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ベルベル人 白水社 文庫クセジュ

 地中海に面した北アフリカは、人類の歴史の中で重要な役割を果たしているのだけど、日本から見ると、あまりにも遠く異質な世界だから、よく分からないじゃないですか。おそらく、大部分の日本人は全然知らない。僕も知らなかったのだけど、この本を読んで、いくらか分かってきたし、興味も湧いてきた。
 ベルベル人は、この北アフリカに太古からいる部族の1つだ。この本は、そのベルベル人の文化と生活と歴史について解説してる。
 たぶん、ほとんどの人は、ふう~んと思っただけだろう。
 でも、次の事を知れば興味が出てくるはずだ。ベルベル人は美男美女が多い事で、ヨーロッパでは有名。女優の沢尻エリカさんが、このベルベル人の血を引いている。興味が出てきたかな。

これはAIが生成したものだけど、ググって実際の映像もいくつか見てみた。雰囲気は、よく出ている。
魔法のランプを持っているに違いない。

彼らは少数民族ではない、北アフリカの広い範囲に住んでいて、フランスには200万人位の移民がいる。
 でも、彼らはユダヤ人のように、自分達の民族国家を建国することには興味が無かった。
もともとが、自由な遊牧民だから。権力に、あれこれ指図される事が嫌いなのだ。でも、集落の掟は厳しい。

意志が強そうな顔でしょう。同調圧力とか、説明しても理解出来ないであろう。

地中海沿いの山岳地帯とサハラ砂漠に挟まれた広大な領域は肥沃な土地だ。この土地を狙って、数多くの侵略者達が、次から次へとやって来た。

AIだから、もしかすると日本の田園地帯に山の映像をくっつけて生成したのかも知れない。

侵略者達が次々と来るもんだから、彼らもその時々の状況に応じて、農耕したり、遊牧したり、狩猟したりと柔軟に生活を変えていったようなんだ。
 しかし、如何なる侵略者も彼らを完全に征服することは出来なかった。
 いざとなると、山岳地帯に拠点を移すのだ。重装備のローマ軍やアラブの兵団も、近代的装備のフランス軍やスペイン軍も、高低差のある複雑な地形をした山岳地帯でのゲリラ戦では勝利することは無かった。


ベルベル人だけで無く、新手の異民族の侵略者達がやって来る事に、それまでいた人達は山岳地帯に逃げ込むので、地中海沿いの北アフリカの山岳地帯は、様々な文化を引きずる様々な人種の孤立した集落が、万華鏡のように無秩序に散在しているらしい。

砂漠の中のオアシス都市。


あくまでもAI生成画像ですから。どうもあんまり情報が無いみたいなんだ。あるけど、見つけられない?AIの背後で情報の区分けをしているのは、バイトのプログラマーで、手作業で情報のラベル張りをしているらしいから、まだ、手が回らないもかも。

駱駝の商隊が、砂漠のオアシスに到着すると、水差しと果物を乗せた銀のお盆を持って、妖艶な美女が現れる。
 あのイメージは、蜃気楼では無くて、実際の事だったのですね。ベルベル人がモデルだったんだ。

これはAIの出したベルベル語、雰囲気はあるのだけどちょい違う。
 ベルベル語は今でも話されている。アラビア語やヘブライ語と同じセム語の系統。
 表記するときは、子音だけを書く。日本語は母音が多いから、このやり方だと何が書いてあるのか分からない。


羊飼いの少年。先端がくるっと巻いた長い杖を持ち、羊毛のマントを着て、角笛を吹き、腰に巻いたベルトに革袋の水入れをぶら下げている。そんな画像を出したかったけど駄目だった。

この本には、挿絵や写真、図版といった映像資料が1つも無くって、北アフリカでは、想像するにも限界があって、そんな時AI生成画像は便利ですね。信頼性は半端なところだけど。感じはつかめる。

今、読み直しているところ。一度読んだだけでは、頭に入らない。繰り返し読むことで、新たな発見があると思う。その点ではとても面白い本だけど、興味の無い人には退屈でたまらないと思うので、オススメはしない。
 地中海沿岸の北アフリカの古代文明というワードで、画像を生成してみました。





面白く読むためには、予備知識と想像力を必要とします。詳細に読んでいくと、発見と気付きも沢山あると思います。
 遊牧民の携帯食として、乾燥イチジクがよく取り引きされている話を読んで、イチジクのドライフルーツを食べてみたくなったので、買ってみました。

ジャパンミートで購入した、トルコ産のドライイチジク。トルコはフルーツ王国なんですね。食べ物の美味しい国のようです。チョコ菓子にも美味しい物があって、ダイソーで小分けして売っていた。

美味しい!プルーンのドライフルーツから苦みを取って、少し甘くしたような感じですね干し柿に味が少し似ています。因みにAI生成画像ではありません。実写です。

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