2/5〜2/6

2/5(土)

5時あたりに目が覚めたら、部屋の電気が煌々とついていて、わいわいの蟹の動画見ながら寝落ちしてたことに気がつく。金曜の夜はたまにこういうことがある。
さっきまでげらげら笑って酒を飲んでいた友人はきっとちゃんと化粧を落としてベッドに入ってるんだろう。隣の駅だけど、本当は同じマンションに住みたい。
化粧を落としてもう一度寝た。



9時半ぐらいに起きて、ベッドで猫を撫でたり携帯をいじったりする。アラームをつけてなくても、だいたい9時半から10時の間に起きるようになってきているけど、全然12時とかまで寝たい。
でもできることなら8時とかに起きてヨガとか散歩とかもしたい。


実家を出てから散歩をめっきりしなくなった。この駅の付近は緑が少ないし、住みやすさに特化してはいるけれど、歩き甲斐があるつくりでもない。
カーテンを自動で開けてくれるloTとかいらなくね?と思っていたが、あった方がいいような気もしてくる。

週末の朝は女たちとのLINEグループに電話をかけることが多いが、通話参加率の高い隣駅の女がカフェにいるらしいことをツイッターで知り、radiotalkのライブ配信をした。
一人暮らしを始めてから、自分がいかに人と話したがりなのかを痛感する。

毎日姉にその日あったこと、それによって自分の心がどう揺れ動き、どういう内省や疑問や反発が生まれたかなど話していて、それに対しての姉からも意見やコメントがあったりして、夕食後にふたりで答えのない議論をしたり、社会情勢に文句を言ったり、憂いたりしていた。
そういうことを当たり前のようにできることは、ものすごく贅沢なことなんだろうな。
一人暮らしだとそういうことを当たり前にできなくて寂しい。
その代替としてのグループ通話であり、ライブ配信なのだと思う。


家事をしてから、友人がだだハマりしているポケモンユナイトをする。
久しぶりに起動したら知らないキャラクターが増えていて、こないだまでヨクバリスが一世を風靡していたのに、その日マッチングした敵も味方も含めてひとりしかヨクバリスを使用していなかった。
ゲームは好きだけれど、ポケモンユナイトは敵じゃなくて味方にいらつく感覚のほうが多くて、それは特に友人とボイチャを繋いでいるとより顕著になる。
負けが続くと全員が少しいらいらしてきて、口が悪い人間が多いので連携の取りにくい野良の味方を罵ることになり、それが嫌であまりプレイしなくなった。
でもひとりだったらそこまで野良に対して不愉快になることもないのでいい。
気がついたら3時間ぐらいプレイしていて、時間の吸い取られように感動してしまった。次もハピナス使いたい。


夕方、姉が母親と車で迎えにきてくれ、焼肉へ。
借りていたコーヒーメーカーを渡すついでに上がってきた姉に玄関で猫を抱っこしてもらったが、なんとも言えない微妙な表情をしていた。
あとから、猫は感情がわかりにくくて反応しづらい、と言っていて、とてもよくわかる、となった。わたしも本来は犬派だと思う。猫は犬よりもより人間に近い気がする。欲深さとか。


焼肉で学生の店員が、2品目の肉を堂々と「デザートです」と言ってから、間違えました、と恥ずかしそうにしており、あまりのかわいさにびっくりしてしまった。
健やかな人間は、いい。若い男は無邪気でかわいいし、若い女は傲慢で愛しい。若い人間の生命力はやはりそれだけで光り輝いているように見える。たまに鬱陶しいけど。
3品ぐらい多く頼んでしまったけど、どれも美味しくて幸せだった。
上ミノが好きな肉トップ5に君臨。元から肉は得意じゃないけれど、年々脂ののっている肉よりもホルモン系が好きになる。人間の臓物も同じぐらい美味しいのかな、と言ったら、気持ち悪いこと言わないでよ、と言われて、それもそうだなと思いつつ、でもやっぱり肉体が美味しいというだけでも牛はヒトの上に立っているのでは、役立っているのでは、と思ってしまう。


焼肉に来るたびに、漠然と好きな男に肉焼いてもらいてえ~という気持ちになる。性欲に直結しない世話を焼いてもらいたい、赤の他人の男に。
恋人からの連絡がを早々に気にしなくなってる自分がいる。


2/6(日)

9時半にまた目が覚める。
まだ誰も起きていないので二度寝したかったが、結局ツイッターを見た。
ネット上で受賞した漫画が同人誌をパクっていると話題になっていて、面白いけどなんか似てるな影響受けてんだろうなと思っていた分、悶々とした。
影響を受けたかどうかなんて無意識なのかもしれないけれど、それを咀嚼して自分のものにできるかどうかって、たぶんめちゃくちゃ難しい。この子は年齢的にもそれが上手くできなかっただけなんだろうなと思う。知らんけど。


10時半頃に起こされて、ぜんざいとフルーツとじゃがりこを食べた。
スイカに塩はあまりしないけれど、ぜんざいに塩昆布は愛してると言ってもいいぐらい好きで、取りすぎないようにしなければと思いつつ気持ち多めに取っていた。


姉と犬の散歩に行くなかで、恋人が思っていたよりもしょうもない人間なのかもしれなくて、それが嫌だ、という話をした。
指名している年下のホストのほうがもはや彼より人間ができている気がしてしまう。比べるものでもないけど、やはり身近に同性が複数いると比べてしまう。
比べて、自分にとって心地いい他人とはなんなのか、自分にとって許せないものはなんなのかを浮き彫りにしようとしてしまう。


姉は過剰に驚かないのでなんでも話しやすい。
面白い考えだね、とか、それはどうして?とか、定型分でまとめようとしないところがいい。
長年わたしの周りにいてくれる人は、結婚しようと言っていた唯一の男友達を含め、結論に至った過程を聞いた上で、わたしの思考を面白がり尊重してくれてそばにいてくれているので、安心して話せるし、この人たちにわたしの人生を見ていてもらいたい、と思う。
だからわざわざ新しい人間と出会わなくても十分だ、と思ってしまうのかもしれない。良くも悪くも。


家に帰ってから、それなら出勤するー!と言ってくれた担当に、長居できないし別の日に行くかも、と返事をした。
そこまでお金を使わない日にわざわざ出勤してもらうのは彼にとってのコストパフォーマンスがよくない。
細客なのでそれなりにわきまえていこうと思えるところがわたしのいいところである。うそ、あんまりわきまえてないところもあるけど。


休みの合わない恋人に対してPDCAを回せないことにげんなりしている節がある。
悩みを避け続けて生きる人間に対してもうんざりしている。
やはりこの男はひとりで孤独に生きていくべきなのかもしれない。
早くも別れたさの片鱗が見え隠れしていてだるい。話し合いをしようとしない相手により全くもって解決もできないこと、に対して脳のリソースを割かれるのが鬱陶しい。ホストよりコスパが悪い恋人。という悪口。

レトルトのカレーにブロッコリーと鳥もも肉を入れて食べた。
食器も洗えたので優勝。
明日出社しようか悩む。雪じゃないといいけど。







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