人生最大のモテ期が来た時の話。

明け方急になぜか、人生最大のモテ期のことを思い出して、
どこかに書き残そうと思い立ったので、今書いている。誰の得にもならない話。

私の最大のモテ期は小学校5年から6年にかけてだった。
クラスの半分の男子が私のことを好きなんだと、
当時、誰が誰を好きかをとりまとめていた子が報告してくれた。

その中には、私が好きな男の子もいて、「嘘だよそんなの」と言いながらも
ドキドキしたものだった。



私は夫からよくカピバラに似ていると言われる。
そういえば夫はカピバラが大好きで、家族で動物園に行ってもカピバラの前の滞在時間が異様に長かった。
だから私と結婚したのだろう。

大学の先輩にはサザエさんに出てくるカツオの同級生、花沢さんに似ていると言われた。これは秀逸。本当に横顔とか笑い方とか、そんな感じ。
ちょっと嫌だけど、(ごめん花沢さん)それをも超えるくらい納得。

そんなフェイスを持ち合わせた私が、クラスの半分の男子から好意を寄せられていると聞いて、天地がひっくり返るほどびっくりした当時。

「嘘だそんなの、嘘に決まってる」と思いながらも、
胸がドキドキして心が躍るのを感じた。

当時、私と二分したモテ女がもう一人いた。いつも一緒に行動してた
背の高い綺麗な女の子。sちゃん。

sちゃんは今思い返すと北川景子に似ていた。
色が白くて背が高くて、可愛いというより綺麗な感じ。

北川景子と花沢さんが人気を二分するクラス。。。。カオス。。


私は、容姿でモテたんじゃないのだ。当時そのクラスに蔓延していたのは
「おもしろ女子」が好かれるという病。

当時なぜか、人に笑ってもらうことに生きがいを感じていて、
いろんなエピソードをどう言ったら、人が笑うか、言い回しや言葉のチョイスなど、いつも授業中に考えていた。(授業きかんのかい)

そんな私の中で選ばれし言葉で粒がれた、おもしろ話を聞く友人たちは大笑いしてくれた。「お腹よじれるー」「涙出てきた。。」などの言葉は大好物。

その言葉を聞きたくて、毎日授業中に先生の話も聞かずにおもしろ研究してたのだ。

男子におもしろエピソードトークはしたことはなかったけど、漏れ聞こえる私のおもしろ話にやられてしまったのだろう(どんな自負)


そんな人生初のモテ期に、私はちょっとだけ調子に乗った。
調子に乗ったと言っても、特に何かしたわけじゃないけど。

とにかく毎日が楽しかった。自分がモテているという思い込みで過ごす学校生活は
毎日楽しくて仕方ない。思い込みって本当に大事。

まだ小学生だから、誰かと付き合うとかもなく、そのまま終わっていったけど。


あの頃の輝きに比べたら。。。今は余生。
12歳以降なのでかれこれ32年ほど余生を過ごしております。

モテとは縁のない人生だけど、お茶啜りながら昔の武勇伝を支えに
余生を過ごします。。。




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