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EN:orangeが転がっていった先に戦慄する

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なんとなしに懐かしいのはなぜだろう

さて、きましたね、 ORANGE BLOOD Concept Trailer!
何か知っている風景とか見覚えがある、という懐かしさを感じました。

懐かしさの出どころは、1st full albumのDIMENSION:DILEMMAのコンセプト、
CHARYBDISです。
ホメロスの叙事詩オデュッセイアからキーワードが3つだったんですね。
SCYLLA、ODYSSEUS、CHARYBDIS
メイン曲Tamed-DashedがODYSSEUSに充てられていたのかなと思います。

振り返ればDARK BLOODのコンセプトトレーラーは6対1の構成でした。
今更なんですけど、あ、スキュラだったんか、です。
スキュラは6人を一度に食べる、もとは女性の怪物(オデュッセイアでの設定)
なので、7人目はスキュラの犠牲にはならず、通り抜けることができるんですね。

そして今回のORANGE BLOODは、海岸に打ち上げられた6人で始まります。
ソロン(ソンフン)は濡れてないんですよね、犠牲にはなっていないので。

オデュッセイアでは、スキュラからは逃れたものの、行くなと言われていたトリーナキエー島で事件発生、結局はカリュブディスに放り込まれてしまって、カリュプソーの島(隠すものの島)に流れ着いたという話になります。

オデュッセイアはざっくりいうと海で遭難ばかりしている感じなんですね。
(雑にまとめるとポセイドンVSオデュッセウスなので、海難続き。)
なので、どこかに漂着したという場面だけでは、どの島なのか、トリーキナエかカリュプソーか、はたまたナウシカアーの島か、候補はたくさんあります。

DIMENSHION:DILEMMAのトラックプレビュー。

Upper side Dreamin'と몰랐어/ Just A Little Bitに当てられた画像がCHARYBDIS
今回のコンセプトトレイラーと雰囲気が似ている気がします。
(詰めが甘くてすみません)

トリーキナエなのだろうというのは、海岸のシーンでスハが胸から下を海に浸かったまま、満月を背負うシーンがあります。
スキュラだよね?(スキュラは下半身が蛇という設定があります。)

Orange Blood concept trailerより

つまり、DARK BLOODがスキュラの難だったのであれば、そこから続く話として、ORANGE BLOODはトリーキナエになるのかなと。
そしてトリーキナエでの事件の結果がカリュブディスになるので。

トリーキナエ島でオデッセウス一行は食料を勝手に取っちゃうんですね、それで、牧場の娘ラムペティエーの怒りを買うことになり、島を出発したらカリュブディスに飲み込まれ遭難します。

シオン(ソヌ)にまとわりつく彼女はラムペティエーなのか。

KSANAとKALPA

ORANGE BLOODのコンセプトは二つ示されています。
刹那KASANAと劫KALPA
時間の長さを表す言葉。

いきなりサンスクリット?どこに行くんだろうって思っていたら、トレイラーのおかげでカリュブディスが浮かんで、つながりました。

시간이 너무 빨리 흘러간다
이렇게 빠르게 흘러가는 시간…

CHARYBDIS画像内の記録

CHARYBDISのコンセプトは、全員それぞれが日記を書いてましたし、そこでのテーマは「時間」だったんですね。

『時間があっという間に過ぎる こんなに早く流れていく時間...』
googleに翻訳してもらうとこんな内容です。
KASANAですよね。

Orange bloodで何故、時間?
と思った時に浮かんだのが、映画「A Clockwork Orange/時計じかけのオレンジ」です。
私はタイトルしか知らない映画ですが、有名なので検索するとおよその内容はわかります。見るのに勇気いりそうな感じです。

ChatGPTにこのタイトルのオレンジの意味するところを聞いてみました。

「時計じかけのオレンジ」は、アンソニー・バージェスが1962年に発表した小説で、後にスタンリー・キューブリック監督によって映画化されました。この作品のタイトルにおける「オレンジ」は、直接的な意味と象徴的な意味が含まれています。
直接的な意味では、タイトルの「オレンジ」は、物語の主人公であるアレックス・デルジンズキーが愛好するクラシック音楽の作品「第九交響曲」を含む、彼の犯罪活動や暴力行為に関連するものとして言及されています。物語の中で、アレックスは「オレンジ」を聴きながら犯罪を行い、その音楽が彼の行動と結びついています。
象徴的な意味では、タイトルの「オレンジ」は自由意志と個人の選択を表す要素を含んでいます。物語はアレックスの犯罪活動、刑務所での処罰、そして彼の再社会復帰の過程を描いており、自己決定と倫理的な選択についてのテーマが中心となっています。物語の展開を通じて、アレックスは「オレンジ」つまり自己決定権を持つ個人としての成長や変化を経験します。
要するに、「時計じかけのオレンジ」のタイトルは、物語全体の中で音楽と個人の選択に焦点を当てており、その両方の要素が物語の主要なテーマを形成しています。

ChatGPT

音楽と個人の選択。
CHARYBDISの日記はまさにそれだったよね?

映画のストーリーが、トリーキナエ島でのオデュッセウス一行の行いに被るところがあると言えば、あるんですね。
他から奪う犯罪と処罰。

DARK MOONの新たなお話のヒントは、スハではないスハに似た子が出てくるということと、このコンセプトトレーラーのラストにtwo moonsというタイトルが示されたこと。

物語の彼等のヴァンパイアの能力は、狼の王の血なんですよね。
これは与えられたものであり、課されてしまった運命でもあるんですが、与えられたものが実は盗品だった場合、彼等はその罰を受けるべきなのかどうか。

スハが与えた能力はそもそもスハのものではなかった場合、本来の持ち主は能力を取り上げようとするのか、スハの騎士達を取り上げようとするのか。
もしくは、本来の持ち主はやはりスハだったという帰着だけれど、疑念・嘘に翻弄されるということなのか。
なんだか、そんなお話になっていくのかな、と予想してみました。

なので、ORANGE BLOOD、温かくて明るいものばかりではなさそうだなぁ。

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