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教授は私たちのすぐそばにいる。

“希望はない。 ないことを自覚しろ。”
坂本龍一は未来をそう断言する。
この春、 5年ぶりのオリジナル ALBUM 「Out of noise 」 を発表。
「ryuichi sakamoto playing the piano 2009_out of noise」
と題した全国24カ所日本ツアーを皮切りに、
すべての公演を最短で24時間後にiTunes で発売する
という音楽史上始まって以来の試みを敢行した坂本龍一という音楽家に
私はかつてない衝撃を受けた。
犬の老衰は人間の七倍というドッグイヤーの時代にあって
予想以上の音楽業界の急激な衰退は、
今後の音楽文化に暗い影を差していた。
ところがその風潮に真っ向から立ち向かう “教授” の行動は、
私の知る限り日本で唯一の革命家的音楽家だと確信した。
幸運にもデビュー当時から教授の動向を見守ってきたファンのひとりとして、またこの半世紀あまりを共に生きて来た時代の目撃者として、
というと大げさだが今回の過激とも受け取れる教授の行動の真意を確かめたくて、あえて東京公演を見送り、 もうとっくに血の関係を失っている生まれ故郷で行われた岡山公演に向かった。
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こんな無学丸出しの文章を吐き出したのはいつのことだっただろう。
一周忌を3月28日に迎える教授の命日を数日後に迎える今、
触れる教授はいないが、もちろんいても触れないが、
教授は私たちのすぐそばにいる。結局死んだ人は誰もいない。
と常々私は感じている。
もしかしたら、死んだことで必要度が明確になるのではないか。
必要という言い方ではモノを連想するから、不可欠という言い方がベターかも知れない。この日本には坂本龍一が不可欠。どうもしっくりこないな、
回り回って坂本龍一が必要だということがはっきりした。
つまり言い方はどうあれ、坂本龍一を偲ぶ命日は年に一回でいいが、
教授は常に私たちの手の届く触れない場所に存在してくれているのだ。
まさに日本の神様と同じく八百万の神なのである。

やおよろずのかみ 八百万の神とは、日本で古くから存在する神道において、祀られている神のこと。 古代から日本ではあらゆる現象や、太陽から月、風、家のなかの便所まで世の中に存在するすべての物に神が宿っていると考え、そうした無数の神々を「八百万の神」として崇める風習があった。


で、告知です。明日 3月22日金曜日夜11時 
坂本龍一さんを追悼する選曲があります。
海賊船 PirateRadio  mixcloud 
追悼選曲 坂本幸隆さん
タワーレコード NO MUSIC NO LIFE 
freedom dictionary 守護神です。


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