愛情とお金と年齢の掛け合わせによる幸福分岐点
先日、「花束みたいな恋をした」を観た感想を書いているうちに、大学生から社会人に変わるタイミングを共に過ごしていた元カレのことを、強く思い出した。
もう5年も前のことだから、日常的に思い出すことは、ほぼ無い。
唯一彼との繋がりで残っているとすれば、入社後の新人研修に必要だった電卓だ。
「研修に使うからある程度桁数がある電卓を購入しなきゃ」と言った私のつぶやきを、彼が覚えていて、その翌日、駅で待ち合わせしたタイミングで、文房具店の紙包みをくれた。
その中に入っていたピンクの電卓を