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光るテクノロジー奇祭「東京行灯祭」@川島商店街、出展ラインナップ第一弾

市原えつこです。今年に入ってから奇祭・祝祭に妙に魅了され、勢い余って中野区の「東京行灯祭」を念願のテクノロジー奇祭にさせていただくことにしました。

そしてこちらの記事で出展者募集の大号令をかけたところ、奇祭バイブスに共鳴いただいたマッドなクリエーターが予想以上に集結し、おののいております。うれしい悲鳴・・・
ヤバい。これはヤバい。日本にはまだまだいろんな奇才が眠っていたのだと実感しております。

出展調整中の作品もまだまだあるのですが、一旦出展が確定した作品からご紹介していきます。2日間で終わらせるのがもったいないほど濃いです。それではどうぞ。

東京に幻の奇祭を復活させる、田んぼナイト提灯(13日に実施)

音を感知しビートに合わせて光るインタラクティブ提灯。今回のお祭りにピッタリすぎる。

作者の原田俊さんいわく、「主宰している田んぼナイトというイベントのコンセプトが『主宰の3人組の出身地である秘境でかつて行われていた奇祭を、東京の地で蘇らせる』というもので、今回の奇祭というテーマにすごくシンクロしていたので応募させていただきました」とのこと。ソウルメイト感を感じざるをえない。
今回は13日に、リアル屋台に擬態した屋台DJをしていただく予定です。商店街で明らかに異彩を放つであろう、インタラクティブDJプレイをご堪能ください。

奇祭成分200%超え!人間電飾花輪

シュール手芸作家のころとろさんによる電飾花輪。パチンコ屋店先にある花輪が光り、さらに顔をはめて人がかぶるというもの。改良版ではエレクトリカルパレードが流れながら光るそうです。出展フォーム開始と同時に速攻でお申し込みいただき、ヤバすぎるので速攻で出展オファーの運びになりました。

ちなみに彼女は今回の東京行灯祭のために電飾花輪を5個に増量するチャレンジをしていただけるらしく、CAMPFIREでクラウドファンデングをはじめました!ぜひご支援を!!なぜなら私が見たいから!!!!!

ハッピーになれるピカピカ!電飾花輪を5人に増やしたい!


玩具花火を用いたアート集団、PARTY ANIMAL

前々から気になっていた、玩具花火を使った作品を制作するアート集団による作品も出展いただけることになりました。2015年のWIRED CREATIVE HACK AWARDにてパブリック賞を受賞した花火のメガネをはじめ、玩具花火の可能性を探った作品を制作しているそうです。

これらの作品を手がける「PARTY ANIMAL」さんはリボンを使ったアート「Ribbonesia」やイラストなどの作品発表を続けるアーティスト前田麦さん、アートディレクターの佐々木大輔さんを筆頭に、フォトグラファーや映像ディレクター、モーショングラフィックデザイナーなど10名で構成されるクリエイティブ玩具花火チームです。

デジタルサイネージを用いた動画展示、安全面に配慮いただいた上でパフォーマンスを行っていただきます。

笑明ロボ&きらミントン

川島商店街から徒歩10分ほどの距離にある芸術大学、東京工芸大学インタラクティブメディア学科浅野ゼミによる作品もご招待しております。
可愛らしいロボットが光を発しながら行進する「笑明ロボ」、横浜で開催される「スマートイルミネーション」でお披露目する新作「きらミントン」の2作品を展示していただきます。

おなじみ、喘ぐ大根「セクハラ・インターフェース」

市原えつこ/渡井大己の共同制作で開発した、触ると喘ぐ大根。こちらも商店街に出没します。

今週月曜日にマツコ・デラックスのバラエティ番組「月曜から夜ふかし」にて紹介いただき、めでたく日本全国のお茶の間デビューを果たしました。
東京行灯祭での展示が、放映後初の展示機会なのでぜひ。

通電した肉はウマくなる?!光る電気肉

『あぶない科学実験』、『大人の怪しい実験室』などの著書を執筆するサイエンスライターであり、毎週日曜日に実験しながら酒を飲むバー『科学実験酒場』を主催する川口友万(かわぐちともかず)さんによる「電気肉」。「肉に1万5000ボルトを通電、コロナ放電により肉を発光させます。電気を流した肉は、元の肉よりおいしくなるのですが、保健所がうるさいので今回は見るだけでおあずけです。ついでなので、肉以外にタコやタクワンを光らせます。」とのこと。これは喘ぐ大根とタイマンはるマッドさです。

※今回は不特定多数の方が出入りする場所のため、運営判断で安全管理上写真展示にさせていただきました。ご了承ください。


ストリートパフォーマーのための投げ銭入れデバイスBUBBLY

「BUBBLYはシャボンを使ってストリートパフォーマンスを盛り上げる、ストリートパフォーマーのためのプロダクトです。お金(投げ銭)を中に入れると、感謝の意を込めてバブルを吹き上げます!」というナイスなコンセプトのガジェット。オースティンで開催された世界的なテクノロジーの祭典SXSWにも出展しました。東京行灯祭では、商店街で開催されるジャズ演奏とコラボし、パフォーマーを応援してもらおうと思います!

光るライブペインティング(12日のみ)

以前下見にお越しいただいたインタラクティブ・ライブペイント集団Session βは12日限定でパフォーマンスしていただけます。

ライブペイントとビジュアルプログラミング〝vvvv〟による、ライブアートセッション。手描きが生み出すビジュアルと、プログラムが生み出すビジュアルが混ざり合う。どんなビジュアルが生み出されるかその瞬間を楽しむ。 ライブペインターは、SUI THE TOKYO、オオヤサヤカ、MYME、Yuchiko、CAROL。エンジニアは、村田 裕介。

ペインターさんの普段の作品も拝見したのですが、とても奇祭感あって素敵な絵柄ばかりだったのでとっても楽しみです。

いかがでしたでしょうか(まだまだあります)

一応出展応募フォームは今月いっぱいまで開いていますが、利用可能なスペースや電源の残数があやしくなってきたので、一旦大掛かりなセットアップが必要なもの、電源を利用するものについては原則受け付け終了とさせていただきます。(スタッフはまだまだ受け付け中です

ということで、お祭りをお楽しみに!!!!!


第5回東京行灯祭
11月12日(土)・13(日)/16:00〜21:00
開催地:東京都中野区 川島商店街
〒164-0013 東京都中野区弥生町3丁目14−6
交通アクセス:東京メトロ丸ノ内線 中野新橋駅より徒歩8分
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文責:市原えつこ

1988年、愛知県生まれ。早稲田大学文化構想学部表象メディア論系卒業。学生時代より、日本特有のカルチャーとテクノロジーを掛け合わせたデバイス、インスタレーション、パフォーマンス作品の制作を行う。主な作品に、大根が艶かしく喘ぐデバイス《セクハラインターフェース》、虚構の美女と触れ合えるシステム《妄想と現実を代替するシステムSRxSI》、脳波で祈祷できる神社《@micoWall》等がある。2014年《妄想と現実を代替するシステムSRxSI》で文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門審査委員会推薦作品に選出。

http://etsukoichihara.tumblr.com/

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