⭐️フェミニストは本当に 『トランスジェンダー』を差別しているのか? ⭐️
性的マイノリティの権利保障をめざして(2)
ートランスジェンダーの尊厳を保障するための法整備に向けてー
...という提言書が、日本学術会議から政府へ提出されました。
その提言の要旨の第1ページ目には次のように書かれています。
『一部のフェミニストのあいだには、「女性」をシスジェンダー(身体と性自認が一致)の女性に限定し、トランス女性を排除する動きがある』
・トランスジェンダリズムに疑問を訂することを一律に『排除』『差別』と断じてしまって、よいのでしょうか?
・女の身体に生まれたといううだけで口を封じられる世の中に、私たちは女性は、また再び帰らなければならないのでしょうか?
語句『トランスジェンダー』は『総称』
■『トランスジェンダー』は自己の性別に対し、様々な違和感を抱える人々の総称です。 性同一性障害は、トランスジェンダーの内のひとつです。
■しかし、性同一性障害の当事者は、トランスジェンダーと見なされることを嫌う場合が あります。何故なら、彼らの違和感は自己の身体に対して向けられていて、『ジェンダー』 に対しての違和感ではないからです。
・主に『ジェンダーへの違和感』に悩む個人→トランスジェンダー
・主に『身体の性別への違和感』に悩む個人→トランスセクシャル
■ トランスセクシャルは、初め『性転換症』と翻訳され、 後に『性同一性障害』と名付けられる概念の基礎となりました。 歴史的には『トランスジェンダー』は『トランスセクシャル』の後に生まれた言葉です。
参考:近畿大学臨床心理センター紀要『性同一性障害の概念について』康 純▶︎https://ci.nii.ac.jp/naid/120005730254
■ 性自認
『性自認』は英語の『Gender Identity』を翻訳したものです。 トランスジェンダリズムが輸入されるまでは『性同一性』と訳されていました。
■ シス・ジェンダー
・『シス:Cis』は英語で『同調』を意味します。
・『Cis Gender』で、ジェンダーに同調的な人物を示しています。
・『マイノリティからマジョリティを命名する』という画期的な試みで生まれた言葉ではありますが、現在では『ジェンダーに同調する考え 無しな女』という侮蔑語として使われるようになりました。
■ ここで立ち止まってみてください。
・はたして『ジェンダーに同調的なフェミニスト』など、存在するでしょうか?
・正にフェミニズムとは、
『身体の性別に対して後天的に付与されたジェンダー』と闘うための思想であり、社会活動であったはずです。
■『ジェンダーによる決めつけを受け入れない』という視点から見てみると、 トランスジェンダリズム用語には『生まれ付きの女』の思考を撹乱し、 黙らせるための装置が、そこかしこにちりばめられています。
参考▼
日本語では どちらも『性別』
『SEX』と『GENDER』この2つは、 トランスジェンダー用語を学ぶ時、きちんと注意を払い、区別する必要があります。
身体と心のどちらを問題にしているのか、見極めなければならないのです。
セルフID法とは?
セルフID制度とは『性自認』を最優先に認める法律の名です。
提言書に繰り返し出てくる『性別記載変更法(仮称)』の内容は、国際社会では『Gender Identity Law:性自認法』や『Self-Identity Law』と呼ばれている法律そのものです。
セルフID思想とは、医療や司法のジャッジ無しに、人間は自己宣言だけで性別を決定できるべきだ…と謳う思想なのです。
■『 全てのトランス女性』とは、女装しただけの男性も含みます。
トランス先進国では、女装すらせず『心の中が女性:女性自認』と『宣言:identify』 しただけの男性を、必ず女性扱いしなければなりません。そのように法で保護されて いるからです。
■ 提言書による『性別記載変更法(仮称)=(性自認法:Gender Identity Law)』では、『ジェンダー表現:Gender Expression』も、法の保護の対象となっています。これが成立すると、上記画像の全ての範囲のトランス女性を『男性』と『間違えて』 扱ってはならないと法で定めることになります。 この行為は、現在では『ミスジェンダリング:性別誤認』として、一部の学者などから『ヘイトスピーチ』と糾弾される程度で済みますが、『ジェンダー表現』を法で保護する となると、『ミスジェンダリング』は『刑罰』の対象となります。
■ まるで下らない嘘であるかのようなこんな話が、一国の『法律』として、成立してしまっているのです。
つづき▼
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