions
https://youtu.be/e1msWUInEHE
https://youtu.be/mfdu4gsK5Zc

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