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【足裏三点歩行術】鉄壁のウォーキング力 5つの歩行術-其の四

鉄壁のウォーキング力をつける歩行術  ④
歩きが楽になる
踵からつま先へ。 ~足裏三点歩行術~


 次は下半身です。足裏と足首の使い方について。足裏の使い方を極めれば、ウォーキング力が高まるだけでなく、歩くのが疲れにくくなります。そのためには、足裏と足指の使い方がポイントとなります。

ところで、

 街で歩く人をみていると、前のめりになった歩き、足を前に放り投げるような歩きや、子供のようなペタペタ歩き、足を引きずった歩きなど様々です。

 これらの歩きは、足指を十分に使いきっていません。多くのかたが踵を中心にした歩きで方、踵と親指だけを使った歩きになる傾向があります。

 足裏は本来、身体の体重を分散させるクッションの役割があります。

 足はアーチ構造になっています。

 踵の部分と5本の足指の付け根で橋をかけるように支えています。

 このアーチ構造があるために、歩くときの衝撃を分散させてくれるのです。

 しかし、踵中心の歩きや足裏全体が使えていない歩きでは、足裏の本来の役割としてあるクッション性を活かせてないので、歩くときの衝撃がもろにかかるので長い時間歩きにくくなり、膝や腰を痛める原因にもなるのです。

ではどうするのか? 

 簡単にできる方法として、足のかかとから着地し、小指・親指の順番に体重を移動させることです。

 かかと、小指、親指のの3点を意識します。

足裏の絵

かかと → 小指 → 親指


この時に注意したいのが、つま先の向きです。

 つま先が外側あるいや内側に向いていると、踵から親指への重心移動になってしまい、足指全体を使えなくなります。

 歩くときには、かならず、つま先までしっかりと移動します。

 着地するときにはかかとから地面につけて、足裏全体の重心を前に移動させていき、足を離すときにはつま先の先の、足指の先まで使う意識を持ちましょう。

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 これは当たり前のようにきこえますが、できている人は少ないです。

 意識してみると、つま先の先までは全然使えていないはずです。踵が中心の歩きになってしまっているのです。

 そして、足の指先まできちんと使えないことが、外反母趾や浮指の原因になっています。

 足のトラブルは、足の力のかけかたの滞り結果です。


 この踵からつま先への移動を簡単に実践する方法があります。

 それは、足を地面から離すときに足の裏を後ろの人に見せる意識をもって離すこと。

無題のデザイン (11)

 それができるようになったら、今度はかかとを地面につける前に足裏を前の人に見せるようにすることです。

 これが簡単につま先をしっかり使う方法です。

 この時に注意することは、足を蹴りだすわけではないということです。

 つま先は地面から離れるだけです。足を蹴りだす歩きだと足指を使わず、指の付け根を使った歩きになります。


 このように、踵から着地して親指から小指まで足裏全体を使った歩きができるようになると、足首を使った歩きになります。

 足首を柔軟に動いて歩くことになるので、脚(すね・ふくらはぎ太もも)の前側と後ろ側をまんべんなく使うことができるようになり、脚の筋肉をバランスよく使うので足が細くなります。逆に足首が使わない歩きだと、偏った筋肉しか使わないので、脚が太くなってしまいます。

 この足首を使う歩きを可能にするのが、足裏3点を意識して、足全体で歩く歩行術なのです。


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