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第3回 出口治明さん 知的生産術

みなさん、こんにちは。
3回目は、ネットライフ生命の創業者であり、現在は立命館のアジア太平洋大学 略して API の学長をされています、出口治明さんの【知的生産術】について、自分のまとめた内容を紹介したいと思います。
こちらの音声配信をベースにNoteに編集しています。ご興味があれば、お聞きいただけるとうれしいです!

出口さんは、先ほど紹介しましたようにビジネス界でも多大な功績を残された方であり、さらに非常に多岐にわたる書籍を執筆されてます。その中でも2019年に『哲学と宗教全史』という素晴らしい本(残念ながら、私は積読状態…)を執筆されている非常に教養の幅広い上に深い方で非常に活動的な方です。

『飯・風呂・寝る』から『人・本・旅』へ

そんな教養が幅広く深いビジネスマンの第一人者である出口さんが、この本で書かれた有名なフレーズ『人・本・旅』が、これからのビジネスマンに重要になるとおっしゃっています。

『人』というのは、いろんな人に会う、いろんな人と仕事する、今で言うとダイバーシティ。

『本』は、読書ですが、出口さんは古典、つまり歴史や哲学などを読んで、その昔の人たちの英知を吸収してそれを仕事やプライベート生かす。

『旅』は、いろんな旅もあるんですけども、特に強調されているのは自分で足を動かして現場に行くこと。現場の意見や状況をちゃんと把握する。それがアイディアを広めるためのインプットになり、本のタイトルの通り、知的生産していくアウトプットしていくんだということですね

『おいしい生活』と『川の流れのように流れていく人生』

『人・本・旅』以外に、この本の好きなフレーズが2つあります。それは『おいしい生活』と『川の流れのように流れていく人生』です。

『美味しい生活』=『いろんな知識を身につける』× 『自分の頭で考える』いろんな知識を人・本・旅を通じていろんな知識を身につけるだけでなく、自分の頭で考えるということが、【リテラシー=イノベーション】という知的生産というアウトプットにつながっていくというお話が非常に共感できました。

出口さん自身は、何かをしたい、成し遂げたいというDoing型じゃないんですね。『人の流れのように流れていく人生が素晴らしい』とおっしゃっています。その時にやりたいことをやっていく。いろんな移り変わり、いろんな人・本・旅との出会いによって、やりたい ことにつながっていくことが、結果的に人生が豊かになって美味しい生活を 送ることができるということが書いてありました。

私も いい意味で『流れていく人生』でいいなと共感しています。

短時間で成果を出す知的生産を実現するには?

短時間で成果を出すために重要なのは、腹落ち感。出口さんは、この腹落ち感っていうのが一応行動力の源泉になっているといっています。腹落ちしたから動く。それを持って、必要なものをどんどんアウトプットすることがいいと思います。

そのために前回の【天才を殺す凡人】のように、自分の長所とか人の長所、才能を見極める。長所を伸ばしていって、お互いにアウトプットを増やしていく、伸ばしていくっていうのがいいんではないかということが答えになりました。

知的生産術の公式は、『インパクト(影響力)』=『仕事量(アウトプット)x『スピード(時間)』だということで、インパクトを持たせるためには、仕事量だけでなくスピード、速さがやっぱりインパクトを大きくする。スピードが速いほどインパクトがでかい。スピード感も非常に重要であるということです。

さらに出口さんはインパクトを大きくするための実践として『無・減・代』:無は無くす(やめる)、減は減らす、代は代用する。無駄なものをなくしたり、減らしていって、自分ではできないところを代用する。そういったところでインパクトを高めていく。自分が本当にやりたいことを研ぎ澄ましていくっていうのも大事だなというところです。

ということで、今回は出口治明さんの『知的生産術』の1枚まとめを紹介しました。ご参考になれば幸いです。

『知的生産術』の1枚まとめ


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