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北部イギリスの旅(22)〜チェスターで中世に思いを馳せる

(このイギリス・アイルランド旅行記は以下に全部リンクがあります。よかったら。)

久し振り(といっても1か月ぶりくらい?)に息子に会ったのに男性陣が限りなく素っ気ないので私も「じゃぁ私の興味に集中しますよ」と(←拗ねたともいうwww)。リバプールから30分ほど南下してチェスターに行きました。←リンクはWikipediaですが、短いのでとりあえず「そんな都市なのね」と目を通してから写真を見ていただいた方がいいかも。

チェスターも古い街なので最初から街そばの公共駐車場を調べてそこを目的地にしておきました。

マージー川を超えるのに「有料道路」を通るっていうんで結構緊張したんですが、クレジットカードですいっと通れました。・・・というのは半分ウソで、その料金ブース、クレジットカードを受け付ける器械が壊れてて「そのままどうぞ」って通してもらったのですがね・・・そんなこと、あるんだ(笑)。

チェスター競馬場に近い公共駐車場(あとから知りましたが、すでに城壁内の場所にありました)に車を停めてチェスターの街中へ。いきなり「あ、地球の歩き方で紹介されてたレストランだ」(中央左手)ってことで、夕食はここにしようと決定(それ最初に決めることか?というツッコミは受け付けません笑)。
この白壁に黒い梁の建物こそ、チェスターらしい風景。昔、ストラスフォード・アポン・エイボンを訪れたときにこういった家々(それらも中世らしさを残した建物)が素敵だなぁと思いましたが、この町は城壁内にそんな建物が沢山。
でも写真の角度を変えるととても現代っぽいのが面白い。
この地方に多い赤レンガの建物もあれば、白壁のところもあり。見るだけでワクワクしてきます。
違う時代が仲良く並んでる。(それでも左の建物も十分100年以上は経っているのでしょうが)
チェスターについてから今にも泣き出しそうな空なのですが、この素敵な街並みに私はひとりで大はしゃぎです。
階段、雨を避けるための屋根や「ザ・ロウズ」(屋根付き商店街)、柱につけられた精巧な彫り物や昔ながらのガラス窓・・・ひとつひとつがかわいらしく美しい。
ひとつひとつに職人さんだとか大工さんだとかの美意識とか創作精神が感じられる。
これには1657(1637?)の文字が見えますね。すごいなー古いなぁ。
カッコよすぎる。職人魂を感じます。
ガラスはさすがに入れ替えているのでしょうが(当時は手吹きガラスだから表面が均一じゃないはず)リムのデザインやどこかの紋章とか、・・・歴史を掘ったら面白そうです。
こんな素敵な屋根からの装飾が施された建物もあれば、防火や耐久性からでしょうか、両脇は比較的新しいレンガ造りだったり。
けれど、そうやって建て替えられた建物があっても一階、二階部分は多くのところでもとの街並みをちゃんと意識しているのがよく分かります(ロウズを構成する部分だから法律なんかで触らないように決めているのかもしれない)。
こういう街、住みたい・・・とか、見た目で言っちゃダメですがね。
The Crossと呼ばれる町の真ん中。見事な白壁+黒い梁の家が並びます。
あちらに見えるのはイーストゲートかな? 沢山の観光客がいますが、なんとなく落ち着いて見えるのは何故なんだろう。
ザ・クロスからは四方に伸びる街並みが見えます。
どこの紋章でしょうね。でも古いかとおもいきや、この左手の白壁の建物には1888の文字・・・・あ!この町では新しい、という意味で、150年くらい建ってるんですよね!?
オトコ同士なにを話してるのかはしらないけれど、私は楽しく写真をとって歩きます。
ザ・ロウズは多くが上階にあり、こんな階段がみられます。私達は「近道」になるのでこの階段を上っていますが、お買い物にいくために上り下りする人達も沢山います。
路地を歩くのって大好き。そして路地をあるくお客さんに向けてのショーウィンドウや店の看板がまた、美しい。
写真を撮りまくっててあまりに私が遅れるモノで(心配されてる?怒ってる?)
・・・すいません。
先ほどの「近道」を抜けたあたり。宿が多く、ちょっと静かになりました。
これは市庁舎だったかな。
昔から街の真ん中なんでしょう、大きな石造りの建物が沢山。(チェスター大聖堂の目の前です)

チェスター大聖堂はこれまた写真を撮り過ぎたので次の記事に。

さて、ノースゲートが見えてきました。ここから城壁に上がってみることにします。
ふむふむ。こんな風になってるんだ。
城壁にあがったところ。
となりを運河が走っています。そして城壁の上の通路から入れるお店もあるのが可愛らしい。
鳩小屋!?(さすがに昔じゃないから食べるためじゃないでしょうが・・・)
城壁の上からチェスター大聖堂の庭を見ることができます。
前方に見えるのはイーストゲート、ここから降りてまた中心へもどります。
イーストゲートのあたりから眺める旧市街はとても美しい。
いまっていつの時代だっけ?と考えてしまいそう。
もう一度、ザ・クロスです。二階部分のところがザ・ロウズ。本当にこんなに街並みにうっとりする場所はなかなかない。

ちなみに、今回利用した駐車場のあたりのはなし。訪れる時間もなかったので足を向けなかったのですがチェスター競馬場は現在稼働している競馬場ではイギリス最古だそうです。noteに競馬場のことを書かれている方がいらしたので、リンクします。


車じゃないとなかなか行けないかもしれませんが、チェスター、素敵です。ぜひもっと沢山のひとに知ってもらいたいなぁ。
10日目最後の記事は大聖堂と夕食と、です。


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