見出し画像

File7.もくもく活動【わいわい型鑑賞会】

2023年9月。
とあることがきっかけで、美術鑑賞会をやってみたいという話になった。
素人による、みようみまねのチャレンジが始まった。

シンプルなビジュアル


鑑賞に用意した作品は、
有名なボッティチェッリの≪春≫とゴッホの≪星月夜≫。

自作の鑑賞カード。せっかくだから作品名とか記録した。

絵画の歴史的背景を説明せずに、まずは「何が描かれているか」を参加者で発表していった。

*GoogleArtを使い、絵画をアップにして細かい所まで見れるのは便利。

1枚目のプリマヴェーラでは
登場人物たちは何をしているのか、どんな服装なのか、関係性はどうなのか…一人が何かを発見すれば、そこから誰かがまた発見をする。
絵画の本来の意味合いとは違うけれど、集まったメンバーでしか作りだせない新たな物語を想像することができた。

2枚目の『星月夜』では
静かにじっくり鑑賞をしてから一人ずつ発表をしてみた。
一体どんな夜なのか?どんなことを感じたか?
みんなでわいわいしながら言語化するのではなく、自分の中でゆっくりと言葉を探すのは中々難しい。


約、1時間半。
ぼくも含めて、参加者は絵画とこんな風に向き合う時間って中々ないよね、ととても楽しんでくれる時間になって一安心でした。(変な汗かきっぱなしだったと思う)

想像力を遺憾なく発揮する人もいれば、科学的なところから分析する人もいる。様々な発見から紡ぎだす新しい物語。
それは作者の意図とはかけ離れていたかもしれないけれど、
なにが正解でも不正解でもなく、「私はこう感じている」ということを人に伝えて、みんなが受け止めてくれる。共有しあえる。

それが人間としての「喜び」なんだ、と改めて気づいた鑑賞会でした。

実は第2回目もすでに終了している。
新しい参加者も参加してくれたり、もっとやりたい!なんて声に
完全に浮かれながら第3回目を計画中だ。
鹿嶋でご興味ある方がいらしたら、ぜひーー


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?