フリーになって一年経ったので「一周年生き延びました感謝祭」を開催しました

お世話になっております、市原えつこです。
2016年4月に独立してから、早いもので一年と半年が経ちました。

↓当時の退職エントリ。懐かしい・・・

独立の時は、多少計画はあったものの本当に行き当たりばったりで会社を辞めたのですが
いろんな諸先輩方にサポートをしていただいたり、色んなクライアント様とお仕事をさせていただいたり、楽しく一年を過ごすことができました。
運と周囲の方々のサポートのおかげでどうにか生きていけたフリーランス生活でした。

そこで「おかげさまで無事にフリー最初の一年を乗り切ることができました、ありがとうございます!」の感謝の意を表明するパーティー、その名も「生き延びました感謝祭」を去る8/23に開催したので、その模様をお届けします。

ご招待したかった方が本当にたくさんいたのですが、様々な都合で(遠方にいらっしゃったり、ご多忙そうで遠慮したり、、)できなかった方も大勢いるので、レポートで雰囲気だけでも伝われば幸いです!

写真は山田孝之似のイケメンカメラマン、なかむらしんたろうさんが撮って下さりました!素敵な写真を本当にありがとう!(最近出た彼のインタビュー記事が超良いのでこちらもぜひ)

会場はいつもお世話になっているロフトワークさんの運営するFabCafe Tokyoです。スタッフさんが超イベント慣れしてて優秀、会場の映像音響設備も完備、ドリンクも美味しい、とスペックの高すぎる会場でした。。



●だいぶんキてる展示作品の数々

当日はお客様のおもてなしとして、
喘ぐ大根こと「セクハラ・インターフェース」を稼働させました。

ウエルカムセクハラ」として、ウエルカムドリンクでの乾杯後にひと喘ぎ。

デジタルシャーマン・プロジェクトも稼働予定だったのですが、Pepper先生が沈没しており無念。とりあえず写真で見る分には元気ですw

昨年開催したお祭り「東京行灯祭」で凄まじい存在感を放っていた「電飾花輪」作者のころとろさんも花輪と共にお越し下さりました。
パーティーにいるとおめでたさがすごい。すげえありがたい。

電光掲示板には「えつこさんいっしゅうねんおめでとう」の文字が延々と流れている・・・・!!!なんだこのエフェクトは!!!


自分のスマホで撮った写真で恐縮ですが、起業家・吉藤オリィさんによるテレコミュニケーション用分身ロボット「Orihime」もゲリラ展示いただいたり

半・分解展を開催した気鋭のモデリスト、長谷川彰良さんの解体服も展示いただきました。



作品にちなんだ、目にも舌にも嬉しいフード

当日のフードは、「みなとキッチン」のりんひろこさんにお願いしました。最近ご家族で二拠点生活を始められた、素敵なお姉さまです。



りんさんは2013年に「これからの性とアートの話をしよう」という性的LTパーティーでも素敵なケータリングをしていただいたご縁で、再びご一緒できたのですが、
さらにパワーアップしていた・・・

りんさんが提案してくださったメニューが以下です。


―当日のお品書き―

・あえがない大根のピクルス
・サーモンとクリームチーズのカナッペ
・男鹿名物ギバサとなまはげ味噌とねりごまのカナッペ
・アンチョビとトウモロコシのポテトカナッペ
・ミニトマトとかまぼこの巫女風ピンチョス
・レーズンのバルサミコミートローフ
・夏野菜の甘辛豚巻き
・祝1周年カップケーキ

「あえがない大根のピクルス」「男鹿名物ギバサとなまはげ味噌とねりごまのカナッペ」「ミニトマトとかまぼこの巫女風ピンチョス」・・・完全に私の作品をフードに取り入れてくれとるwww

ネーミングのインパクトも充分、そして見た目も美しく、もちろん美味しいという最強のフードでした。


ミニトマトとかまぼこの巫女型ピンチョス。色とりどりの巫女さんに見える…!

豚巻きめっちゃうまそう・・・(タイミングを逃し、食えなかった・・・)

そして嬉しかったのが「一周年カップケーキ」です。
ポップなデコレーションで超かわいい!!!

「1」の形をした手作りクッキーにメッセージ入りケーキ・・・・神か・・・

あまり人から祝われるのに慣れていない人生なので、がっつりデコられたケーキを目の前にテンション上がらざるを得なかったです。

りんさん、本当にありがとうございました!りんさんのケータリング超おすすめです。


また、一緒に「日本のまつりRE-DESIGNプロジェクト」をやらせて頂いたISIDイノラボ様から、作品でテーマにしたナマハゲにちなんで「いぶりがっこ」「なまはげまんじゅう」を差し入れ頂きました!美人で仕事できるのに狂ったアート系コンサル女子、川内友紀恵さんから送り込まれた刺客です。


なまはげタワー(イノラボUXデザイナーの澤畑さんが無駄にちゃんとした看板までご用意してくださっていた・・・)

ポリポリ感が中毒性ある、いぶりがっこ・・・(帰宅してからamazonで同じの注文しようか迷ってました)

ちなみにイノラボさんと一緒に制作させていただいた「都市のナマハゲ」はこちら。パーティーには映像監督を務めて下さった松宏彰監督もお越しになってました。


●「株式会社わたしは」AI大喜利パフォーマンス

総務省の「変な人発掘プロジェクト」こと「異能vation」に2016年度に採択された同期である、「株式会社わたしは」CEOの竹之内大輔さんによるAI大喜利パフォーマンスも実施いただきました。

人工知能ブームの昨今ですが、「株式会社わたしは」はお笑いに特化した日本語ベースの人工知能「大喜利β」を開発する、という他に例のない取り組みに挑戦されている企業です。→日経でのインタビュー記事はコチラ

連日メディアで引っ張りだこ、この日はテレビ収録で某有名お笑い芸人さんと対決したその足でお越しくださりました。

こんな大根が喘いだらイヤだ」という会場からのお題に対しての人工知能「大喜利β」の回答は

・「白鵬のアレとサイズが一緒」
・「スリランカ産」

など、秀逸なアンサーがかえってきました。

写真を解析してボケる機能もあるらしく、私のアー写を読ませたところ「顔以外も整形しろ」的なアンサーがはじきだされ、人工知能容赦ねぇ・・・

異能vationの採択者発表の記者会見の日、総務省の巨大ビルの中で清掃業者のような作業着(株式会社わたしはの正装)で訪れた竹之内さんは異様なオーラを放っておりました。
ありがとうございました、またどこかでコラボできれば幸いです!

「わたしは」パフォーマンスの後、一緒にけしからん作品を制作させて頂いたり作品のモデルになって頂いたり、いつもお世話になっている脳科学者・株式会社ハコスコ代表取締役の藤井直敬先生からもご挨拶いただきました。
「僕が最近『アーティスト』と名乗っているのは市原さんの影響」とお話いただき(知らなかったw)、ビックリ&嬉しかったです。


●会場では3Dスキャンも

会場には3Dスキャナーを持ち込み、お客様の顔を3Dスキャンしまくったりしました。
もしかしたら「デジタルシャーマンプロジェクト」のモデルと化す方もいるかも・・・?


お客様が濃かった

当日は、お友達や一緒に作品制作やお仕事をさせて頂いた方を中心に、自分が大好きなお客様がたくさん集合して完全においしいやつでした。一人ずつご紹介したいぐらいなのですが、写真に良い感じに映っていた方を中心に少しだけご紹介させていただきます。

(左)イラストレーターのeveさん、(右)お友達のゴキブリデコアーティストの岡本リサちゃん。eveさんは以前ICCで開催した個展にいらしてくださり、この日が初対面で感激でした。リサちゃんは可愛いのに作品が色々アレで大好きです。


(左)ロボットいきものクリエーターの近藤那央ちゃん、(右 )最近「めざましテレビ」出演で全国デビューした昭和テクノポップユニット「サテライトヤング」の草野絵美ちゃん。お二人とも既に若くして活躍されてますが、今後の爆発的成長も超期待なハイパーアクティブ女子たちです。


(手前)デジタルシャーマン・プロジェクトのコンセプトムービーを監督してくださった頼れる映像ディレクターのガレージ高井浩司さん、
(奥)妄想マッピングTシャツ、谷間ダイバーなどユーモアのあるヒット商品を続々飛ばしているクリエーターの福澤貴之さん(エコードワークス)。


そして当日の功労者の皆様と。設営や受け付け、フードの仕込みなどをバッチリお手伝い下さった長谷川彰良くん、岡本リサちゃん、福澤貴之さん(写って無くてすみません)、そしてフード担当のりんひろこさん、本当にありがとうございました!

特にモデリストの長谷川彰良さん、「本業の方ですか…!?」というぐらいに完璧に受け付け業務を遂行してくださってビビりました。気付けばゲスト名簿作成や釣り銭の用意まで仕込んできてくれて激烈助かった…


長谷川さんは以前B&Bで開催した退職イベントに参加してくれて、その翌日に会社に辞表を提出して独立したという勢いの良すぎる青年です。その後無事にご活躍で私も嬉しいです(先日NHK Eテレの人生デザイン U-29で特集されたそうです。すごい、おめでとう!)


●これからやっていきたいこと

最後に小話として、自分がこれからやっていきたいことについてお話させていただきました。

これまで一年強、フリーとして自由に活動させていただいて、
NTTインターコミュニケーションセンターで開催した個展タイトルでもあった「デジタル・シャーマニズム」という概念が改めて自分がやっていきたい活動の軸なんだな、ということがわかってきました。


要は信仰・宗教にまつわること、目に見えない世界のこと、土着の習慣、人間の根源に迫るようなものごとをテクノロジーを触媒にして具現化していく、ということです。

とはいえ抽象的な概念なので、現実社会に着地させていくために、次のような方向性を考えています。

①作品の事業化

自分の作品それ自体を商品化・事業展開していきたいと思っています。その下ごしらえとして、総務省異能vationのご支援のもと、「デジタルシャーマン・プロジェクト」の特許を出願しました。
「作品」「アート」としての枠を踏み越えて、産業・資本主義ワールドにごっつりと食い込んでいけるようにがんばりたい所存です。作品の商業応用などは今後積極的にお受けします(ちなみに文化庁メディア芸術祭でアート部門ではなくエンターテイメント部門に応募したのは、自分が生粋のアートより商業的なエンタメの分野が好きだから、というのもありました)。


②日本の信仰の輸出

もともと「日本の民間信仰、クレイジーでマジ最高」というところから作品を作り始めたこともあり、日本の民間信仰の特異さ、面白さを輸出する活動をしていきたいです。
祝祭、弔い、自然崇拝といった日本の民間信仰、土着の文化をパッケージ化したり、海外輸出をしていく所存です。
最近はフランス圏を中心に、少しずつ海外メディアのオファーが増えたり海外の研究者からの個別コンタクトが増えてきたところなので、今後はよりネットワークを強化していきます。
ちなみに最近フジテレビ・ホウドウキョクで祝祭をテーマにしたイベントを企画させて頂いたところなのですが、これから再び祝祭をモチーフにした作品制作を行う予定です。また各所にご協力を賜りにいくこともあるかもしれませんが、何卒・・・!

③クリエーター支援

「デジタルシャーマニズム」の軸からは外れますが、作り手の才能を社会に生臭く接続し、クリエーターやアーティストが「食える」世の中にしていきたい、というミッションがここ最近のホットなテーマになっています。
才能が現実社会に潰されたり、現実的なお金のことで制作を諦める人が出たりするのは嫌だな、みんなが好きなことをやっていける社会がいいな、という素朴な願望から始めた活動です。

現在はクリエーター向けの広報noteを執筆したり、クリエーター同士で生臭い情報を共有するイベントを開催したりと色々実験しているところです。
ぽつぽつと単行本執筆オファーも頂いているのですが、出版業界に疎いため、出版に向けて業界事情や編集者さんなどのリサーチをしています(出版事情について色々と情報を求めております)

とはいえ、やりたいことは多々あれどまだまだ未熟の身でございます。
色々とご協力を賜ることもあるかもしれませんが、今後ともよろしくお願いいたします🙇🏻

ということで、最後は皆様と記念撮影をしました!
皆様お忙しい方々なのにプライベートなパーティーにお集まりいただき感謝です。
謙遜ではなくマジで1人では何もできない人間なのですが、制作でもお仕事でもいつも色んな方に支えられて無事にこれまでやっていくことができました。
この場にいらっしゃらなかった皆様も、いつも色々と支えて下さり、本当にありがとうございます!!
不束者ですが、今後とも何卒よろしくお願いいたします。

●直近のこと

実は今年の4月頃から、総務省異能vationの研究や特許の出願、文化庁メディア芸術祭の展示など、水面下での研究・制作に専念するため案件をお受けする量をセーブしていたのですが(しばらくご依頼を頂いてもお引き受けできない場合が多く、すみません、、、)
そちらも落ち着き、そろそろ稼ぎはじめないといけないのでw、今後は新規のお仕事についても積極的にお受けしていければと思います!(年末〜2018年始の稼働・展示などは徐々に埋まってきておりますが、直近の10-11月は比較的余裕があります)
何かご相談があれば、WebサイトのCONTACTか、下記のメールアドレス宛にご連絡ください。
mojarin@gmail.com


文責:市原えつこ
メディアアーティスト、妄想インベンター。
1988年、愛知県生まれ。早稲田大学文化構想学部表象メディア論系卒業。日本的な文化・習慣・信仰を独自の観点で読み解き、テクノロジーを用いて新しい切り口を示す作品を制作する。アートの文脈を知らない人も広く楽しめる作品性から、国内の新聞・テレビ・Web媒体、海外雑誌等、多様なメディアに取り上げられている。
主な作品に、大根が艶かしく喘ぐデバイス《セクハラ・インターフェース》、虚構の美女と触れ合えるシステム《妄想と現実を代替するシステムSRxSI》、家庭用ロボットに死者の痕跡を宿らせ49日間共生できる《デジタルシャーマン・プロジェクト》等がある。
2016年にYahoo! JAPANを退社し独立、現在フリーランス。《デジタルシャーマン・プロジェクト》で総務省異能vation(独創的な人特別枠)に採択、第20回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門優秀賞を受賞。

Web:http://etsuko-ichihara.com/
Mail:mojarin@gmail.com

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