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北部イギリスの旅(16)〜霧の中のヨークシャー・デイルズ国立公園

(このイギリス・アイルランド旅行記は以下に全部リンクがあります。よかったら。)

イギリス滞在8日目。そろそろnoteに書いてる記事を戻らないと何日目か本気で分かりません。

この日はそんなに距離は無いのだけれど、全く情報なしの「ヨークシャー・デイルズ(Dales:谷、ここでは丘陵地帯のなだらかな谷間のこと)国立公園」かつそのなかの「かわいい」という情報しかない町を訪れたりと、時間を取られる可能性はあちこちに。
宿泊したThe Willowsのレストラン。こぢんまりした、家庭的な感じの客席(写真のあちら側は他のお客様用)
小さいアンティークグラスにはいったフルーツ、結構見た目より量はある。
コーヒーから立ち上る湯気は なんとなく日常(普段)の朝とつながってホッとします。
自家製のケーキなんかが並んでます。レストランの開いてる時間はけっこう出るんだろうな。
今日はオットも私もトラディショナルイングリッシュブレックファスト。卵やソーセージ、ベーコンなんかはそれぞれ一個でいいです、って最初にいうべきだった。。。
そしてトーストも・・・ほんと、気前よく沢山出してくださるの嬉しいけど、食べきれない(^_^;

私達は「地球の歩き方」の本のファンなんですが、本の中にも、ウェブ版にもこう書かれてます。

イギリスにはコッツウォルズなど有名な村以外にも、美しい村はたくさんあります。
ヨークシャー・デイルズの小さな村「ホウズ(Haws)」もそのひとつ。
国立公園の北西部に位置する人口1100人ほどの小さな保養地ですが、「チョコレート・ボックス」と称されるほど、村の景観はかわいく、イギリスのカントリーサイドの魅力が詰まってます。

地球の歩き方 ウェブ「ヨークシャー・デイルズ国立公園を訪ねて ①」より
さぁ、今日は最初の目的地が「ホウズHawes」という国立公園内の小さな町。「かわいらしい」という前情報のみwww 
今日も朝からみんなでかわいいねぇ、羊くんたち。
だんだん霧が濃くなってきました。
・・・み、見えない(~_~;) 時速40kmくらいでそろりそろりと進む感じです。
丘の頂上?あたりにあった土産物店+カフェ。ちょっと霧が晴れた?と思うも、左手の「16%」という標識におののく。
少し晴れてきて、谷間(Dales)が眺められるようになってきました。
ふわっと視界が開けた先に緑の谷間が広がると息を飲みます。
平和〜ってかんじ。
視界がひらけて、さっきまでの不安になるほどの霧の景色を忘れる美しさ。
なんとなく懐かしさがあるのは何故なんだろう。あの家がいい雰囲気。
少し人家が増えてきました。町かな?
なだらかな丘陵地にもところどころ、崖が見られます。断層?水が作った景色かなぁ?
朝露なのか、さっきの霧で濡れた(雨が降っていた)のか、緑が白っぽく輝いてます。
石を積んで作った塀?壁?が丘に続きます。あの頂上から降りてくる平行した2本の線は・・・道路脇に積まれた石塀でしょうか。
(すいません、橋と階段好きなんですwwww)
水があって、穏やかな丘陵に囲まれて、何て素敵なところ。Kettlewell(ケトルウェル)という町でした。国立公園のインフォメーションセンターもあります。
時間の流れとか全く違うだろうし、なんだったらすごく不便かもしれないけれど、どんな生活なんだろう。憧れに似た気持ちを持ちます。
石の性質が違うんでしょう(石灰岩質らしいです)、川の中に見られる岩がゴツゴツして平たい感じで、これらが平たく浅い滝を段々状につくっている場所もあって観光名所です(。
羊、この急斜面も平気で上るのねん・・・
他の人がどう感じるかは分からないけど私は大好きな景色でした。ケトルウェルにはジョセフ・M・ウィリアム・ターナーという画家も滞在して絵をかいたのだそう。分かる〜!!←ターナーファンです。この景色、この空気感、ターナーの絵だよ。
林の中を通る道。
こんな狭い道をひたすら走りますが、助手席の私は楽しくて仕方無い。(運転してても楽しいですが、助手席なら写真が撮れる)
また霧がでてきた。
でも朝ほどひどくはない。そして霧のかかったよく見えない風景も私は好きでした。
見えてきた!Hawesの町です。パブリックパーキングを探して駐車して、少し歩きましょう。
パーキングには警察のバイクがきちんと並べられてました。お茶に行ってるんだろうか?(そして全部、BMWの1000ccとかのでっかいバイク)
ハイストリートには沢山の出店が。平日だし天気もそこまで良くないし寒かったけれど、賑わっています。
ポストに手編みのレンガ風ニット帽+やまのような羊の編みぐるみwww
石畳に石造りの家々。狭すぎず広すぎない道。町のあちこちの風景が可愛らしく「チョコレート・ボックス」と称されるのはこんなところかなぁと思ったり。
水鳥たちも並んでご挨拶・・・なわけじゃないですが、並んだ様子が可愛かった。
年月と、沢山の住人の笑い声やひそひそ話の声が染みついていそうな石の壁。素敵だな。

雨が降りそうで降らない曇りの天気、気温は4−5℃でした。
雨が降らないからいいかな・・・
とりあえず、次の目的地「リブルヘッド高架橋」へ向かいます。


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