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EN:Vampire Trap

DARK MOONが少し動きましたね。
ジリジリとローンチが近づいてますが、どこまでを明かしてくれるやら。

ENHYPENのコンセプトがVampireだっていうことで、私は最終的に射抜かれたわけで、大好物ですが、でもどうしてそんなコンセプトになったんですか?
今更ですが、整理しておこうかなと。

仕掛けられた罠

1819年John william Polidoriが小説「The Vampyre」をイギリスで出版。
当時超人気詩人バイロンの作品ともいわれて、とても売れたそうです。
(ポリドリがバイロンの主治医だったのと出版社側の宣伝のため)
創作で吸血鬼が描かれた最初の小説と云われています。

「The Vampyre」を原作とした演劇が大人気となり、Vampireがステージから忽然と消える仕組みをVampire Trapと呼ぶほどになりました。
どうやって消えるか?

奈落に落ちるんです。

ステージの一部が沈み、登場人物が観客の前から消える仕掛けのことをVampire Trapというのですね。

Let Me InのMVを思い出してしまったのですが、四角い穴に腰掛ける彼らを奈落から見上げるようなシーンがありました。
彼等はそこから降りてくる気配はありません。
僕等はステージにいるよとでもいうようです。

日本語では舞台下を奈落と呼ぶそうですが、英語では単純にBasementだそうです。(韓国ではどうなのか、調べがつかなかったので、すみません。)

ステージの仕掛けといえば思い出すのがI-Landです。
やたら動く仕組みのステージ、あの卵の扉。
そして、Groundという名称、地上ではありますが、舞台下です。

すでに仕掛けられたTrapだったのですね。

 Vampaire trapにかかってgroundへ

おそらく、groundからパート2進出メンバー(ソヌ、ニキ) と
ground経験があるメンバー(ジェイ、ジェイク)
groundの経験がないメンバー(ヒスン、ソンフン、ジョンウォン)
の物語上の設定は違うのではないか。

何故か。

Vampireは死から蘇ったもの。
うっかりするとその設定忘れがちなんですが、一度は死んでるんです。

舞台から消えることを「死」になぞらえるならば、I-Landerであり続けた3人は死んでいません。

Death once dead   
there's no dying then 

ENHYPEN Intro:The Invitation  

そしてヴァンパイア化のメジャーな設定は大きく二つ。
古典的ー死にかけた人間に吸血鬼が血を与えるなど働きかけ蘇らせる。
現代的ー吸血鬼化するウイルスの感染もしくは実験(一度は死ぬ経過をたどる)

ここからVampireだとしての想像

Grounderはどちらかの方法で蘇って、パート2に進み、I-Landで生活します。

groundの設定が無くなったパート2の開始時点で、蘇りは不可能になりました。
元GrounderはVampireになりきれるかが問われ、死なないはずが不適合を起こせば消滅(灰になる)
I-Landerは実験に参加するかどうかの選択を余儀なくされた、かもしれません。しかも不適合であれば消滅です。

企みに気づいて逃げ出す者もあったでしょう。(現実にはいないけど)

ひょっとすると、そもそものVampireが混ざっていた可能性もあります。

Grounderに指導してくださってた先生方がVampireだったかもしれませんし、パート2でゲストに来てくださってた先輩方も、Vampireなのかもしれません。
そうなると、MVで出てくる寄宿舎のようなあの場所は、Vampireが関わって存在していて、HYBE幹部はもう真っ黒な黒幕ですね。(理由は後述)

デビュートレーラーの雰囲気からは、寄宿舎から逃げ出したというより、放り出されたようにも見えます。

コンセプトはI-Landの企画3年の間に練られて、ベースになっていた訳で、後付けコンセプトではないんだなと。

が、依然として、なぜVampireだったのか?は残ります。

エリートとモンスター 

HYBEが大きな会社となり、そのオーディションでデビューする、それだけで成功を約束されたエリートに思われる。それはBTSで培った路線とは異なりますし、会社としたらデビューからが本番で茨の道。

オーディションだっただけに、誰が選ばれても他者と競い残った事実はついてまわります。勝者とでも言いましょうか。でも本当はスタート地点にたどり着いただけ。
デビュートレーラーでtransformって言ってましたね。

試練をかいくぐり生き残ったというのなら、エリートというよりモンスターになったという方が説得力があるというか。

モンスターならば、人より優れた何かを得て、だからこそ生き残った。けれど人ではなくなってしまった、それが悲劇の始まりというストーリーができます。

そして、モンスターのうち、人間社会に紛れかつエリート的に存在するのは、、

Vampireの欲求

コンセプトをモンスター化の悲劇という方向に引っ張ってしまいましたが、おそらく、異能者であれこれと候補はあったのだと思います。
transformを示せるものであればよく、かつ練習生達の顔ぶれで辻褄が合うもの。

「辻褄があう」のに気づいたのが実は、NCT127のFavorite(Vampire)のMVでした。
圧倒的なビジュアルを活かす設定いうこともですが、バスタブが目についたんですね。

気づいてぎゃって変な声出そうになったんですけど、血のバスタブなんです。
血をみたしたバスタブに浸かり、永遠の美貌を保つというVampire設定。

吸血欲求だけでなく、浸りたいし浴びたいんです、永遠の美貌のために!

「血液」を、「愛」に置き換えてみます。詩的でないけど。

多量の愛に浸りたいし浴びたいのです、永遠のために!



Vampireになったためにどうしても必要となってしまったもの、血液。
デビューしたためにどうしても必要となったもの、、

血液があれば、永らえることのできるVampire
ENGENEがいれば、永らえることのできるENHYPEN

血の祭壇はライブステージか。
血の絨毯はレッドカーペット。表彰台へ続くもの。

愛を一雫
それが何倍にもなって溢れ出す。

そういう想像をしてしまうと、Nightballは普通の青春への憧れのように見せかけておいて、人を集める興行の裏目的が何かある匂いが漂ってきます。黒幕がいそう。

Tamed-Dashedのパフォーマンスが現実においてNightballの興行になってると思えば、頑ななまでのユニフォームとスタジアム背景も物語の1シーンという事に。

Vampireとコンセプトが決まってしまえば、ストーリーの重心の取り方をENGENEの反応を見つつ、詰めてきたのだろうと思います


リパッケージアルバムのANSWERもカムバック曲のMVのストーリーも楽しみでしかたないんですが、きっと、また血の雨は降るのだと、期待したいと思います。
あと、Nightballについてもう少しヒント下さい。

余談

元からVampireだった設定があるとしたら、ソンフンとニキだろうなぁと思ってます。人前で踊る経験がすでにあった二人なのと、MV中ですでに超人然としてる気がするので。
Given-takenのコインズ3人のシーン、それこそ赤い布のかかったバスタブにソンフンが腰掛けてるので、二人に正体を知られたか知らせたか。

MAMAのパフォーマンスから考えると、ニキはVampireとは言い難くて、這って逃げようとするけど足を取られる(MVも足枷でした)狼少年か。
ちなみに狼人間には吸血鬼とのハイブリッドっていうストーリーも世にはあるので油断出来ないです。ハイブリッドなら、太陽怖くない設定。
このコンセプトボードに一人長髪しかも手に弓の人がいますねー長髪と弓、誰だったっけって。

2021 HYBE briefing with the communityより

Drank-Dazedで現れた狼人間は、KとEJ。KはI-landerだったので死んでないし、狼なので逃げれて、EJは罠には落ちたものの狼なので回避した上でパート2前に逃げおおせたという設定?

ニキが狼人間設定なら、Lieも関係あるかもなぁと思ってます。
狼少年と嘘、ただLieの歌詞自体は嘘つきということではなく、救済を望むものだから、逆にしっくりきすぎるような。
cross the lineはニキか?と思ってしまう。

ちなみにVampireの小説は色々ありますが、少年が主人公で有名なダレン・シャン。主人公と親友が拗れてしまう話でもあるしタイムリープもあるらしい、敵役でもある親友の別名が、Steve Leopard(ヒョウ)らしいんですよね、かなり気になります。
映画化は大ゴケしてますが、OPが影絵なので、なんかこれはヒントかと。

正月休みの課題図書
・アーモンド
・ダレン・シャン(全12巻!)

次回は、ひょっとすると蝙蝠か狼人間

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