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アイルランド(5)〜ちょっと別なドキドキのあるロードトリップ

(このイギリス・アイルランド旅行記は以下に全部リンクがあります。よかったら。)

ボイン渓谷あたりの遺跡群とタラの丘を見た後は、ちらりと近くの古城に立ち寄ります。そのあとはN3という大きな道でひたすら北西へ。カルドラ墓地というところでヤヌス像(紀元前後の作と推定されている)を見てホテルまで。移動が長い!!!

トリムTrimという町の観光案内所目の前に駐車場があります。€3だったかな?
13世紀築城のアイルランド最大規模のアングロノルマン(イギリス)の城。映画「ブレイブハート」ではヨークの町として使われたところ。
ゲートを入ると内側からはこんな風にみえます。ゲートの中のところが受付、赤い柱のところは管理施設だったような気が。。。(いずれにしても入れなかった)
映画に使われるくらい、見事な城壁が残っています。(向こうに見えるのはSt. Mary's Abby)
左側は大きなキッチンとかがあった辺り。その向こうがボイン川で、その後ろ(向こう岸)にSt.Mary's Abbyが。
全景はこんな感じ。
ガイドツアーでは中も見られるようです(そんな時間はないので外からだけ。)
内堀もあったのかな。
上に紹介されているバービカンゲート。ボイン川から水をひいて堀をつくり、そこに橋をわたして城への出入りをコントロールしたようです。

さて、ぐるりと城をみて城外へ。

Ireland's Oldest Bridge。18 世紀から 19 世紀の間にわずかな変更が加えられただけで13 世紀初頭以来堅固に立っており、単なる中世の建造物ではなく、現存する完全な形で保存されているアイルランド最古の橋だということ。
橋はとても綺麗にされています。
トリムの町の旧市街中心部。左の灰色の建物が裁判所、ということでその目の前のパブ(緑)の名前がThe Judge & Jury. それにしても何故この色を・・・???
トリムの町をでて、一路北西へ向かいます。
・・・アート作品かな。虫の軍隊???(と思ったのは私だけ?)
N3、と左の緑のサインに書かれています。Nは国道。
Nロードはこんな大きなトラック(トローリー)がばんばん走ります。
景色はのどか・・・だけれど、Nロードは制限時速100km。当然みなさん120kmくらいで飛ばしている。
でも町に入ると時速50kmくらいまで落とすように、というサインが。これは守らないとあとが怖いので絶対守ります(アメリカもそんな感じ)。街中のこういうのは取り締まりが本当に厳しい。
湖が出てきました。湿地帯や湖が多いエリアです。
Virginiaという街に入りました。大きいな。
それでもNロードなのでトラックや、こんな重機も走ってる 笑
なんか次々と他の車に抜かれるなぁ・・・と思って「あ!!!」と声をあげてしまった。いつの間にかkm表示からmile表示(MPH)になってる、つまりしれーっと北アイルランド(イギリス)に入ってるってことだ!!!
この地図で分かりますか?真ん中あたりを斜めに突っ切るN3ロードはラフ・ドゥーリーというあたりで濃い線(つまり国境)を超えてA509というAロードになってるんです。もちろん特に検問とかはありませんでした。
「ガソリンが安くなった!」といいたくなりますが、ユーロ表示からポンド表示になっただけ・・・・あぶなーい。そして面白いのですが黄色(本来はオレンジ)、白、黄緑の旗は「アイルランド国旗」です。なんか、意味あるのかな。
でも景色が大きく変わるでもなく。
ちょっと疲れたのでコーヒーを買いに。目の前に可愛らしいサッチドハウス(かやぶき屋根の家)が。パブかな、B&Bもありそう。
コストカッターってイギリスのスーパーマーケットチェーンだよね。郵便局も兼ねているみたい。
2時間半ばかり走って、ようやくカルドラ墓地に着きました。
このエリアのひとが手入れをきちんとされているのがわかります。
うわーほんとにお墓だよ・・・入っていいのかな。
あ!あった、ありました。腰にベルトをつけ両手を交差させたケルトスタイルの数少ない石像なんだそうです。両面に顔があるのでローマ神話の扉の神ヤヌスの名前で呼ばれているのだそう。ガイドブックによると「墓参りにやってくる地元の人々に可愛がられているお地蔵さん的存在」なのだそう。・・・確かに頭の上の林檎の置き方が、愛しか感じません。
古い墓標。
こちらも小さいヤヌス像。紀元前後につくられてるとは、ちょっと見には信じがたいけどそうなんですね。
さぁ、長いドライブも最後の1時間弱。カルドラ墓地はまだイギリス領(北アイルランド)ですが、この水辺を超えたあたりでまたアイルランドに入ります(ほっ)。入国のとき「北アイルランドにいく?」って聞かれて「いいえ」って言っちゃったもん。ちょっとドキドキでした。
調べると、一応こんな感じの「国が違うよ」という注意書きはあるって書いてあるけど、気付かなかったな・・・
ああ、国境越えて表示がまたkm/hにもどりました。良かったよ・・・
宿までもう一息〜〜〜
時々みるこの「バク」的な色の牛・・・気になる。なんか別の種類?
橋があって道が狭くなるのはアイルランドもスコットランドもアイスランドも一緒だな(笑)
おお、やっと曲がり角にサイン!
着いた〜〜〜!なんかお城みたいに大きな門ですが、結構最近改築・増築して今のようになったらしい。
レセプション前の駐車場はほぼいっぱい。みんなここまで泊まりに来るって、すごいですね(私達もだ)。

北アイルランドに入るときのことを心配してたのに拍子抜けするほどでした。まぁそうか、もともとみんな同じ様に暮らしてただけだもんね。
なので国が違うことに気付くのは「制限速度の変化(kmとmileの違い)」「ガソリンの値段」「道を譲る、のことばがYieldかGive wayか」くらい。

ちなみに国の間ではやっぱり北アイルランド(イギリス)とアイルランドが国境を共有している事は大きな問題。これは住民と政治の場の人で重要に思うところが違うというのもあるでしょう。ブレグジット以来 更に問題は・・・でも住民はね、関係ないよ、って言いたいでしょうね。

通り抜けるだけなら全く問題ない感じの「アイルランド→北アイルランド→アイルランド」ドライブでした。

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