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UXデザイナー→デジタル&フィジカルデザイナーになりました。

こんばんは。アイロニー・マカヴォニー・シンフォニー、仙崎です。

7月からの新部署体制により、新しく「デジタル&フィジカルデザイン」という領域に踏み込んでさまざまな取り組みを通じて挑戦していくことになりました。今回はUXデザイナーとしての2年間の取り組みと、今後関わっていく領域についての話を備忘録的にまとめていきます。

UXデザイナー・情報設計(アーキテクト)としての2年間の振り返り

2018年にネットイヤーグループに入社したのち、UXデザイナー・情報設計担当として様々な案件に従事しています(時に転びながら)。最初に1年間に関してはアシスタントベースで業務についていくことがやっと、と言う感じでした。クライアントワークでの厳しさと先人のUXデザイナー先輩方が生み出すアウトプットの精度の高さを感じながら、関わるすべてのことが未知の領域という日々の中で走り続けました。2年目の2019年はメインで案件を担当することが徐々に増え、自分の強さと弱さを可視化しながらビジネスとユーザーの両軸で成功できることは何か?を問い続けながら走り続けました。ここでも失敗することは多々ありましたが、そのおかげで「とにかく自分を信じて、やっていくしかない」精神が強く根付いた気もします。

これまで主に関わってきた業務は、Webの世界に閉じた体験の話だった

未経験でUXデザイナーとして採用頂き、直近2年間メインで関わってきたことはお客様のサイトリニューアル、新規サービス構築の型化でした。リアルな体験を通じてWebサイトに訪れるユーザパターンならびに課題を認知的ウォークスルーで洗い出しながら、あるべきToBeのCJM(カスタマージャーニーマップ)を可視化し、そこから導き出される本質的なニーズを設計コンセプトに落としサイトを構築していくという活動が主軸でした。転職する前までもWebサイトの施策は何度も関わってきましたが、現職ではさらに「ユーザーのインサイト」をしっかり深堀りして解き明かしていく過程・プロセスを非常に大切にしているところが、とても良いと感じています。また、同時にそれをクライアントであるお客様に「UXデザインでユーザーのインサイトを見つけ、施策に落とし込むことが大事なプロセスである」ということを理解してもらうことの難しさも感じました。それと同時に感じてたことは「Webに閉じた体験以外の領域にも挑戦したい」という気持ちでした。つまり欲が出たんだと思います。もっと、外で出会う体験まで関われないのだろうか?と。

新しい部署で挑戦していく「デジタルとリアルの融合」

コロナ渦の中で同時にやってきた転機となる異動の話が、その欲を突き動かしてくれました。新しく立ち上がったチームのミッションが「デジタル&フィジカルデザイン」です。日本では聞き慣れない言葉かと思いますが、海外では少しずつ言葉が浸透されているようです。

デジタル&フィジカルデザインは、リアルな側面とデジタルな世界を融合させ、ユーザーが望む一貫したシームレスで違和感のない体験を実現するための概念になります。スマホ普及が進む昨今ですが、リアルな場でのデジタル活用はまだまだ課題が多く見受けられると感じています。特にリテール業界においてはアフターコロナな世界のなかで「小売分野の新しい購買体験」の活路を見出していく必要があります。対面での接客が難しくなってくる状況で、いかにユーザーがリアルな購入と違和感なくスムーズに買い物ができるのか?などが一つの鍵となってくると思います。(海外では、Amazon Goなどを筆頭にまさしく「リアルとデジタル」を融合させた体験づくりがはじまっています)上記のような今までなかったリアルな場でのデジタル体験へのつなぎこみ、橋渡し的や役割になるべくデジタル&フィジカルデザイナーという肩書きで新たに動き出すことになりました。(UXデザインを軸におきながら、さらに広い領域に踏み込みます)

ピンチをチャンスにできるか

コロナ渦の中で180度生活が様変わりした世界で、日々暗いニュースばかり目にしてしまうこの頃。特に対面でビジネスを行う人対人のサービスにおいては顧客獲得や今までのやり方が難しくなってくる可能性が高く、まさしくピンチな状況になることがあるのかなと思っています。そんな状況を「チャンス」に変えられないだろうか?と私たちのチームは強く感じています。これから部署で提供するサービスや取り組みを通じて、いまピンチな局面あるサービスをチャンスに変えていけたら、と考え突き進んでいきます。

これから、私たちのチームでは「デジタル&フィジカルデザイン」をテーマにしながら該当する体験やサービス・実際に関わった案件などを自由に発信してまいります。これからの時代の体験づくり、ビジネス戦略の切り口、自社サービスのアイデア着想などのきっかけになれば、とても嬉しいです(ぜひ、依頼してみたい!という方はご一報くださいませ。)デジタル&フィジカルデザイン編集部として、チームメンバーが以下noteアカウントで発信してまいります。※ぜひフォローしていただけると嬉しいです。

私自身も「デジタルとリアル」を加速させていく

私のミッションは以下です。Webに閉じた話から、さらに広範囲に考えていく体験づくりが求められるため、今まで以上に「ユーザーの気持ちに寄り添う」必要があります。

まずは自分がユーザーとなり、体験をアウトプットする。その過程を整理し、定量・定性の観点から柔軟な発想法でビジネス戦略の入り口を広げる。枠にとらわれず、自由で挑戦的な発想を続けていく。

こんなことを言うと(おこがましいですが)この2年間を通じての自分の強みは、「難しいことをわかりやすくドキュメンテーション化していく」こと・「自由で枠に囚われないアイデアを発想する」だと実感する場面がありました。また、肩書きはあくまで「肩書き」でしかありません。やってきたことやプロセスは今までと同じ。まだまだ発展途上な身でもありますので最良のインプットとアウトプットを忘れず、自分の強みを最大限生かせるように突き進んでいけたらと思います!

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