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昔好きだった人から突然のお誘いLINEが来たと思ったら地獄だった

26歳の頃、合コンで知り合ったクセの強い男性に恋をした。久しぶりに起きた「好きィィィ!!!」と雷に打たれるような感覚だったので、色濃く当時の感情を覚えている。
私は初めて会った日に、その彼の家に行き、生まれて初めてのワンナイトというものを経験したのだった。しかし結果的にワンナイトだっただけである、私には、彼との結婚式のムービーの構成まで鮮明に見えていたので、ここは誤解しないで欲しい。

そんな彼とは、guの3つで1000円のパンツで挑んでしまったことが原因かもしれないが、後に音信不通になり、さらに後にLINEがブロックされたことも判明した。

それから約3年後の2022年のGW、突然彼からLINEが届いたのである。

「お久しぶり!ちょっと今度飲みにいかない?」

居酒屋のトイレでこれを見た瞬間、私は「あれ?noteでネタにしたことがバレたのか?」と思った。
3年の月日が流れているわけである。トイレから出て友人に、
「ねえ、イヤホン(彼のあだ名。イヤホンオタクだったため)からLINE来たんだけどウケる」と私がいうと、

「え!?唾液飲まして欲しいって言ってきた男でしょ???」

と私ですら忘れていた彼の性癖を友人たちが覚えていて大爆笑してしまった。
ちなみに彼が望んだので、唾液はあげた。

「えーいいじゃん飲み行きなよ!」 と盛り上がる友人たち。
「もし何もなかったとしてもnoteのネタになるしね、行こっかな」

私はそういって、いいよーと軽く返信をした。
するりと日程が決まって、私はイヤホンのことも忘れて死ぬほどお酒をのみ、いつものようにタクシーで帰宅したのだった。

翌朝、私は二日酔いの頭をぐるぐるさせながら、友人たちにお礼のLINEをした。そのとき、トーク履歴をみて、あ、そういえばイヤホン、と昨日のことを思い出す。何故わざわざLINEのブロックを解除してまで連絡してきたのだろう。
マルチの勧誘か?だとしても面白いな……と思いつつ、
そういえば、片思いをこじらせていたときに、彼のTwitterやFacebookを特定していたことを思い出した。

彼が大学院時代のバンドの映像などを見せてくれたのでサークルがあっさり特定できて、そのフォロワーから辿って見つけたのだったと思う。

久しぶりに見た彼のタイムラインを見て、ゾッとしてしまった。


「婚約しました!💍」
「入籍しました📄」
という写真付きツイートがめちゃくちゃ無防備にされていたのである。


おいおいおいおいおい!まじかよ!!!
結婚してるのに、なんでわざわざLINEブロック解除してまで女漁ってんだよ!キモすぎィ!
ゾッとしながらも、奥さんへ同情した。なんならワンナイトでよかった〜!一生棒に振ってんじゃん、あとこの詰めの甘さは絶対仕事できないから、生涯年収で考えると……と上から目線で思ってしまった(最低)、ワンナイトで捨てられといて、どこ目線だよ!という話だけど、こんな男と付き合わなくて本当に良かった〜!と安堵感すらある。

あう日が決まった時、その日結婚式だから少し遅くなるかも!とのことだった。友達の結婚式のあとに、よく他の女と遊べるなとも思ったし、奥さんへのアリバイ的なものも透けて見えて、益々気持ち悪さが増した。でも私は、すぐに断りのLINEは入れなかった。
なぜなら、私は、前回会うはずの日に音信不通になったのである。目には目を歯には歯をである。
さすがにこのクソ男も結婚式中に、当日別の女とのアポ調整は難しいだろう。もしリストが潤沢にあるとすれば、わざわざ私のブロックを解除してまで連絡してこない。そんなわけで、当日ドタキャンさせていただくこととした。

当日、彼は「ごめん!なんかライン送ってくれてた?申し訳ないんだけどもう一回送ってくれるの助かる」と連絡してきた。奥さんにバレないようLINEのトーク履歴を消しているのである。
このことから不倫常習犯であり、奥さんのLINEチェックが入っていることがわかる。

私は、「奥さんが可哀想だから、わざわざブロック解除してまで、女漁るのやめな?」と送ってあげた。

既読はつかず、再度LINEはブロックされた。
あとTwitterは鍵垢となった。

彼はきっと、結婚式中にこのLINEを見て慌てて、LINEとTwitterの設定を変えたことだろう。(おつかれ〜っす✌ざまぁ、ネットストーカーなめんな!)

設定を変更したあと、友人の結婚式を見て、初心を思い出して欲しい。
あなたみたいなクズと、人生を歩くことを決めた奥さんを大事にして欲しい。

そんな気持ちをこめて、このnoteを書いています。
(急にハートフルな〆)

▼改心して欲しい、そんな彼との出会いはこちら


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