市原えつこ(メディアアーティスト)

メディアアーティスト、妄想インベンター。主な作品に喘ぐ大根「セクハラ・インタフェース」「デジタルシャーマンプロジェクト」(文化庁メディア芸術祭優秀賞、アルスエレクトロニカ栄誉賞)など。日経COMEMO KOL【公式web】http://etsuko-ichihara.com/

個人のアーティストが、クラウドファンディングに初挑戦してみた阿鼻叫喚

いつもお世話になっております、市原えつこです。この度6/30に人生初のクラウドファンディングを公開してみました。

かねてから東京で土着のテクノロジー奇祭を開催するのが夢だったのですが(ちょっと我ながら謎の夢と謎のモチベーションなのですが……)
令和元年、世界中から仮想通貨の投げ銭を集めて神輿をかつぎ、土地の豊穣を祈る奇祭「仮想通貨奉納祭」を開催すべく、クラウドファンディングを通して開催資金&一緒

もっとみる

「二律背反、パラドックス、水と油を抱える族」

少し前の話ですが、大反響だった「日経COMEMOアート思考」シリーズ二次会のような飲み会があったことをご報告いたします。
もともとは第二回で登壇された能楽師安田登さんをバンダイナムコ未来研究所所長の堤さんに顔合わせさせるという趣旨の会だったようなのですが、双方知り合いということで私も召喚され、面白そうなので参加しました。

若宮さんがチョイスしていただいたお店が、マジで九龍城の日本版みたいな場所で

もっとみる

「続けてください」という言葉の重み

先日、J-WAVE「INNOVATION WORLD」という番組に生出演させて頂きました。

この番組には個人的に思い入れがあり、いつか出たいなとずっと思っていました。というのもパーソナリティの川田十夢さん(AR三兄弟)は私を今の業界に引き込んだ恩人であるからです。

今でこそアーティストとして独立していますが、もともと普通に新入社員のペーペー時代、日常の業務や雑務すらまだままならぬ半人前のなか、

もっとみる

6/15未来館でメディア芸術祭×ヤフーの新メディアFQコラボイベントが開催&したたかなアーティストたちの生存戦略トークをします

ヤフーが最近どうやらアート方面に精力的に乗り出しているらしい

2016年に新卒から5年間お世話になったヤフーを退職し、独立してから気づけばはや3年。
様々な企業さまと協業をしたり、海外展示で四苦八苦したり、契約でモメたり、、様々な修羅場をくぐり抜け、アーティストとしてサバイバルする知見をいろいろと体得してきました。

私がヤフーに在籍している間は正直言ってアート事業に力をいれていた印象はあまりな

もっとみる

「現実」「客観的な真実」という概念の不確かさ

最近、何らかの創作物には、その作者が「世界をどのように認知しているか」がそのまま反映されるのだなぁ、と改めて感じています。

例えば「大企業」という概念に対して思い描くイメージも、人によっては「利権にまみれた巨悪」というように映り、また別の人にとっては「親近感を感じるあたたかい仲間たちの集合体」であったりします。
また日本人は「ロボット」にどちらかといえば仲間としての親近感を感じるのですが、西洋の

もっとみる

賞をいただくことのネガティブな側面

これまでありがたいことに、いくつか業界において大きめの賞をいただく機会に恵まれました。本当に光栄なことなのは前置きした上でですが、世の中に「100%良いこと」はなく、一見どんなに良さそうに見えることでも大抵負の面もセットで持っています。「隣の芝は青く見える」という言葉がありますが、その青くない部分を書いてみたいと思います。
もちろん賞を頂いたおかげで訪れた機会、チャンス、お仕事は数多くあり基本的に

もっとみる