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SUBシステムとうちの猫

初めまして、飼い主のもこと申します。今回お話しする保護猫の「ふく」と出会ったのは9年ほど前でした。

ふくは2010年秋頃に野良猫として生まれ、私たち家族の一員として迎え入れました。人懐っこく、ご飯もよく食べ、同居している他の保護猫に叩かれてもへこたれないでしつこくちょっかいを出すおとぼけ(おバカ?)キャラで、見ていても幸せそうな、皆から愛される性格でした。

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そんなふくでしたが、昨年11月に具合を悪そうにしていたため病院に連れていったところ、今までの状況から一変しました。エコー検査や血液検査等により、左の腎臓は小さくなりほぼ機能していないと思われることと、右の腎臓に水がパンパンに溜まっていることが確認され、BUN(血中尿素窒素量)の値も基準値32.8mg/dlを大幅に上回り、測定可能な値140mg/dlを越えた測定不能な状態でした。その時に、獣医師より、もって3日と宣告を受けました。
病院へ行ったのが週末の夜であったため、とりあえず病院の方で週末の間は入院して対症療法を行い、もしこのまま命がもっていれば、週明けすぐに150km程離れた都市部の大学病院へ連絡するとのことでした。かかりつけの病院では、設備が足りず、尿管の結石除去手術やSUBシステム設置術(近年行われるようになった膀胱と腎臓とをバイパスするカテーテルです。)が行えないためです。

3日後、ふくは病院の治療とふく自身の頑張りにより奇跡的に一命を取り留めることが出来ましたので、大学病院へ連れて行き入院することになりました。
検査の結果、尿管に結石が詰まっているが、大きい石が入り尿管が膨らんでいる状況ではないため、外科手術による結石除去は出来ないことと、細菌感染が原因と思われ腎臓内に膿がたまっていることが確認されました。また、入院中の点滴治療により水腎が小さくなったことから、尿管は詰まりながらも少しずつ流れているとのことで、腎臓内に管を刺し、流れの悪い原因の一つと思われる膿を洗浄する処置を行いました。
その間、何度か大学病院と連絡や直接お見舞いに行きましたが、大学病院の医師からは、前述の処置により、水腎が小さくなり、血液検査の結果も良くなってきているため、SUBシステムを設置する必要は特になく、定期的に地元のかかりつけ病院にて検査すれば問題ないとのお話をいただきました。

しかし、退院後もふくの状況は良くならなかったため、結局、再度大学病院に入院し、左右の腎臓にSUBシステムの設置手術を行いました。

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SUBシステム設置手術までに入退院を繰り返した費用や手術費用、その後の通院費がかさんでしまい、今後のふくの治療費もかかることから、noteの購読料やサポートで皆様に力を貸していただければありがたく思います。どうか皆様、ご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

2022.10.28追記
今でもこの記事を見つけてくださる方がいるようで、ありがとうございます。
ふくちゃんの手術は2019年だったのですが、今現在でも元気に過ごしています。
自宅で毎日補液を行うようになりました。また、今年の3月にはSUBシステムが詰まったため、全交換を行いました。そして、SUBの洗浄を毎月行っています。
血統書付きの猫を飼うよりもお金がかかっているかも…💸


有料部分は以下の内容です。(2019年時)
・大学病院の退院から再度SUBシステム設置手術の入院まで
・SUBシステム設置手術入院費用
・SUBシステム設置、退院時に胸水、肺炎等の罹患と現状
・SUBシステム洗浄の費用

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