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高橋優 LIVE TOUR 2022-2023 ReLOVE&RePEACE~ReUNION~ in新潟

自分の記録用。

ライブ前日。
あ~そういえばライブの座席、発表されてるかな~。

なにげに、チケットを開いた。
その席はなんと!
最前列!!!!

心臓が激しく踊った。

二度見、いや、四度見した。
何度も更新ボタンを押して。

私の人生でライブ経験はたった1回(THIS IS MY PERSONALITY)、フェス1回(ACMF)だ。ライブは2階席だったしフェスはずーっと後ろの方だった。
ファンクラブ入りたての私がこんなにいい席、いいのだろうか。
いっそのこと、誰かと席を交換した方が。
私よりももっとノリがよくて、優さんのライブ参戦歴が長い熱狂的なファンの方々がいるし。
私なんて、ノリ方も分からないしライブ初心者だし。

どうしよう、、、。
緊張していた。
一日中、考えて出た結論は、
「何も気にすんな。身を任せろ。」

ライブ初心者だけど、優さんのことが好きな気持ちに関しては誰よりも強いと思っている。これは私に回ってきた最大の運。使わない訳にはいかない。
他の人なんて気にせず、ありのままの自分で楽しむことにした。

結果、私は終始、優さんガン見で音楽に浸っていた。

正直、聴くのに夢中で曲順なんて覚えてない。
とにかく、”今”に必死だった。

ただ、あのときの優さんの立ち姿、目、口、声、汗、笑った顔、些細な仕草を忘れることはない。

人生初の声出しライブか、と思ったが、それはまだ叶わず。
未知の世界として楽しみにとっておこうと思う。

優さんの楽曲は全部好きだが、今回のセットリストは特に、私がずっとライブで聴きたかった曲ばかり。

「あいのうた」「(Where's)THE SILENT MAJORITY?」
「STAND BY ME!!!!」「こどものうた」
冒頭からテンション上がった。
「ever since」で号泣。
音楽を聴いて本気でこんなに泣くのは優さんの楽曲だけだ。

歌う優さんを見ていたいのに、涙が邪魔で。
優さん見ながら聴いてると、涙が止まらなくて。
”聴く”と”泣く”で忙しかった。

この後の優さんのお話は誰もが心打たれたと思う。

「一年前の武道館公演。
今日来てくれてる人の中にも、もしかしたら来てくれた人いるかな。
そして、行けなかった人、行きたくても行かないという選択をした人がいると思う。今も制限がある。いろんな人がいろんなことを言って、それはそれぞれの事情があって、そうなってる。その時、思った。またみんなに会えたら、この曲をみんなに届けたいと。」

そう言って、優さんが届けてくれたのは
「おかえり」


約一年前、2022年2月8日。
武道館公演。行きたかった。
予定は空いていた。元気だった。チケットをとった。

あのころの世の中は混沌としていた。ライブは不要不急だと。
メディアは連日、数字を発表し、県をまたぐ移動はするなと言う。
私は地方から東京への参戦だ。
直前まで行くつもりだった。

行かなかった。

私みたいな人は沢山いただろう。
後日、YouTubeでライブの様子を見た。空席が目立っていた。
私なんかが1人いなくても何か変わることはないけれど、
申し訳なかった。空席をつくってしまったこと。優さん、ごめんなさい。
そして悔しかった。
行けば良かった、行けたのに、と思うことがある。
それは今となってはの話だが。
当時の私は行かないという選択をしたのだ。
どの選択が正解というわけではない。
私は”行きたくても行かないという選択をした人”だった。
ただ、その選択があったから今ここにいると信じたい。

優さんのお話を聴きながら、私の心の中にはこんな想いが駆け巡っていた。

あの時から生き抜いて、こうしてお互い会えている。
生きてて良かった。

しんみりしたと思ったら、
「象」とか「秋田の行事」とか「forever girl」とか「東京うんこ哀歌」
でまたテンション上がった。「象」はずっと聴きたかった曲。
前のライブでは「東京うんこ哀歌」は恥ずかしくてできなかった。
でも今回の私は違う。いわゆる無双状態。怖い物なんてなにもない。
思いっきりアレを掲げたし(いや、まだ恥じがあったかな。次回に期待。)、「秋田の行事」で思いっきり踊った。
あー、忙しかったなー。

最前列だったから、優さんとバンドメンバーさんたちとの、マイクなしの些細な会話も聞こえた。みんなで笑い合った。幸せな空間だった。

「明日はきっといい日になる」「Piece」「ピーナッツ」
これはもう、Happyでしかない。

高揚感であふれた。

アンコールもこれまた最高だった。
「微笑みのリズム」と「福笑い」。これもずっと聴きたかった曲。
最後は「リーマンズロック」
大好きな曲。いつも布団の中で泣きながら1人で聴いてた曲。

”頑張って生きよう。”

この前向きな気持ちで私のリラリピは幕を閉じた。

より一層、優さん大好き度が増したライブだった。
再びReUNIONできる日まで、生きてやろうと思った。

ありがとう。

ありったけの想いを綴ってきたが、もう一つ書き留めておきたいことがある。

最後の最後で優さんが放った一言が心に刺さって浸透している。

「自分なんかって思わないで。」

「あなたがいたからこうやって歌を届けられた。だから、自分なんかって思わないでね。」

この一言で、私は何にでもなれる気がしている。

ありがとう。